大金持ちのお坊ちゃんの見合いに出るように強制された子会社の社員の娘。でも、娘は乗り気じゃないのでJKの妹に押し付ける。妹ははっちゃけたリアクションを取る。そして「これでもくらえ」とキスする。そのことではじまりつづく「お見合い」。タイトルどおり高嶺くんと花さんの話ね。それが10巻つづくからすげえよなあ。
いっきに10巻まで読みましたが、6巻くらいまでは脇キャラも活かしてのワイワイしている感じが楽しかった。お坊ちゃんの「俺様」感が強すぎるのでいきおいまわりのキャラが「いいひと」で固められるんだよね。それはヒロインで主人公のほうもそう。アクが強すぎる2人が主人公なんだよね。
7巻ではお坊ちゃんが無一文になる。8巻では同居することになるというかなりなテコ入れもあるけど、9巻からはやっぱり「オイ、おまえらもうつきあえよ」ってくらいの気持ちが蔓延し始めたな。それはそれで果てしなく続くワンパターンへの前振りとなるのか、それともさらなる展開への布石となるか。
ということでわりに相思相愛になっててまわりにもバレバレでライバルもいないけど(双方ともアクが強いから)、展開はあまりない10巻と。花さんが自覚してラブラブ一直線になっている。高嶺さんのほうはもうだいぶ長いことラブラブなんだけどな。
ただ、テンポ、ふたりのやりとり、ギャグのセンスなど読んでてとても心地がよいので人気があることも納得ですね。