2018年05月27日

ゴールデンゴールド(4) 堀尾 省太(講談社 モーニング KC)


あー、前巻に引き続き「重く」なってきているなあ。
すべて必要な絵やセリフなんだろうけど、もっとすごいシンプルなところで「動き」がほしいなと。
たとえば4巻でいうと刑事を脅かすところみたいなアレよ。
あと餅まきのところもよかったけどさ。

じわじわと事態がおかしなところに転がっているのはよくわかるし、たぶん、1巻から通して読むとそんなかったるくもないのはよくわかる。
だから、「単行本が出るたびに読む」ってスタイルが1番不利な作品ということなんだよね。雑誌連載のタイミングか、完結してからまとめて読むとそういうことはない。それは「刻刻」のときも十分わかっちゃいるんだけどね。
そうだよ、「刻刻」は特異な環境下にあったから緊張感がつづくんだけど、本作はそこそこ人がいる離島が舞台だからわりにぬるいんだよな。ずっと不気味な雰囲気が漂ってはいるんだけど。
でも、そろそろ派手な終い支度を始めてほしいとは思った。



posted by すけきょう at 22:46| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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