2017年12月12日

終わった漫画家(1) 福満 しげゆき(講談社 ヤンマガKCスペシャル)


福満先生が出てこないやつ。すなわち創作ですね。
才能が枯渇したマンガ家。デビュー作がそこそこ売れたのでその余波でマンガ家としての生活ができているが先行きが暗い。そういう自分を打破するために女性アシスタントをやとってあわよくばエロいことをしたいと思ってたところぴったりのが現れて、あまつさえも野望に燃えるJKまで入ってなんかしょーもない規模のラブコメが展開するという。

それぞれの思惑が微妙にからみバトったり仲良くなったり画策したりの心理ゲームが繰り広げられてます。ほぼ3人で。ほぼ漫画家の部屋で。

絵柄がちょっとかわってシリアス風になってる。これはどうなんだろう。おれはあんまりです。後半につれ、いつもにもまして男が空気になりつつあるのだけどどうなるんだろう?と。

こんなもんやってしまえばおしまいだろうと思うんだけど、作者が「それだとラブコメにならない」って時論をあとがきで展開されておられるので(意味はわかる)、そっちはない。で、どういうところに着地するんだろう?という興味はあります。


posted by すけきょう at 18:58| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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