ピークきました。マジ卍。最THE高。
1巻ほぼまるごと体育祭で、準備段階からはじまり、あらゆるネタをぶっ込んでいて、9巻の表紙にもなっている石上という会計の過去編をメインに据えて1冊で驚くくらい完璧にまとまっている。
体育祭という流れで、普通に本編が展開されるパターン。とくにシリーズ連載している主人公の生徒会長が実は苦手なものがあって藤原書紀が特訓する編もこれまでで最高傑作だったりするしなあ。
各キャラのお約束もあり(新キャラのミコさんがやや弱かったけどまあしょうがない)、「置きに行く」というのでもないけど、ここでこのキャラが決めるってのがもうこれ以上無いタイミングで発動したりして、新キャラとして本格デビューの生徒会長のダメ父親もいい仕事してるしで、スキがなさすぎる。んまあ、この仕掛のために配置しました感はあちこちであるけどそれもセーフのレベル。
そして石上ですよ。彼の遺恨が晴れることになってよかった。心の底からよかったと思う。そりゃあ石上もああなるけど生徒会長にココロ開くわけだ。
泣きも笑いも盛りだくさんでしかも、すべて体育祭で展開するという。それでいて同じような話はなし、安易な体育祭あるあるはほぼ控えているという。
何回読んでも(4回立て続けに読んでます)クライマックスに涙するわ。マジ卍。