あれはステマだったのかな。はてな匿名ダイアリーで知ったのです。邦画を紹介するマンガ。
これがとってもおもしろい。
いわゆる「アレ」な邦画が大好きで、というか、それしかみないような女の子が、わりに薄めの洋画すきな男子にツッコミ入れられながら紹介するというモノ。
これがすげえ笑えるんだ。
たとえば市原隼人氏を大フィーチャーして、貞子をいじって、國村隼氏の韓国映画をいじって、洋画を見たと思ったら実写版ドラゴンボールをみたり、バーフバリをみたりとまあそういう映画です。
元ネタみてなくても十分面白い。宝島や洋泉社あたりの映画を「ああいう風に」みるってやーつのデスイヤーズモデルといったおもむき。そして元ネタをみたくなる。すばらしいですよ。たぶん、そのおもしろシーンまでの道中は退屈なんだろうなあとは思うんだ。いや、そういう映画はみるんだよ。とくにここで取り上げた映画はアマゾンプライムビデオとかにわりとあるという素敵さ。とりあえず「クリーピー」と「コクソン」はみねえとな。
視点はまあそういうことでカルト的なところ、昔なつかしクソゲーハンター的な、と学会的な、トホホなラインだけどその処理と「おもしろそう」なところの取り上げ方、そのリアクション、昭和の少女漫画のパスティーシュな絵柄も相まって非常に心地のよい世界。いつまでも読んでいられる。部長と映子さんが結局まったくラブコメ的な進展がないのもいいし。
彼女はこのラインにありつつも最高に良くできた映画「カメラを止めるな!」はどう見るんだろうと思ったり。