2019年05月24日

映像研には手を出すな!(4)大童 澄瞳 (小学館)


4巻を読むまでは1巻2巻3巻で、起承転結の起承転までいったから、いったんの結になるのかと思ってた。まあ、感想文はそういう感じでしめようと思いつつ読んでいたのよね。

あ、3人娘がアニメを作る部活をやってるマンガっす。アニメ化決定で沸きに沸いてる日本列島です。

その起承転結の結は、起承転までに提示された設定語りマンガかなと思っていた。でも、ちがってたんだよな。

設定を考えるのが好きな主人公が「こういう世界を作りたい」ってことでその手法のためにアニメを作る。仲間もできる。そして開眼する。ストーリーが大事って。もっとちゃんと作りたいって。え、そうなんですか?って思ったわ。

設定語りマンガってジャンルかと思ってたけど、作者も登場キャラも「そんなつもりはないんですが」ってことになる。そして全員(作者もキャラも)が有言実行。すげえな。あっけにとられてしまった。

つまり、「起承転」の次が「起」になってたの。ステージが上がった「起」。次がそのステージの「承」なのかどうかもわからないという。恐ろしい話だ。

そして、マンガ内で作られたアニメ「タヌキのエルドラド」がまたいい。これもきっちりアニメでみたい。おお、それは本作のアニメ化で果たせるかもしれないのね。

うむ。次巻が楽しみだ。これまでは改善点ばかりだった浅草氏もさすがに満足するわけだ。



posted by すけきょう at 22:08| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]