2018年09月03日

銀河の死なない子供たちへ(下) 施川 ユウキ (KADOKAWA 電撃コミックスNEXT)


完結した。
上巻ではどうなるかと思ったけど、下巻を読みました。なるほど。「まあ」名作。
「なんだと」とカチンと来られるかと思いますが、「まあ」のところにかなりの気持ちが入ってます。
死なない親と2人の子供の話。子供らのもとに赤ちゃんがやってきた。彼らは育てることにした。2巻では彼女が大きくなり死ぬまでのミラ編と、その後のマッキ編を描き下ろしで。

たとえばラップなどの様々なフックは下巻でも生きているけど、あらたなフックはあまりなく、そして、かなりまっすぐに真っ当に「終わら」せてきた。そうかなり真っ当に生と死にむきあって終わらせた。

もう歴史上数多ある表現者によって向き合って描かれた生と死だ。それがどんな意見であれ「あー、それなー」ってなる。絶対になる。感動するしないとは別の次元において、「あるある」になる。斬新な切り口は絶対にない。もう語り尽くされている。なぜなら人類、そして文学での、最大のテーマが生と死だから。

そこで「まあ名作」ということだよ。下巻はなにも意表をつかずにまっすぐまっすぐ「それ」をかましてきた。上巻ではまだどう転ぶかわからなかったけど。でも、施川ユウキ氏はシリアス的な話はちゃぶ台返しはあまりしないか。

描き下ろしのマッキ編の突飛なようであらかじめ決められていたような運命を受け入れる感じはすごかった。

まあ名作だよ。火の鳥に肉薄するくらいの。



posted by すけきょう at 00:31| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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