2025年12月14日

スケベなだけの悪女 総集編 あちゅむちゅ

さあみなさんエロマンガの感想文ですよ。

突然ですが、みなさんはエロマンガを読むときになにを求めますか?

エロい気持を得たいため? うん正解。
抜きたいから? うん正解。

そうですよねー。おれも同意見です。

では、もうひとつ踏み込んだ質問。
エロマンガが他のエロ目的のメディアにおいて優れているところはどこだと思います?

別にクイズ番組じゃないから答えを出します。

それはイマジネーションです。

人生の多くをお教えいただいた中崎タツヤ氏のショートコミックにこういうのがあります。
デリヘルを呼んだ男性。呼ばれた女性はかなり年齢がいっていて、体型もふくよかでメガネでパーマでくたびれた感じだった。圧縮していうとおばちゃん。
男性はあきらかにがっかりきている。そこで女性が口を開く。
「チェンジしようとしてるよね。気持はわかる。でもね、いまから私のいうことを聞いて大丈夫そうだったら私を試してくれ」と。
そこで、彼女は、自分は中年のデブだ。でも、中年のデブな女性は身体のあらゆるところが柔らかい。全身どこを触っても柔らかい。それでめくるめく世界に連れていけますよ。といいます。男は目をつぶりながら想像し、「大丈夫です。お願いします」というオチ。

エロマンガもこれと同じです。エロマンガにはイマジネーションの「掻き立て」が優れているという特性があるのです。
エロマンガは他メディアと比較しても強いです。なぜなら、時間停止しようとマジックミラーだろうと、AVに出てくるおっぱいは地続きのおっぱいだからです。3次元でもあるおっぱいです。さわるとフニャンと手応えがあるものです。その点、エロマンガはおっぱいも、おっぱいを触ってフニャンとしてるところも硬くて張りがあるのも指が飲み込まれていくのも全部作者の気持ちで描いてますからね。イマジネーションの度合いがちがいますよ。

とくにエロマンガを好んで読んでそうな方はセックスに現実のそれから離れた夢を持っていそうです。おれ調べです。

つまり、われわれはセックスという夢を食べている獏(バク)

なんすね。夢枕獏です。

ここで折りたたみます。で、その後に作品の紹介という流れです。



スケベなだけの悪女 総集編1(あちゅむち)|FANZA同人 https://www.dmm.co.jp/dc/doujin/-/detail/=/cid=d_547064/?dmmref=DetailOtherWorks&i3_ref=recommend&i3_ord=2

スケベなだけの悪女 総集編1 [あちゅむち] | DLsite 同人 - R18 https://www.dlsite.com/maniax/work/=/product_id/RJ01357652.html

で、今回紹介する作品。
ブラック企業に勤める主人公。どん底の中での楽しみがモバイルゲーム仲間だった。そしてオフ会で会った3人がどえりゃあ女性3人だった。
そのうち、ひとりと関係を持って〜って感じです。

この3人の思想哲学スペックがもう2025年(総集編は2025年3月25日発売)1番のイマジネーションショックでして。

マンガは制作過程の多くが個人作業なので、個人の脳内にあるエロイマジネーションをマンガに込めて表現できるというところにあります。もっともダイレクトに脳内からアウトプットできるメディアがマンガだと確信してます。

さすがに都市伝説と思いますが、童貞の天才成年コミック作家が現れると、彼の童貞を卒業させないように監視して囲い込みする。なぜなら下手に童貞を卒業してしまうと作風がガラリと変わり、多くの場合それはがっかりするものになるからです。
それくらい成年コミックはイマジネーション重視で描かれてます。
童貞が考える「最強のエロ」に童貞じゃないひとやもしかしたら女性をも興奮させられるって考えたらとてつもなくすごいことです。
白い紙にペンで描かれた絵に興奮させられるってすごいです。それは小説など文章もそうですが、「ダイレクトさ」がちがうと思うんですよね。

くわえて、エロの新たな概念もマンガはかなり早いと思われます。ここらへんは全てのエンターテイメントは現実のそれとの相対的なものですので、エロも卵かニワトリかってことではありますが、たとえばシンプルなわかりやすいイマジネーションの塊というところで、サキュバス。

サキュバス - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%90%E3%82%B9

性行為を通じて男性を誘惑するために、女性の形で夢の中に現れる(中世の伝説にまで遡る)民間伝承における超自然的存在。


サキュバスってRPGファンタジーの世界でもお馴染みですね。いまや成年コミックのみならずあらゆるジャンルに進出していってます。圧倒的にマンガというジャンルに多いですかね。

