あまり意識してなかったけど「いのまま」って食エッセイをお書きになられた方だな。最近みたなこういう画風と思ってたらいっしょだったという。
これはオリジナル。
純文学作家の日常を描いたあまり「おこらない」話。ダブルミーニング。あまり事件は「起こらない」し、主人公はあまり「怒らない」ひとだね。
食えないものだから警備員のバイトをする。終わってすぐに帰りの電車でポメラをあけてパチパチキーボードをたたく。
おもしろいのは「たほいや」って言葉遊びをするという企画で異業種の方といっしょに学園祭に出たんだけど、みんな「食えない」からいろいろなことしてるんだよね。マンガ家のひとも作曲家のひとも。
あと「そういう人」となぜか知り合う女性ってのも登場する。マストドンみてると「なんで?」って思うくらい顔が広いヒトがプチ自慢トゥートしてて「なぜに?」と思ったりもするんだよね。
彼女は2巻以降も活躍されるのか。
うん、ポメラがすごく欲しくなるね。だれか買って。小説書くから。
読了するとすっかり夜が明けたけどまだ朝じゃない外の空気を吸い込んだような気持ちになる(ちょっとあてられて文学的に)。
(と、amazonのアフィリエイトを貼ろうとしたらプレミアがついてけっこう高いことになってるのな今)