8巻です。そしてアニメ化です。めでたいです。
6巻から2年ぶりに復帰です。いろいろあって。ただ、そのいろいろあってからの復帰でずいぶんと恋愛寄りになっていったんですよね。そりゃまあ主人公らは成長しているし今は盛りまくりの高校生だからしょうがないところもあるんですけど。
ヒロインと恋敵のタイマンが8巻のメインだったけど、アレっすよね。無口クールで表情とゲーム内の分身の動きで感情を表すってタイプなんだけど、高校生となるとその違和感がハンパねえなとは思うようになりました。そのままの性格でいながら年相応に盛ってるし。
アニメでヒロインの声の人いるのか?って感じはする(ムフーとかあるからいるんだろうけど)。
かわいいけど、リアリティがどんどんはがれていく。それはもうしょうがないっていえばしょうがないんだけどね。20代ばかりなのに「おまえらなんだ」ってマンガとかもあるしな(これもゲーム関係あるマンガ)。
しかも、そういうのでありながら、部屋に主人公を呼んでふたりでゲーム三昧のちに寝るとか謎の行動をとったりする。しかも、これがマンガの魔力なのか変な存在感もあるんだよね。とくに、主人公ひとりにゲームをやらせて寝そべってる彼女の妙なエロさな。
しみじみ不思議なマンガではあるよなあ。ただ、最近「ゲーム」はこじつけすぎのような気がしないでもない。とくに主人公、原付きの免許をとってみたりなんかちょっと「ゲームだけじゃアレなんじゃないか」モードになっているよなあ。あの人生だと高校がゲームバカのピークになるはずなんだけどねー。でも、それになると主人公らしくなさすぎるからね。それならもうちょっとゲームから距離をとればいいのにとも。実際、おれも恋愛脳がピークだったころに流行ってるゲームわからんし。
まあ難しいところっすね。しかし、押切氏のマンガっていつもどこか現実と決定的なところで断絶しているような気はするな。うまくいえないけど。