最終巻。ゆっくりと日常は終末に飲み込まれ、旅行も終末に飲み込まれていくのね。フェイドアウトな終わり方。
いやもうこうなってしまったらこうなるしかないっては思うけど、次の瞬間次の瞬間って奇跡を待ちながらページをめくったなあ。
本を燃やし、日記を燃やし、暖をとりながら生き延びていくってシーンが圧巻でした。それこそ、文明が崩壊し、それでも生き物として生きていくという地球全体の流れをダイジェストで演じてるサマに。
読んでいるとゆっくりとココロに雪が降り積もる感じ。そして終わる。近年ない印象に残る最終巻ではありました。いいもの読ませていただいてありがとうございます。