最終巻。富山出身の漫画家フェアってのを富山の書店でやっており作者の作品もあったわけです。そこで買いました。
本編の内容は富山とはほぼ縁もゆかりもない感じです。
主人公とヒロインは昭和の文化やアイドルが好きってことで意気投合してついにはつきあうことになるという展開で、いろいろありつつも仲はよくなって、ヒロインもこのままではいけないって手芸部にはいったり、これまでずっと謎として引っ張ってきた父親の謎や、80年代グッズ満載の謎の家の秘密もわかり、そして予想外に立派なラストがあり、ハッピーエンドということですね。
このくらいの年齢の女子のもったりした肉付き描写がすばらしかった。それでいて健全な感じで推移したのもよかった。それこそ昭和の健全な少女マンガでの学生のおつきあいのレベルで抑えていた。80年代といえば今よりハードな学生の恋愛模様もバンバンありましたけどね。たがみよしひさ氏のマンガとかな。
あまり当時の昭和うんちくにも寄せないし、ストーリーも必要以上にドタバタさせてなくて、80年代の懐かしグッズもさりげなく、でも、リアルに描写という。丁寧に丁寧に描かれてるのはよくわかります。ただ7巻という量が必要だったのかしらとも思ったりもします。そういう作風なんだろうなとは思いますが。