2018年08月05日

ヒトでなしに振り回される童貞。とてもつらい 1 とく村長(キルタイムコミュニケーション ヴァルキリーコミックス)


アパートに住む童貞。となりにエルフ親子が引っ越してきて、座敷わらしとサキュバスが通い妻みたいになり、バイト先にキョンシーがいて店長がオーガ、階上にはヴァンパイアにマッチョな雪女という、魔物ガールのハーレムに住んでいて、童貞のままという4コマ。

不思議な塩梅だなあと思ったのは、まず彼はセックスのチャンスが非常に多い。そもそもサキュバスも精子を集めに来たわけだし、ことあるたびに別にやってもいいみたいなスタンスの魔物が多い。それは階上の雪女もそうだし、エルフの娘もまんざらでもないしキョンシーもオーガもなんとなればできた。でも、彼は童貞のママ。
巻き込まれ型で不幸になる。童貞で非モテでオタクで売れない漫画家の主人公であるが、彼が率先してなにかすることはない。悪いこともいいこともたいしてしない。だから上記のセックスチャンスもみんなタナボタではあるけど上手くはいかない。そしてひどい目に遭うパターン。そのバランスを保ってるのが不思議。

絵はうまい、キャラはカワイイ。ドエスなタイプのキャラはいないけど、彼はなんかうまくいかない。

そういうことなんでエッチなシーンも多いし、キャラが多数なのに渋滞もないし被りもないし描きわけもみごと。ただ、「おもしろい」の芯をがっつり食っているのかというとややずれ気味だったり。でもけしてつまらなくはない。

不思議な感覚ではあります。あと誰かやらせてやれよ。






posted by すけきょう at 17:44| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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