2018年02月09日

ぼくたちは勉強ができない 5 筒井 大志(集英社 ジャンプコミックス)


ますます快調5巻。
3人の美少女の家庭教師役を務めてる男のハーレムラブコメ。3巻で先生、4巻でOBと5人の美女とあーだこーだになってますが、その交通整理がとってもすばらしい。
基本は3人のなかの誰かがメインでどぎまぎラブコメになるパターンですが、交通整理で凄まじかったのが「問37(37話ってことね)」ですよ。
女の子のひとりに料理を教えてくれとたのむ主人公。実は全然できない。でも、そんなわけにもいかないから料理が得意なともだちにラインでこっそり尋ねる。でも、それが変なふうに伝わってって、この流れでメンバー5人全員登場してなおかつキレイにオチまでつくんだもん。そうとうな離れ業だと思うぞ。
そのあともうまくローテーションでそれぞれの主役回ありだし、各メンバーもほどよく参加するで、台湾の故宮博物館にある、大理石の玉に穴を開けずに15層にしてそれぞれに彫刻を施してなおかつ「動く」ようにしたなんて宝物を思い出すくらいの精密なデキです。
(参照:[国立故宮博物院[National Palace Musium ] | 台湾観光−台北ナビ]の彫象牙透花人物套球ね)

画力じゃなくて、エロや萌えじゃなくて、ドラマチックなストーリー「展開」じゃないところで、超高度なことをしてるマンガです。


posted by すけきょう sukekyo at 18:13| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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