2018年06月22日

夜明け後の静 1 石川 秀幸(集英社 ヤングジャンプコミックス)


さわやかっぽくみえるけど非常にきわどい表紙だな。内容を合わせ読むと意味がよくわかる。

明治時代、日本が変わりつつある時代、武士の娘14歳の静さんが学生寮に入ってドタバタエロエロする話。

これ帯に「かぐや様は告られたい」の赤坂アカ氏がかなり芯を食った紹介コメントを描かれている(ここのところは電子書籍にないアドバンテージだよね)。

「恥を描く」という事は、「時代を描く」という事に他なりません。

すばらしい。武士の子として気高く生きようとするあまりにまわりと調和を乱して却ってエロい目に遭うってパターンなんだけど、この視点はすばらしい発明だと思う。
昭和と平成の「恥ずかしい」はさほどちがわないかもしれないけど、それが「大正」「明治」になるとちがうし、「江戸」になるとまたちがう。
なにをもって「恥ずかしい」とするかを描くことでマンガとして成立するのがおもしろい。

という建前でたとえば、有名な着物の下に下着をつけないっての。表紙の彼女はノーパンってことですね。
人前でモノを食べるのは恥ずかしいこととして、女性は列車内ではトンネルに入ったときにこっそりと食べていた。
ふくらはぎ以上を露出することが非常に恥ずかしい。おっぱいが大きいのも恥ずかしいからさらしでギュウギュウにしめる。
そいでもって気位が高いけど、お姫様だから、ちょっと叱られると叱られなれしてないからビャービャー泣くんですよ。そこんところもいい。

男は1コマも登場しなくて、女学生ばかりで、おもに静さまがエロい目に遭うという。後半ほどエロくなってくるね。

でも、エロ増量より、なんつーか、当時の風俗をもうちょっと盛り込んでいくさじ加減のほうがいいかなーとは個人的に。



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2018年06月21日

お稲荷JKたまもちゃん! (2)ユウキ レイ(一迅社 REXコミックス)


1巻2巻まとめて読みました。
Twitter発の4コマ。伏見稲荷のキツネさんがJKに化けて人間の高校に潜り込む。本人はうまく化けてるけど周り(子どもに限る)にはケモミミ丸出しでカワイイという。
その設定であとは日常ほのぼの。

1巻は3刷だったそうです。おれが買ったのもそれ。微エロ、非4コマ構造(4コマ目で強いオチがない)でほのぼのとやさしい世界が広がっております。
2巻ではテコ入れというかカンフル剤というかキャラが増えていきます。キツネさんの姉妹が登場したり、ライバルが登場したり。
あと1巻と2巻では画力が著しく向上しましたね。とってもかわいくなりました。

ただ、1巻にあった初々しさがないですね。それが不思議。すべてに充実してるけど。

だから、しみじみと「新鮮フィー」ってのほあ重要なんだよな。M-1グランプリなんかもそうじゃない。



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2018年06月20日

かぐや様は告らせたい 10 ~天才たちの恋愛頭脳戦~ 赤坂 アカ(集英社 ヤングジャンプコミックス)



アニメが決まり、スピンオフが2つ始まると、イケイケ状態ですね。
こういうのはプレッシャーもすごいような気がするけど、それに応えるくらいの充実の最新刊ですよこれ。

前巻にあった運動会のような「芯」はなかったのですが、「優しい男はモテない」「合コンに参加する生徒会長を監視」「チャーハン対決」などの小ネタをうまく積み重ねていき、ラストのかぐや様のケータイネタで泣かせにくるという充実した内容。

新キャラの伊井野ミコさんも10巻で花咲いた感じあるし、これまでモブかと思ってた新キャラの四条眞妃さんもいきなりいい感じに食い込んできて、これからどう物語に絡んでくるか楽しみだしね。

しかし、相変わらずベストの表情を描いているなあ。ケータイのときのかぐや様の各表情はすべて絶品だった。素晴らしい。




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2018年06月19日

初恋ゾンビ 12 峰浪 りょう(小学館 少年サンデーコミックス)


む?長期化か。作者もカバー見返しでやっていたけど、クリスマスパーティーが長くておもしろくはある。
いろいろな要素がまとまって、きれいな三角関係バトルとなっているな。しかも、混迷また混迷で。しかも、ハラハラドキドキが延々と続く。上手いよなあ。しみじみ思う。

