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2022年02月06日

愛するなら女たちの身体がいい 〜TS3本〜

流行りのTSモノ3作品を軸に語ります。

はちゃめちゃネタバレで1本は映像作品なので折りたたみ後にそれを書きます。それまでは概要とか書きます。興味があったらどうぞ。おもしろいものばかりですよ。



異世界美少女受肉おじさんと
親友2人。女神に異世界に飛ばされてしまう。そのときにモテない男は金髪美少女になることを願う。叶う。そして呪いをかけられる。ふたりとも惹かれ合う。それを認めるとなにかが壊れると思うので必死に否定するが惹かれ合う。
現在(2022/02/05)アニメ放映中で冬のダークホースとして話題になっています。おれも1話をみてビビビときてあっという間に去年の「このマンガがすごい」のギャラである図書カードを使って既刊6巻を揃えて一気読み。
表紙からしてなんかのパロディだよね?ってのがもりだくさん。正直なところ、この分野にはあまり詳しくないのですが、そういうのがなくても笑って楽しむことのできるほがらかTSラブコメって感じで。



VRおじさんの初恋
サービス終了が告げられているVR世界。JKのアバターの主人公ナオキ(中は独身彼女いない歴年齢のおじさん)は痴女のようなセクシーな女性ホナミと出会う。もう終わる世界をいっしょにめぐっているうちに互いに惹かれ合う。ところがホナミが急に回線から落ち連絡がとれない。忘れられないナオキはハッキングをしてホナミのデータを読み取り会いに行く。

Twitterで話題になったマンガです。その後の話も含めての単行本化しました。そこも含めて泣けたね。


『ブラック・ミラー- ストライキング・バイパーズ』予告編 - 動画 Dailymotion https://www.dailymotion.com/video/x790t1d
ネットフリックス専用の配信ドラマシリーズです。イギリス制作の「ブラックミラー」という「世にも奇妙な物語」「トワライライトゾーン」みたいな1話完結のシリーズです。特徴は近未来が舞台ってことですね。
親友2人。格ゲーを何時間でも遊び合う関係。時が経ちお互いに家庭ができなかなかVRの格ゲーでネットで遊ぶことにする。そこでヴァーチャルセックスをはじめる。これがとてもよくて離れられなくなる。妻子がいるので罪悪感を持つ。でもやめられない。

これらに共通しているものとはなにかと。折りたたみます。以下はバリバリネタバレなのでできれば読んでくださいよ。



これらのおっさんカップルに共通するのは男同士の姿、すなわち、あえていうところの「現実」の姿ではお互いに恋愛関係に発展することがないが、別の身体、とくに女性の身体を得ると愛を認識する。もしくは男同士の友情が女性の肉体を手にすることで愛情に変化してしまう。

ストライキングヴァイパーズ。
男の方はギターのソロ。女の方はオーケストラ。旋律は同じ。でもちがう。そんな肉体の快楽におぼれているうちに自分らの気持ちがよくわからなくなっている。
それでいうと異世界受肉おじさんととVRおじさんの初恋はもっとプラトニックではあるが、どちらも本来の姿では無い感情が芽生えることを自覚している。
そして3作品ともそれらを「まちがっている」と認識している。

この3作品はどことなくユーモラスだ。笑いの糖衣をからめてある。男同士のぎこちない恋愛は笑いになると。ストライキングヴァイパーズでは実際に会ってキスをしてこの関係が本物かどうか調べるというシーンがある。すごく間抜けだ。でも同時にすごく悲しいシーンでもある。

不公平なのか、そういうものなのか。ともかく恋愛は女性のほうが得意なんだなあと思ったりする。

愛=女体ってことになるのかなとか。男は愛のために女体化し、女はリアルに生きる。

ストライキングヴァイパーズのオチは彼らはVRでのセックスをつづけ「最高のセックス」を年に1回やる。妻はバーにいってナンパ待ちをする。非常にいろいろ示唆してる秀逸なオチだなあと思う。仮想空間じゃないと愛を得ることのできない男という可哀想な生き物と強調している。ただこれが「ハッピーエンド」になっている。それはテクノロジーがもたらしてくれたという。
異世界美少女受肉おじさんとでは5巻にクライマックスがくる。たぶんアニメの最終回はそのエピソードをぶっこんできそう。いっしょに異世界に飛ばされた男が超絶万能でモテモテであることにずっと嫉妬していて「褒められたかった」という本音を口にしてしまう。
VRおじさんの初恋では学生のころいじめられてた。そのときにも我関せずと笑っていた。彼女らの「楽しそうな」姿をみてることでギリギリ絶望せずに済み、なおかつVRでも少女を選んだのだった。そして本題とはずれるから省略するがもうちょっと深いところに向かっていったりもする。

TSモノが本格的に流行りだしたね。愛が不在の世の中を象徴しているのかしらね。おれも来るべき世界に備えて女性キャラを持ちキャラにして「愛」を得ようかなと。

なお、「ブラック・ミラー」にはサン・ジュニペロ シーズン3−4という女性視点側からのものもあるけどね。


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posted by すけきょう at 00:31 | コミック感想

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