気がつくと新作をきっちり押さえ続けている作者になったな。
刑事がJKリフレの摘発にきたときに出会った亡き娘に面影のある少女。彼女と自分が微妙にリンクしてくる。
相変わらずの「今」を切り取った東京の(ってことは日本の)風景。くわえて表情がすごいなと思った。
雨のなかカサもささずに漂ってる少女を発見。思わず追いかける刑事。そして話しかけたら、「泊めてくれませんか?」とくる。
そして次の瞬間、刑事を思い出す。「こいつは敵だ」って。これを表情で描いてる。そのときの目。なるほどタイトルの通りだ。
そのあと陳腐な表現だけど「絵に描いたような」不幸を少女が襲う。ラストのスマホのシーンは唸ったよ。
ただ、この話の先になにがあるんかなあ。それ考えると。あと、率直なところ、マイドーターがこのルートを辿らなくてよかったなあとも。