へー「サ道」ってドラマ化になってるんだというのと2巻が出てたので買う。実はその前に「サ道」チルドレンとして「お熱いのがお好き?」があって、ここまでブームはひろがって「ととのう」というのは普通の言葉になりつつあるなあと感心したのだった。
サウナに入る〜水風呂に入る〜休憩する〜のサイクルを繰り返すと「ととのう」という状態がくる。トランス状態というか。それを説いた「サ道」はインパクトあった。
「サ道2」はその続編。キャラを立てつつもサウナ新ネタを続々投入。たとえばロウリュのこと、水風呂のこだわり、サウナに住むという計算。会社員ライフとサウナとか。読むと「あーサウナ行きてえ」と思うのは毎度のことっすね。近所でロウリュのあるサウナねえかな(って今調べたらあったわ。しかも県内2箇所しかなくてその一軒がおれの住んでいるところの近く。へー)
「お熱いのがお好き」
これはサウナ通いが趣味の三十路のOLを描いたフィクション。徐々に進行していく。OLが日々のいやなことなんかをサウナのととのうことで解消させると。
オビで「サ道」のタナカカツキさんが書かれてる「オッパイ丸出しでととのったー!」ってあるように毎度OLさんは裸でサウナに入り水風呂に入って休憩して「ととのったー」しております。まあ余裕で想像つかれますようにチンチン勃たせる意図のオッパイではありませんので。ただ、作者のあとがきこぼれ話として作者自身の裸をモデルにしているので風呂であったときに主人公と同じ裸だっていわれたエピソードは「え?そうなの」とちょっと襟を正す感じありましたわ。あ、でも、そうか。エッチなシーンはいくつかあるんだな。うーむ。恋多き女ではあるのよね。後半は恋愛事情も混ざっていく。日々の生活と密かな喜びとしてのサウナって感じ。そのあとの晩酌などもあるけど。
グルメマンガのグルメのところがサウナになるって寸法さね。ただ、それだけじゃないなあと。独特のしっとりした感じやら「サ道」ともまたちがうサウナ観察なんかはおもしろかったわ。
この双方のサウナ描写が興味深い。
あとおまけとして。
「サ道」2巻のアマゾンレビュー。水風呂で潜るのはマナー違反とあるけど、それはローカルルールでOKなところもあるんじゃないかなと。そこにすごく噛み付いてるレビューが目立った。サウナでのマナーってのも大変だし、「マンガ描写」でも許せないってのもあるんかね。そこいら考えると表現って本当めんどくさいよなあって。