2018年04月02日

ゲーマーズ! (4) 高橋つばさ(KADOKAWA 角川コミックス・エース)


もうアニメで見終えた感があるし、それを追いかけてるような4巻ではあったけど3巻よりはおもしろくなっていたなあと思いました。

ごめん、そもそも原作(正確にいえば原作を基にしたアニメ)がスキではないです。だから相当健闘してるんだと思います。

つまりはゲーマー、ゲーム好きとその周辺がカンチガイにカンチガイを重ねて混沌とした恋愛模様になっていくのをニマニマ眺めるという、ラブコメをメタにしたような味付けが原作で、ラノベ、ひいてはジュブナイルによくある延々と会話したり状況を俯瞰で整理したりするシーンがつづくわけで、それがたとえば、カイジのようなギャンブルだったり、SAWやCUBEのようなデスゲームだったり、ハンターハンターやジョジョのような殺し合い心理ゲームではなくてラブコメで相手がどう思っているのかをカンチガイしてどう明後日の方向にころがっていくかをニヨニヨと眺めているという構図であるとおれは受け止めてます。

例に取り上げたマンガもそうだけど、それをマンガでやると文字ばっかりになるんですよね。もともと文字ばかりの小説はそれでも不自然さはないけどマンガはとたんに不自然になっていく。

そこに果敢に挑戦しているような気はした。最後のデートの話なんかはかなり頑張っておられるような。
絵もムチムチがなくなったけど全体的に著しく底上げされているような気はしますし。
うむ。まだマンガは「好き」だな。アニメはたとえアマゾンプライムビデオに入ってもみなおすことはないと思うけど。


posted by すけきょう at 18:48| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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