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同人誌です。知ったきっかけは忘れました。おもしろいと聞いたのでよっしゃ!って勢いで。
230Pの大作です。おれも届いたあと「うわーお」って(まだ、同人誌の相場がよくわからないの)。
いろいろあって無職のイマイ君。主夫のようなことをしている。ある時、妻が仕事に行ってから、妻の妹のJKが遊びに来るようになる。JKもいろいろあって学校に行ってない。そのうち昼夜問わず遊ぶようになり、彼女が戯れに撮った動画が世界中でバズるようになる。
そして、どうなる?やるのか?と思いながら読んでいたら、急に「ここの」世界とリンクする。コレが衝撃で、以降、話がどう転ぶのかさっぱりわからなくなった。けど、その衝撃をさらに上回る衝撃展開で衝撃的に終わる衝撃マンガ。
マンガと画力は密接なつながりがある。描いた絵で描ける話が決まるといっていい。だから逆にいうと画力によって描くことができるマンガは自ずと決まっていく。
いわゆる「絵がうまい」からといってなんでも描くことができるわけではない。逆もまたしかり。たとえば、大友克洋氏は蛭子能収氏のマンガを描くことができない。逆も。そこに手塚治虫氏が混ざっても同じ。それこそ浦沢直樹氏の「PLUTO」のように「描き方」が必要か。
本作はそういった意味で彼の画でしか描くことができない内容だったとい思うし、他の誰が描いても100のインパクトは与えられないだろう。One and Onlyとはこのことだと思ったり。
そしてこれは雑誌媒体じゃ難しいよなあ。そこにあったのを一気に読むからこその衝撃のような気がするし、読み終えたあとの狐につままれたような感慨もある。不思議な読後体験ができます。