ついにというか主人公の敵を本格的に尺をとって描き出したな。「先に進むため」ということでこれまできっちり紹介してこなかった敵、ヴィラン連合のメンバーのスペックを紹介しはじめた。そいでもって23巻の半分ほどをつかってヴィラン連合の戦いを描いている。たしかに「その先」にむかった。
前半部にしてもなんていうか少年ジャンプらしいやつが出てきたな。6つのチカラとか。このためのお膳立てとして能力にブーストをかけられる少女と催眠術的な能力を使える少年が追加したのかしら。
そして後半部は、配信の海外ドラマあたりからはじまってきたダークヒーローものが好きそうな作者にはかなりノリノリなんだろうなあ。
個人的にはまっすぐに道をぶっとばしたのをみたいタイプなのでまどろっこしいとは思うけどそれこそその先のための必要な迂回路なんだろうなあと。考えれば考えるほど敵にテコ入れしないといろいろしんどいだろうなと。味方が強くなる分、底上げしていかないとダメだしな。
でも、ま、考えてみれば、プロのヒーローから長年逃げおおせてる分、相当強いんだけどね。
このエピソードが早めに収束することは願います。まあ作者は急いでいるようですが。