2019年01月29日

棚の上のなにか 百名 哲 (KADOKAWA)


「モキュメンタリーズ」の作者による第2作品集。12本の短編集です。
1作品4pから120p。長編アクション、サイレントから4コマまで。多彩です。

表題作が4pで冒頭という意表をついた感じ。音楽CDアルバムの1曲目がインストで1分30秒なのにアルバムタイトルになっているような。
つづいてボードゲームのある喫茶店を舞台にした1番連載につながりそうな可能性がある「ダイスの神様」。
120pの忍者アクション「伊賀の迅雷」。
そして後半はサイレンス3作にショート+チョイエロをたたみかけーの「けれどなお、物語は君を讃える」で終わるという。

うん、音楽アルバムっぽい構成を感じます。

それぞれの工夫やこだわりや描写を堪能しつつも、「ダイスの神様」と「けれどなお、物語は君を讃える」路線でいい収まりをみつけるのかなーって思ったりします。忍者アクションも問題はなにもないんだけどさ。おれが前記の2編の路線、あるいは前作の「モキュメンタリーズ」が読みたいので。




posted by すけきょう at 00:04| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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