2019年08月17日

マコちゃん絵日記(13)うさくん (茜新社)




最終巻。
小3のマコちゃんが繰り広げるほのぼの日常マンガ。だいぶ昭和よりのドタバタ。
うむ。連載していた「LO」という意識高い系成年コミック雑誌と心中する勢いで続くかと思ってたよ。

ただ最終巻だけあってすべてがもう「これでもか」の怒涛の名作群。アンドいろいろなエピソードが決着編。極めてエモエモエモ。

12巻(あるいは11巻だっけ?)あたりからはじまったマコちゃんがお父さんのやってるぬいぐるみ屋をやってみようかなって試行錯誤するエピソードが素敵だね。「こころをこめてぬいぐるみを縫う」ってなあ。ラストエピソードもそれだよ。さすが主人公。

あと、主人公がほぼ関係ない、家族が片親の子を連れた遊園地の話がとてもいい。片親でいつも遊びにやれない子を連れて行く。楽しんでる我が子と親友、そして楽しんでるよその子らも含め母親が「みんな… 幸せであってほしい…」とひとりごちるのは掲載誌のことも考えると、とってもいいセリフだよ。みんなしあわせであってほしいよ。

なんといっても1番のお気に入りキャラクターである副担任の長豪近先生も解決したのがよかったよね。彼女とっても小さいから、生徒になめられないように意図的にロボのような機械的な態度をとるけど、それとは別にどことなくクールなところあるなあとも思った。

終わるのが惜しい。マンガ内のキャラも作者もマンガのあとも幸せになってほしいものでした。しかし、うさくんう氏は伊集院光氏でいうところの「深夜の馬鹿力」にあたるものが終わって次はどうなるんでしょうか。




posted by すけきょう at 13:08| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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