2018年12月13日

刑務所でマンガを教えています。 苑場凌(KADOKAWA MFC)


刑務所でマンガの背景画を教えているマンガ家。どうしてそうなったか、どうやっているのかを描いた実録。
この「どうしてマンガを教えることになったのか」というのが知りたくて買ってみました。

どうしてかは、きちんと描いてある。どのように教えてるかも描いてある。どういう感じのひとが描いてるのかもある。ただ、どういう犯罪をおかしたとかそういう下世話なことない。

マンガ家は実際に背景に使用したマンガを1冊出しているし、現在背景をネットで販売しているそうです。

漫画家本舗
https://mangakahonpo.thebase.in/

これをごらんになるとおわかりのとおりかなり精緻なデキとなっております。写真をベースに線引きしてパソコンで仕上げるというカタチです。

経緯やそこでの身バレしない限りの「生徒」たちの驚異的な上達ぶり、そのためのかなり実践的な背景画のテクニックなど感心。

現在の「劇画」ってこういう絵のことなんだろうなあと。




posted by すけきょう at 18:21| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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