2019年03月07日

惰性67パーセント 5 紙魚丸 (集英社)



エロくないんだ本作。
NOTリア充の美大生男女2人づつのダラダラライフ。それぞれ、とくにつきあうでなく。ほどよい距離感で。
これまではシモネタがすごく多かったけど、本作は驚くほどその手のが少なかった。

ハラが贅肉だけじゃないてのを証明するためにさわってみろ、あ、いや、男に触らせるわけにはいかない、感触だけでわかれ、ってことでディルドの先に棒をつけてハラをつつけってくらいかな。
酔っ払ったイキオイでラブホに行ったり、カネに目がくらんでコスプレやったりとかもありますが、それらに「エロ」がないんだよな。バカやってる学生ノリが全面に出てエロが薄まるというか。

根本のネタ自体はエロでバカなんだけど、描写にエロさがあまりないと。そしてそれはお上の規制がこわいっていうよりそこをどぎつくする必要がないからかなと。

それがいいんだ。おれはどうも本格的に枯れてきた感じで、マンガのエロがトゥーマッチに感じるようになってきている。ラブコメみたいのは相変わらず好きなんだけど。あれだ、おっさんが、エロDVDよりグラドルのイメージDVDのほうがいいっていってるわけが身にしみてわかった。おっさん、余裕をもってそういってるわけじゃなくてココロからそうだったんだなと。

これからはどうなるんでしょうかね。このままのバランスでいくか、ラブコメのほうにシフトするか、エロ再帰するか。まあどちらでも受け入れるとは思うんですけど。そう、彼らに愛着が湧いているからね。「キャラ惚れ」してるから。

吉澤と西田はやって恋人になってからもそれなりにおもしろくつづけられるような気はするけど、ムリかやっぱり。




posted by すけきょう at 23:08| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]