2017年11月18日

はなまる魔法教室 2 井上 知之(小学館 裏少年サンデーコミックス)


魔法使いの先生がやってくる小学校の話。2巻。

2巻冒頭の7話8話が本当に本当によかった。
あー、ややネタバレ。
主人公に該当する生徒、少年がいる。彼は先生がきて最初に魔法を覚えるようになる。発動するって感じで魔法に目覚めるのかな。書くとそれが実在する魔法。彼は夢中になっていろいろなものを生み出す。そして「魔法が切れる」。もう使えなくなる。そう魔法は有限なんだよね。
それに対する答えが冒頭にある。
この展開は予想もしてなかった。そして非常に心が震えた。おれはみたことがない展開だった。それでいて「ああああ」って思うような素晴らしさ。
それからの「つながり」も素晴らしい。このエピソードもまた珠玉なんだよなあ。
魔女先生が基本あまり出しゃばらないところがまたいいんだよ。小学生同士のやりとりを後ろからニマニマみている感じで。

そしてすごい矛盾してるようだけど「感動」的じゃないんだよ。えーと、小学生自身は。
読んでるこっちは滂沱の涙なんだけど、小学生たちは悩んで学んで心の底から納得して晴れやかな顔して次に向かってるわけでさ。そのサマに心が震えるわけです。

いやもう最高だぜ。小学生に戻りたくなる。


posted by すけきょう at 19:11| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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