2025年06月05日

空色心経 こうの史代 (朝日新聞社)

空色心経 [ こうの史代 ] - 楽天ブックス
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こうの史代氏の新作長編。12年ぶりだそうだ。そんなになるかしら?とおもったけど、「日の鳥」が2016年とかになるのか。

空色心経|こうのの日々 https://ameblo.jp/k234-2021/theme-10119154626.html

本作は自身のブログに連載されていて、写植はなしで、その場で写真に撮るのをアップしてました。そして完結してから朝日新聞社から出版というかなり変わったカタチ。って、氏の作品、わりにどれもこれもそれぞれに変わってるけどね。

さて、本作は、般若心経をテーマにした作品で、おれには正直難しいのではないかとかなりビビりビビりしながら読みはじめました。だって、般若心経だぜ?

そして般若心経を真正面からドーンと取り上げてました。

スーパーに勤める麻木さんの日々と、般若心経が生まれる瞬間、舍利子と観自在菩薩とお釈迦様とのやり取り。
変わってるというと連載方式だけでなく、表現法も変わっており、麻木さんの日々は黒による日々、般若心経誕生秘話は青による描画で描かれております。
黒・青の二元中継ならぬニ色中継というわけですね。あ、色即是空の空で空色=青ってことか。

麻木さんが般若心経の手ぬぐいを職場に持ち込むことにより混じり合い、青と黒の物語が進行していきます。

アニメ的だなっておもった。

こうの史代氏のアニメといったら「この世界の片隅に」にがありますね。この二色の世界のスイッチや融合の感じにすごくアニメ的な「動き」を感じました。同時にアニメでも表現できないものがあるなとも。麻木さんの世界に青のモノローグが重なっていく感じは、アニメでは表現できないスリルが発生しているんだよね。

そいでもって麻木さんの日々に般若心経の教えがどのように重なっていくのかというのはネタバレになるけどかなりなメッセージを持って「残り」ますね。すべてのものは空という教えのマンガに対して残るものとはこれいかに?と。
それを細かく書くことができないから感想文というのは難しいのですね。
おれは自身の生活で「救われ」たよ。ありがとうございます。いいマンガをありがとうございます。

天国も地獄もここにあると歌ったのは小川美潮さんですが、それはここにもあるしどこにもないってことでもあるんだなと。

空色心経 - こうの 史代
空色心経 - こうの 史代
posted by すけきょう sukekyo at 22:30| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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