2018年05月19日

たのしいたのししま(1) 大沖(講談社 講談社コミックス)


アンソロジーなどでは名前を存じ上げておりますが単品で買うのははじめてです。
4コマの方なので、ストーリー4コマで展開します。
離島に転校することになった東京出身のシティボーイと愉快な仲間の島ライフです。
8歳の村長がいたり、箱みたいな猫がいたりと、多少の「なんじゃそりゃ」がありますが基本は離島あるあるを中心にのほほんと展開していきます。

たとえば、釣り。旅行にきた旅人が捨てていった釣り針を拾ってそこらへんにあるフジツボを砕いた中身を餌にして釣るって。
ときおりのあるあるがリアリティ満点なんだよな。作者も離島出身だそうだし。

「のどか」しかないのにのどか感があまりないのもおもしろい。基本3人でダラダラ話してるってシーンも多いのにそんな「のどか」でもない。

味わいあるよなあ。誰も傷つけないタイプの笑いであり、少ない登場人物と「なにもない」が特徴の島で話をもたしてるんだもんな。

1巻は妙にストーリー的な「ひき」があるけどそれがどうなるんだろうと。まちがえても「ゴールデンゴールズ」や「サマータイムレンダ」みたいな同じ島モノでも同じサスペンスホラー仕立てになるってことはないんだろうな。


posted by すけきょう at 23:39| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]