2019年05月24日

あげものブルース 本 秀康 (亜紀書房)



新作はほぼ1作描き下ろしの作品でしたよ。
カーネーションの直枝氏のツイートで紹介してあり即購入。そしてたぶんそうじゃなかったら手に入れることができなかった可能性大。最近ぶっちゃけるとマイナー出版社のマンガはあからさまに実書店にこなくなっている。ま、余談。

「あげもの」をメインとした1冊。からあげ、天ぷら、とんかつの「あげものメドレー」からはじまり、中編「かりんとう」ときて、さらにまた「続あげものメドレー」でしめるというかっこいい構成。かりんとうも揚げた菓子だもんな。

からあげ、天ぷら、とんかつにまつわる小品が「かりんとう」につながりさらに後日談の「続あげものメドレー」でしめます。
メインは前記のように「かりんとう」です。父との別れを描いてます。これが刺さるんだ。おれも(の「も」はあとがきの作者もの「も」よ)父親とはうまく別れられなかった。というか先に逝った身内3人ともうまくいかなかったなあと思ったり。場数はこなしてるけどうまくいかないもんだねえと。

しかし、その「かりんとう」にしてもストレートに感動作にいかないのが作者の持ち味だな。このずらし方はやっぱり独自。そしてやっぱり素敵だ。

あとがきによるとマンガ版「ホワイトアルバム」を作りたいとのことですが、前記のとおり、かなりなトータルコンセプトアルバムといった感じですが、これまたどうしてホワイトアルバムとなったのかは本書を読み、あとがきを読んでみてください。

よかった。


posted by すけきょう at 22:11| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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