ただ、おもしろいけど「どうなりたい?」とは思ったりはするんだよね。三角関係はドタバタしているあいだはおもしろいけど、だれかひとりはもれなく悲しい目に遭うしなあ。だれも悲しんでほしくはないなあと。だから、最近は三角関係モノで目立ったものはないのかなとか。




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2018年06月18日

古見さんは、コミュ症です。 9 オダ トモヒト(小学館 少年サンデーコミックス)


いやあおもしろい。もしかして2017〜2018が作者の漫画家ピークなのか?と思うくらい最高。
無口なコミュ症の古見さんと愉快な仲間が織りなす学園ギャグ。そのギャグのところがラブコメになりかかってたのがこの巻ですよ。なんたってバレンタイン&ホワイトデーネタだから!そりゃあちょっとしたラブアフェアも必要やろと。
古見さんと只野くんのドリンクバーのカルピスソーダを炭酸水で薄めたような淡い恋もそりゃちょっと動かないと。しかも、そればかりじゃなくて初のケンカまである。

そしてそれ以外も盛りだくさんでバレンタイン&ホワイトデーあるあるのギャグはたっぷりあるし、新キャラもすごく自然に上手に増やしてるし、ギャグも声を出して笑うようなのが何個も仕込んであるしなあ(伝線ネタがすごかった)。いやよくできてる。立て続けに3回読んでもまだ「ほぉ」ってなって読み返したくなる。そして前の巻も読み返したくなる。というか読み返す。だからいつも目につくところに置いてはある。

ああつまり大好きってことなんだな。

あとまあネタのため(登場キャラの)ってのもあるんだろうけど、古見さんと只野くんは席が後ろから2番めなんですよね。それがまた新しい。
描くのめんどくさいだろうに。

いいマンガなのでもっと人気が出てほしい。そこそこの人気はあるけど、内容のよさを考えるとまだ足りないと思う。





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2018年06月17日

ヨウコさんはカッコいい(2) 榎本 さく(講談社 講談社コミックス月刊マガジン)



あらま残念最終巻。
ヨウコさんってかなり男前の彼女とつきあう普通の男の子のラブコメ。
ヨウコさんのキャラが発明といえるほど画期的な1巻だったんだよ。才色兼備で学校のミスコンで優勝するくらいで成績も抜群。だけど、竹を割ったような男前の性格。正直で真っ直ぐなイケメン優等生の性格なんだよね。でも、「乙女」でもあるという。この配合が絶妙だったのが1巻で、こりゃあすごいと思ってた。
2巻では同じ学校ながらアイドルでセンターをやっているようなキャラが登場したり、ヨウコさんと主人公それぞれの家族が登場したりとドタバタに磨きがかかったし、これまでのキャラも丁寧に動かしていた。

ただ、ヨウコさんが「普通」になっちゃってるんだよな。だから、かなり普通になった。

1巻であった不思議というか男前キャラでの「おもしろさ」は消え去った。いろいろな葛藤や編集サイドからの注文があったのかしら。
解釈として、つきあっていくうちにヨウコさんの変だと思ってたキャラが別にそうでもなくてヨウコさんのほうも接し方が変わってきたから「乙女」の部分が強くなったのかと。でも、それとトレードオフで「普通」になるのはもったいないなとは思った。

なんでもったいないかというと2巻がとってもおもしろかったからなんだな。作画も話のクオリティもキャラそれぞれもいいし、なによりヨウコさんが普通にカワイイ。とくに11話。キャラ勢揃いでお昼に弁当を食べる話。これがすばらしい。キャラが複数人いるのに抜群に安定してさばいている。それに続く、ヨウコさんの家族とのからみも同様に非常にいい。この方は団体戦向けなのかと思った。いわゆる複数の人がワイワイする群像劇。これがいい。

話も作画もキャラもちょいムラがあるけど、次回作期待します。



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2018年06月16日

生理ちゃん 小山 健 KADOKAWA

生理ちゃん
Posted with Amakuri at 2018.6.14
小山 健
KADOKAWA

生理になると現れる生理ちゃんのマンガ。ついに刊行。
オモコロ連載の1〜9に書き下ろし1本ついてます。

各話読み切りで毎回違う女性が登場してまわりの人物も含めて生理ちゃんとやりとりする感じ。

たとえば、ライターで締切がきているのに生理ちゃんが「こんちは」ってきて腹をぶん殴っていく。
痩せたいあまりに無理なダイエットをして半年生理ちゃんがきてないカフェ店員とか。
高校生は隣の家の幼馴染と入れ替わったりとか(君の名は。も転校生も生理は扱ってなかったからね)。

