2017年11月16日

ノブナガ先生の幼な妻(1) 紺野 あずれ(双葉社 アクションコミックス(月刊アクション))


「声のおしごと」以来かな。
信長の嫁さんが現代の信長の末裔のもとにタイムスリップすーるって話。信成とか実在の人はかんけいない感じで。
で、14歳、ロリなんだけど、当時の政略結婚とはどういうことをかを知ってるわけだから、さっとハダカになってさあ子作りしましょうと。で、30歳中学教師だけど童貞でクソオタク(でもイケメン顔)はアワアワになるという展開。そいでもって転校してきたり、先生が好きな生徒とかも登場したりでなんやらかんやらと。
こいつは今の常識を教えないとダメだってエロゲをやらせたりするわけよ。

んまー、ベテランですね。展開が非常にスムーズ。史実もそうだし現代ののロケハン(ヒロインの城跡にいったりする)にいったりもしてて楽しくて飽きない。

好きなセリフ
「そうでもない!!興奮は余裕でできる!!だってゲームとかで普通にいるもん!お前みたいなジト目クールロリ!!」

THE余談。
あー、ちょうどこれを書いているころ(2017年11月15日)、14歳の爆乳中学生がいたって2次元絵で描いたことで世間が炎上しております。それを鑑みつつ、14歳はもう子作りのために政略結婚として嫁に出させられているってことが描かれてる本編を読むと味わいですねえ。本編の14歳の幼な妻はそれがアタリマエだからなんかありゃ全裸になって「さあ子作りしましょう」って抱きついてくるわけよ。だけど、先生側は「こっち」の常識にとらわれているからあたふたする。それがギャグとして成立しているってことが、つまりは、そういう価値観、「まだ」14歳の女性を性的な目でみることはケシカランってのがバカみてえって写し絵にもなっているわけですよ。
批判コメントのなかに「警官の前で14歳の爆乳中学生云々言えるのか?」ってありましたが、それなら「14歳の嫁なんて超ロリコンって織田信長に向かって言えるのか?」ってことにもなるわけよ。
そして「それ」を書いている本作は糾弾されるものなの? 中学生が実在しているのなら斎藤利政の娘の帰蝶も実在してるんだしさ。
まあおもしろいわなあと。

2巻も楽しみ。


posted by すけきょう at 20:21| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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