2017年11月10日

大蜘蛛ちゃんフラッシュ・バック(1) 植芝 理一(講談社 アフタヌーンKC)


ずっとモーニング系は読んでいたので当然存じ上げている作家さんですが、ディスコミュニケーションの最初の何冊かをのぞいてはあまり縁がありませんでした。当初、本作も手に取ったときに「それ」とはわからないくらいでした。

早くして父を亡くし母と2人で住んでいる。父の葬式の日から父の意識がアタマに流れ込むフラッシュバック現象が起こる。きまって女子高生だったころの母親との出会いやエピソード。そして主人公は高校生。母親はアラフォーで肉感的になっている。高校の自分に(父親に)ラブラブのときの母親と、今の自分に(自分に)ラブラブの母親。
そりゃああんた母親に恋するだろう?ってマザコンラブコメだったのでした。大蜘蛛というのは母親の旧姓。

1巻時にはわりと展開はなく現実の肉感的な母親とエロコメで、フラッシュバックでは淡いラブコメ、それに振り回されて主人公が消耗しているという、基本を丁寧に描いている。

JK時代に蜘蛛がこわくて父親に抱きついたのとおなじことを息子にもするとかな。そりゃあ恋するわ。

ということでマザコン養成マンガなのでしたが、自分の母親のJKをみても恋しねえだろうなあとは思ったり。


posted by すけきょう at 23:09| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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