2巻もおもしろかった。
杓子定規できちんとしている金剛寺さんがいろいろ自由な樺山さんとつきあうラブコメ。
とよ田みのる氏特有の激しくぶっちぎる表現の極北ともいえるくらいの強調表現。すごいを通り越して感動にまで結びつけるそれな。
金剛寺さんとの愛が炸裂するたびに奇跡が起こる。
2巻も調子よく飛ばしてました。
ところで感じ入ったのがカバー見返しの作者のあいさつですよ。
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初めての連載では
運命では無く
意思で切り開くドラマにしようと
思いました。
金剛寺さんでは逆に
運命とか偶然の出会いを
大切にするようになりました。
自分の中で変化が
あったんだろうな
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これが味わい深い。おれも人生にはどうにもならないなにかだれかによる「思し召し」があるよなあと。そのなかでも自分らが思うことをやると道は拓けると。
本作そのメッセージが強くて読んでいて多幸の素がドバドバあふれてくる。文字通りの醍醐味です。
読むと元気になりますし、なんか「がんばろう」という根拠のない発奮が湧き出る