いよいよややこしいな。西部劇の時代。モテたくてモテたくてたまらないことだけがタマにキズの保安官エヴァンスが大活躍するラブコメ。
これがラブもコメも置き去りにしてかなり純粋な西部劇アクションにウエイトを置きはじめている。3巻の長編で味をしめたのかしら。
今回も表紙にも登場しているニューキャラ・アビーと回想ではやたらと登場している父親を迎えての谷底での銃撃戦やら、エロ本を買いに来ただけなのにギャング団撲滅作戦に巻き込まれる話など、非常にこっているし、がんばっておられる。ただややこしいしそのためにギャグやラブコメが薄くなってるバランスになっている。コレは正直なところ「残念」ではある。
現代を舞台とした戦略的心理戦ラブコメみたいのが描けそうだよね。「かぐや様〜」みたいの。ただ、作者、正直なところあんまりラブコメやりたくなさそう。なにかまだまだ別のネタはもってそうね。それがアクションなのかどうかはわからんけど。それを描くための筆力を身につけるためにがんばっておられるのかしらとかいろいろと考える5巻ではあった。
もうちょっとだけギャグに寄せてほしいかな。5巻でも随所にキレのいいギャグは仕込んでいるんだけどね。オークレイのバースデープレゼントみたいな大笑いするネタはしばらくないなと。