2018年01月25日

ヤンキーショタとオタクおねえさん(3) 星海ユミ(スクウェア・エニックス ガンガンコミックスpixiv)


タイトル通りの話。3巻目。
ヤンキー親に生まれて育てられた美少年小学ヤンキーがなぜか地味オタクおねえさん(恋人いない歴=年齢で働いている)に恋をしてつきまとうという。
3巻はいろいろと華やかになった気がする。ふたりの関係の妙に進展していく様子や、脇キャラのいい仕事、ときおりバチンと決まるギャグとかいいシーンが多いです。パンパンマンの粉砂糖化はなぜかすごくツボでした。あとトモトモな。彼女もすばらしくいいキャラ。

あと作画が上手いね。うん、プロにむかってなにいってんの? えーと、ヤンキーショタ少年には、このおねえさんがすごく「美し」くみえる。この表現が非常に上手いってことがいいたいの。恋すると容姿をキレイに描くってベタなマンガのテクニックがあるけど(専門用語で美化という)、そうじゃないシームレスな描画がいいんだわ。
少年なので下から見上げている視線で描いてるんですよね。少年にとっては憧れの存在であり見上げる存在だしな。文字通りの「大人のおねえさん」なんだよ。で、それが、ショタ同人を書いたり、ショタフィギュアを手に入れたときに「まつりだぁぁ」ってなってるオタクおねえさんになるときに、そのふたつに描画上大きな差がない。でも、少年がみているおねえさんはたしかにキレイなんだよね。それがわかる。これはすごいことだよ。
とくにコミケに無理やりついてきた少年のみたおねえさん描写はすばらしかった。おねえさんショタ同人売ってるのに。

ふたりのラブラブなところがもっとみたいってのもあるけど、脇キャラがみんないちいちいい仕事をするので彼らの活躍もみたい。ここいらは悩ましいところですよね。

んま、つまり、いい感じの3巻でしたよ。



posted by すけきょう at 21:48| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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