2020年09月11日

明日、世界が滅びるかもなので、本日は帰りません。 ふせでぃ (文藝春秋)



セックス充になれない人生だった。だからセックス充がうらやましい。
でも、セックス充もいろいろと大変かもしれないぞとはSNSや各種メディアから学んだ。少し未だ疑っているが。

本作もそうだ。


大人の男女が
二人で会うと
お酒を飲むか
Hをするしか
選択肢がない



ですって! 聞きました奥さん?

セフレさんとエッチしてのセリフです。セフレのセリフ。

本作の主人公さんは平凡なOLさんで平凡なセフレがいる感じです。セフレ以上に好きなのにむこうはセフレだろうし、下手なことをいったらセフレの関係すら壊れるかもしれないので黙ってる感じです。

幸せかどうか自問自答する。元カレのことも考える。そしてセフレのことも考えると。

うむ。セックス充だよなあ。セックスのあいだは楽しいしかれが一緒にいてくれるのはうれしいと。

セックス充じゃないからよくわからないけどそれでも足りないなにかを探してる感じは欲深いと思いつつもそんなもんだろうなと。

普段遣いの孤独? 承認欲求の底に穴が開いててずっと漏れている状態?

焼き肉バイキングでたらふく肉を食って幸せなのにカレーも食べたいと思うような感じ?

NOTセックス充にはピッタリはわからないんだ。

台風のシーンがあった。台風にひとりでいる主人公にセフレがたずねてくれる話。台風の描写自体はともかくとして台風のあとの描写がとってもいい感じであった。
正直なところ、この題材で作風で、このキャラ絵描画はしっくりこない。その他の作画もかなり頑張ってるが発展途上にはあると思う。ただ、上記の台風のあとの描写にはすごい可能性を感じる。主人公の心情を表しつつ、あまり他ではみない台風一過表現。だからあらゆるところを突破するような気はするんだ。

うん。

明日、世界が滅びるかもなので、本日は帰りません。 (文春e-book) - ふせでぃ
明日、世界が滅びるかもなので、本日は帰りません。 (文春e-book) - ふせでぃ

posted by すけきょう at 13:34| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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