話題になっているみたいですね。4月2冊発売の1冊。初の商業誌連載。
「愛しきダメ女子図鑑」ということになっております。
ドロにまみれてる女子(必然的に男子も)の読み切りショートです。
[恋煮込み愛つゆだく大盛り にくまん子 (KADOKAWA): ポトチャリコミック]
本作も同様ですが、より、図鑑っぽさがありますね。男女の機微ネタに特化していろいろ引き出しをひっくり返されております。
インディーズで話題のバンド、ついにメジャーデビューって感じがありますね。洗練されているし、キレはある。情熱や「やりたいこと」がドーン!って感じは「恋愛〜」のほうがあるね。こってりしてる。
叙情的な「恋愛〜」とポップな本作。そんな雑に分けるのもなんですが目安に。
個人的にはハッピーなエンドがいいですね。かわいらしい絵なのにダークネスなのはズシーンと刺さりすぎて心臓に悪いから。ブライトネスなのも刺さるけどこっちは温かいから。
だから、情事のあと寝コケて起きてノーブラTシャツでコンビニに行くカップル「しょうがねえな夏」がやっぱりいいわー。これで終わらせてくれるのは「救い」でもあるなあと。たとえば、「アツくてギトギトでベタベタを君は無理矢理」とビジュアルショック満点のを最後に置かれるととってもモヤるしな。「ちゅむ」って擬音がすげえよ。
「君は今日も笑って生きる」の過去と現在がスマホのフリックみたいにすっと行ったり来たりする感じとか。
「ききたいきみのはなし」のこれぞ「にくまん子」であり、この手のラブコメショートの王道みたいなのとか(作者はどう思われてるか知りませんが)
「だってずっとずっとずっと友達」の刺さるオチとか。
今後、「恋煮込み愛つゆだく大盛り」と「泥の女通信」は混ざっていくかなと思われます。そして「にくまん子」になっていくんだろうなあと。すなわち今後も超期待と。あとなんだろう?エロシーンが照れる。なんでだろう。
[泥の女通信 | MANGA COMPLEX](有料だけどな)
Twitterだと「よよの渦」が爆裂人気みたいっすね。「恋煮込み愛つゆだく大盛り」のほうに収録。
[恋煮込み愛つゆだく大盛り にくまん子 (KADOKAWA): ポトチャリコミック]