2017年12月13日

シネマこんぷれっくす! 1 ビリー(KADOKAWAドラゴンコミックスエイジ ひ 4-1-1)


よくある、女の子が出てくる映画あるあるマンガかと思ったけどだいぶ個性的でよかった。いい引きだったぞおれ。
カワイイけど、それぞれ黒澤映画(映画全般か)バカ、カンフー映画バカ、Z級映画バカの3人。得体の知れない男先輩キャラ。そいで主人公というオーソドックスではある並び。
そいでマニアックなネタをからめつつ、時事やざっくり映画あるあるをからめつついいバランスでボケてツッコんでちょっとサービス展開もあるという。

ツッコミがいいんですよね。

字幕派が吹き替え派をdisるときに「主演キャストに売り出し中のアイドルを起用」で血を吐くとかな。なにがいいってそのあとなにげなくそのタイトルを上げるんだよね「TIME」な。

マリコ様の吹き替えが酷い……? 「キャスティングした奴は切腹すべき」 マンガ家の酷評が話題 | RBB TODAY
https://www.rbbtoday.com/article/2013/04/04/105817.html
(このマンガ家がビッグネームなんだな)

あと「古い名作と洋画が大好きで! 最近のほうが貶しがち!」ってハイアンドローを延々と解説したり、これでアンケートの結果が芳しくなかったのか、突然ラブコメみたいな展開でラブ・ストーリー映画をみたりと、いい意味でいろいろやっているのもいい。

とくに1話に衝撃を受けたんだよな。しつこい勧誘を受けてる主人公に

「あんたらはなんか学校の爪弾き者感がするんだよ!」「顔の良い女の先輩が三人も居てそれ目当ての奴すら一人も来てないってのがその証拠だ!!」

IMG_4434.JPG

これはいろいろなこういうマンガの芯を食ってて感心したわ。実際美女ばかり集まってる団体が美女だけで存在できてるのは不自然だもんなあ。プリキュアの集団なんかもそうだし。

2巻も楽しみです。


posted by すけきょう at 22:09| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]