2巻も好調。
愛玩動物ロボが世界最強の知能を持つAIに支えられているロボットで、さえない閑職のおっさんファミリーの家に居候しているというマンガ。
居候マンガというドラえもん的なマンガ、氏も「グーグーガンモ」という歴史に残る名作をモノにされているけど、それに対する「今」の答え。
それにあらゆる最新の風俗や最先端の情報などを網羅しつつもマンガに溶かし込むその手腕は相変わらずで、今回はAIと将棋ソフトと棋士のあり方みたいのを絡めつつ展開。
この情熱はなんだろう?と思う。新人のように貪欲に攻めている。それでいてベテランの安心感はかなり前からある。それこそグーグーガンモのころはもうベテランの域だったもんな。
それともうひとつの特長は狙いなのか天然なのかわからないけど、キャラに足す情報の「遊び」。今回長女が相撲ガールってことでスマホの待受が稀勢の里とか。こういう「え、なにそれ?」ってのもあるよなあ。「ごめんあそばせ」という超絶美人だけどタイプが稲川淳二氏でいつもCDプレイヤーで怪談を聞いているってのとか印象に残ってるもんなあ。
装丁がー。有名な方のものですけどなんかちょっと感。マンガの中身にあってるようなあってないような。でも、正解はよくわからないですが。