安定の10巻なのか終わりにむけての10巻なのか。
長いマンガはたいてい「おもしろすぎて」長いのが気にならないか、もう終わる終わる?とみせかけてつづく場合。両方のあわせ技もあるし両方なくて長いのもある(それぞれ別の理由がある)けど、まあ最初の2つが多いね。
本作はわりに最初のほうから「あれ?早く終る?」とみせかけつついろいろとはさみつつ長いパターン。構成の妙でしょうかね。
基本ラインは、男性の頭上に初恋の女性の幽霊のようなものがみえる。さわることはできない。そして初恋が成就したらそれは消える。そうじゃない場合、いつまでもいる。
それがみえる主人公と男装のヒロインが、初恋成就を願ったり、自身の恋愛ネタも含めてドタバタに巻き込まれたりする学園ラブコメ。
最近は他人の恋愛要素はでてこなくなり、主人公と男装のヒロインと幼馴染の超巨乳との3角関係にだいぶフォーカスがあってきてて10巻では、男装のヒロインが男じゃないことをその超巨乳にバレてしまうという展開。
ややこしさはマックスだけど、それぞれの流れはかなり「終わり」に向かって流れているようには思えた。ただ、それをスカしたこともあるんだよねー。だからまたそれなのかなーとか、そろそろ時期的には終了への流れになったほうがいいんじゃないかなーっとか。