完結巻。研究所で働いてる30間際の主人公が死にかけることによって、一瞬思ったことが「セックスもしてないのに死ねない」ということだった。じゃあセックスしておこうかってことになり、同じ職場に適当な相手がみつかってあーだこーだしてるうちに相思相愛になったけど、まだセックスにたどり着けないので大変という1巻のあらすじから、2巻ではセックス成功しました。そして終わりました。シンプルですね。
本作はあらすじにそう突飛なことはないのでこれでもいいでしょ。
研究所で働いてる女性らしくていろいろなことが明後日の方向へ向かう研究になるところがミソで、「自分はセックスでエロい気持ちになれないから彼がその気になれなくて失敗するのではないか」と仮定して、それならって、ルンバやケータイを駆使して羽で自分をくすぐるマシーンを作ったりする。そういうのがおもしろいんだよな。でも、こうじゃなくても好かれよう好かれようって女性がいろいろと合わせてくる感じは愛おしいわねえ。男性がやると気持ち悪がられたりもするんだけど。
そのあとの短編2つもおもしろかったです。ちょっと意地悪だけど純情で一途な男性キャラばかリだなと思ったりもしました。