うわ、とってもごめんなさいだ。
このマンガ大傑作じゃないか。
9巻にして1巻から引っ張ってきた学園内の殺人事件の犯人が判明する。そしてあらゆる箇所が急速に「ひとつ」になり本作のキモが可視化できた。そこでやっと気がついたよ。大傑作だって。遅いよ。でも、それはこのマンガのペースにもいえる批判ではないか?
本作、「僕のヒーローアカデミア」と似てるな。ヒロアカも本作も帰結するのが学校なんだよ。学園ドラマなんだよ。双方とも強引で無理くりに学園ドラマに帰結しようとしている(というかした)。しかも、期せずして7月発売の最新刊でその傾向が鬼のように機能する。かたや学園祭、かたや部活動で。
そしてもうひとつぶっちゃけるわ。どっちも構成がやっぱりウーンね。本作の主人公レゴシの過去編はいまインサートすべきか? ルイ先輩との邂逅はいまだったか? ハルとのイチャコラはソコだったか。ビルの恋愛話はどうじゃ?とか。
まあ無数の選択肢と展開から死ぬほど考えたすえのそれだったということは考えられるし、「適当言うな」っていわれたら素直にすみませんだし、9巻はほんと「これのためだったのか」ってのがいろいろとあってそれらがぎゅーってなっていく瞬間は本当ワクワクしたし、おもしろかったことはまちがいないっすから。
ということで俄然10巻が楽しみになってきたのです。