アニメのまんが道です。アニメのバクマン。です。
アニメに魅入られた少年ふたり。昭和が舞台。
1巻では話がけっこうトントンと進行するが、それぞれがよく練られた話でな。
演出や監督を目指す男、アニメ好きということを隠してウエーイなところに所属している。あるとき、絵がうまい同級生を知る。そして彼をアニメ沼に引き込む。彼は天才だった。その知識をどんどん吸収していく。それに自分も発奮されていく。
1巻では好きなエピソードが2つある。
ウエーイ族にいた主人公、その中にも親友と呼べるやつはいる。だけど、絵のうまいやつとばかりつるんでそしてついにはそのグループから完全に距離を置こうとする。その元親友との決別の話。
ふたりで夏休みを利用してアニメスタジオを見学という名の就活に行く。そこでアカラサマに彼の天才と自分の凡才とを思い知る。
このふたつのエピソードを読んで、すなわち、1巻を読んでから最初のエピソードを読むとこれがいいんだ。簡単に涙が出てくる。
そして本作は完結まで絶対に読むんだと思ったのよ。