おー、全く知らなかった。
2017年「このマンガがすごい!」にもランクインした「映画大好きポンポさん」の作者によるスペオペ長編。
pixivであった同名作品に30ページ以上の加筆修正をくわえての全1巻。残念なことにpixivで同作品はなくなった。
天才猫村博士が宇宙の真理と宇宙美女に囲まれてウハウハになるという野望を持って宇宙の果てを目指す話。
SF、んまあ、広義には物語全部だけど、本当とウソのブレンドこそがキモだけど、本作の、宇宙本当知識とウソ知識の混ざり具合が本当好みでなあ。
月のうさぎの天文学者と、火星の女王と、宇宙船のロボ幼女と4人での旅がいい感じでなあ。
しかも、真ん中くらいからの展開、そのままラストへの怒涛のハードなSFとすこし不思議なSFとの炸裂する感じ。
いろいろとごった煮のエンターテインメントやわあ。そしてオチがまた好みでなあ。クレジットロールが出てこない昔の映画的な。
宇宙に興味ある人も、スター・ウォーズ的な興味も、ラブコメも、どんとござれで、ネタバレで書けないけど、劇場版ドラえもんばりの道具の「ああこういう使い方があったのか」みたいな細部まで神が宿るように配慮されたデキです。
今年は「映画大好きポンポさん」のアニメの話も出てくるといいなー。
最高最高。