サキュバスの定義というか描かれ方というのはもうすごいです。なまじ確定的な見本や定義がないためにあらゆるバリエーションが存在します。まさに「エロ」の具現化としか思えないし、様々なルールや容姿があります。
そうしているなかでも、尻尾があって淫紋があってってざっくりした決まりみたいなものもできてきましたがその「使い方」もいろいろありますしね。そして、その存在しない尻尾や淫紋がエロいと感じられるんですよね。無にエロを感じているわけです。すごいことじゃないですか。

長くなりましたが本作に話をもどすのです。
総集編1では3人の女性が登場し、いたすことになるのです。

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ひとりは未亡人。夫亡きあと残りの人生を男性が射精したいときに受け止める「便女」として生きることを選ぶ。その相手はあなた(ヒロインに無条件で好かれ無限に射精できるデカチンって最近の成年コミックでおなじみ→これもまたイマジネーションと合理性の末にたどりついたステレオタイプではあるなあと思う)と。
そして「性」としてあらゆる才能があり自覚のある超天才女性にあらゆる手段で射精射精また射精となります。
ファーストエロであるエア手コキは迫力がありました。

続いてはその娘。その場にいっしょにいるだけで男性は射精したくてどうしようもなくなり告白するかやらせてくれって土下座するかそれすら抜きで襲いかかる。女性もいつでも「強制的に(子宮からの命令で)」受け入れ状態になるけど、多くの男性はまんこまでたどり着けない。「弱い」男性は会話するだけで射精してしまうし、命を削りながらもまんこに挿入したらストロークのたびに射精してしまうという。神なんですね。主人公はなまじ超天才の母と散々いたしたために多少の耐性があったので向こうを本気にさせてしまう。だから文字通りの意味で殺されそうになる。そこでクビを締めて逃れる。それで、彼女の新しい性感帯を開発したために精子の味を覚えられてしまう。
最初の挿入ではじめて子宮まで到達したために「お腹の中で結婚式してる」ってセリフは秀逸でした。

このすごすぎるふたりは描写こそちがえど様々なマンガで描かれてます。前記のサキュバスにはこのふたりの要素が多く含有されます。性の化身に快楽のるつぼに陥れられるっての。

本作で感じ入ったのは、このぶたりのSEXモンスターたちと日常的にSEXをする生活になったあとにいたすことになる3人目なんですよね。
ま、ここはネタバレ防止にしておくといいかな。
率直に感心した。彼女を3人目に持ってくる構成もすげえ巧み。

すごく多くの「文字」があり、他成年コミックで比較してもだいぶ誇張が効いたファンタジーな女体。出るところとくびれてるところがあからさまになっている描画。その圧倒的な情報量で流し込まれる」「それ」描写に圧倒されて「酔う」。ま、ほんのちょっというと「くどい」かもな。文字量多いとチンポ勃たないリスクはあるよね。擬音も多すぎるとギャグになるしな。

マンガは記号。よく言われますね。丸に点2つと線いっぽんで顔になります。額の汗では焦っているという感情表現、ページのコマを読んでいく順序。すべて記号としてある程度の理解と知識がないと読めないのがマンガなんですね。
最近の目を見張るマンガの海外進出でも「読み方」をレクチャーするために読むコマの順番に数字を振っていたりなどのナビがありました(昭和の幼児向け雑誌にはコマに読む番号ありましたがいまもあるのでしょうか)。
マンガ内におけるキャラに対して「そんな眼が大きい人間はいない」とか「そんなやつはいない」なんていわれますが、記号なのでそんなツッコミはナンセンスもいいところなのです。

本作はエロマンガという文脈でも「これぞ記号」という極限まで振り切ってる痛快さがあります。振り切ることでエロを通り越して、それこそ、馬鹿みたいに大きいおっぱいに、馬鹿みたいな腰のくびれに、あらゆるシーンの誇張と、往々にして「こんな女はいない」になりかかってますが、エロマンガ読みはそのファンタジーのところに夢を感じる生き物なのです。リアリティの欠乏をイマジネーションで補える生き物なのです。「こんな女はいない」にチンチンが反応するのです。(とはいえ、このマンガの誇張っぷりはハリウッドザコシショウレベルの「っぷり」でしたね)

ああ、エロマンガ好きでよかったと。このイマジネーションの洪水に飲み込まれて快感でした。

そして本作の情報量にあてられて無闇に文章の多いマンガ感想文になったことをお詫びいたします。

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posted by すけきょう sukekyo at 08:25| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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