6巻で終わり?なんて思ったけど、コレは文句なしにキレイな終わりではあるだろうなと(アレはどうなったというところもあるけどまあ)。
そして終わってみれば6巻、ずっと素晴らしいママだった。
レイリという少女の数奇な人生を描いてます。たぶんコレ以上は蛇足なんだろうなあ。「あずみ」なんて永遠に終わらない(終わった?)作品を考えるといけないのですが、これは必要十分の活躍だよなあ。少女として、少年として、天才剣士として、ひとりの女として、母として、いろいろなレイリを描いていた。
しかし、本作は表情だな。マンガは表情だね。適時正解の表情を描くことができるならば文は要らない。それをかなり実践されたマンガ。それは原作者である岩明氏ゆずりであるが、本作のほうがすごみを増していたな。とくに勝頼と明智光秀のあの表情。すべて事情と感情を描いてる。絶品。あとラストな。あのレイリの表情。
表情で泣き笑いできるすごさを堪能したよ。
(岩明氏があとがきで書いておられたマンガ担当のもうひとりの候補もちょっと気になるなあ)