2019年04月16日

団地ともお(33)小田 扉 (小学館 )



あっと驚き最終巻。平成で終わるものってここんところいろいろあってメランコリックな気持ちになるけど、これもそうだなあ。

とはいえ、団地に住んでいる小学生ともおが活躍する1話読み切りのマンガは16年つづいて「いつもの」感じで終わっていた。Twitterの作者のコメントによると最終話らしいものが思い浮かばなかったからだそうで。そういやその手の最終回的な後日談や老齢になったともおとかも描かれていたもんな。

近年の作品は「おそ松くん」をホーフツとさせた。現在の「おそ松さん」のほうを想像されるとちょっとわからなくなるけど、原作漫画のほうはとくにおれが物心ついたリアルタイムの週刊少年サンデーのほうだと、もはやイヤミしか出てないマンガだったからな。
6つ子のハチャメチャ劇場な話はかなり奥にひっこんでイヤミが主人公のドタバタだった。それは「おそ松くん」でアニメ化されていたときもわりにそうだった。必ず「シェー」ってギャグをおさえていたからな。あのころはおじさんがおもしろいことをするのが流行っていたんだ。いまもそうだけど。

本編のラストエピソードは廃線跡をさぐる話だしなあ。小学生らしい学校ネタはなかったしなあ。各小学生メンバーや他キャラも活躍するデなし、そもそもともお自体もキャラを立てるでなくいつもの調子だった。描き下ろし連載のスポーツ大佐はエモい最終回だったのかな。

何年化してあっさり続編がはじまるような、「ハイ、つぎ」とばかり関連のない新作がはじまるような。

とまれ16年ご苦労様でした。平成の半分を駆け抜けたわけですね。NHKでアニメ化もしてるし。アニメもけっこう長かったんだっけ。

しかし、謎といえば、微妙に過去の設定ではあったよな。コンビニのゲームに興じたり、だれもケータイとかもってなかったりとか。



posted by すけきょう at 19:52| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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