2018年01月15日

どこか遠くの話をしよう 下 須藤 真澄(KADOKAWA ビームコミックス)



もっとかかるかと思ったら案外と早く出ました。上下巻完結。
南米高地の小さな村。見知らぬ男が迷い込む。言葉もわからないし自分が誰かもわからない。ただ、チロという娘をはじめとして村の温かいもてなしで言葉を覚え、溶け込んでいく。ところが彼のもちものをみてみると明らかにこの時代じゃないものがある。ってのが上巻。

下巻では彼がなにものかという正体がわかる。これがかなり予想を超えてなおかつドラマチックだった。

そしてそれを受けてラストへの流れもまたよかった。こっちはドラマチックじゃないところが感動的だった。そして基本静かにはじまり静かに終わる。だけど壮大な物語を秘めている。

よかった。


posted by すけきょう at 18:24| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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