白眉はラストの日本で初めてナプキンを売り出した女性の話。これは感動巨編だったね。

女性ばかりではなくて男性のほうにも性欲ちゃんと童貞ちゃんがいるのがいいね。そこいらは前記の「君の名は。」で遺憾なく発揮される。
お互いを思いやるようにできている気がしないでもない。たとえばそれは同性同士でも。生理の「強さ」によって生理ちゃんの大きさがちがう話もあるからね。ほんと、様々だから一緒くたにしてはいけないというのもわかる。理解はできないから寛容さを持てということをメッセージとして伝えられたかったのではないかと。「持て」は「モテ」につながると。

いいマンガですね。なんたっておれが買ったんじゃなくて娘が買いましたからね。そいで父娘で生理ちゃんの話をするという。



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2018年06月15日

映像研には手を出すな! 3大童 澄瞳(小学館 ビッグコミックス)


XTCというイギリスのバンドがいた。
1stと2ndまでいてリーダーと五分の存在感があったキーボードが抜けた。そして3rdアルバムはガラリと音を変えてギターバンドとなったが、それよりも大きかったのがプロデューサーのスティーブリリーホワイトによるドラムの音の変革だった。「変わった」だれしもがそう思う度肝を抜く音とともに1曲め「メイキング・プランズ・フォー・ナイジェル」がはじまった。

えーと、まあ、本作も3巻で変えてきたぞ!とは思ったのです。

アニメを作るJK3人組の話。1巻ではメンバーがそろって作品を作って発表する。2巻ではロボット研究部とコラボして作品を発表する。うむ。このパターンでいくのかと思ったら3巻ではかなりいろいろなところを変えてきた。

なにより、1巻2巻とはパターンがちがってきた。それでいて感動の取れ高(おれ調べ)は同等という。3巻の残り2話は心の底から震えたね。これらの話に「戦の始まり」と「眠れる浅草」というサブタイトルをつけるところもまたしびれた。

1巻は3人組の浅草氏、2巻は水崎氏、そして3巻は金森さんをメイン目に推してきている。でも、3巻の大オチは浅草氏と。これは「モノ」を作っている人なら感動するよなあ。「つまりそういうこと」だからな。

いいねえ。3巻読んでますますこのマンガが、この3人が好きになった。

あと超個人的に「雪山のちび森」が身につまされた。まさしくこの状態だから。

これが1stの音
XTC - Neon Shuffle - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=eFYnIx9mjbQ

これが3rdの音
XTC - Making Plans For Nigel - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=s29RKnB7l7o

差がわかるかどうか微妙だけど、当時はすげえインパクトだったようだよ(おれもリアルタイムではないの)





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2018年06月14日

踏切時間(4) 里好(双葉社 アクションコミックス(月刊アクション))


アニメ化で4巻!まさかここまで大きくなられるとは。そしておまけページも作者のアフレコ探訪記だというのにこのアニメをみたことないんだよな。おれのみることのできる環境でやってないのか。口惜しい口惜しい。

と、4巻はまたしてもよくきております。踏切の遮断機が降りて上がるまでもストーリー1人でも2人でももっといっぱいでもあるけど、基本読み切り。そして。今回は学生さんが完全に多いね。

踏切のカンカンに合わせてラップを作ろうとするJK。
Twitterにハマったおっさん、踏切でちょうどJKが話してたので「踏切でJKが話しててさ、」からはじめるバズるツイートができるんじゃないかと期待する話。
真島さんって天然エロ同級生を後ろからエロ妄想してる話。

わりに思い切ってエロにふったね。そこはそれ踏切のあるところ、つまり往来なので、パンツがみえる程度ではあるけど、まあ、いいヌルさを会得したのか。小学生女子が裸になる話とかあったよね。ああいうのにくらべたらいいんじゃないかなと。


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2018年06月12日

早乙女選手、ひたかくす 6 水口 尚樹(小学館 ビッグコミックス)


ボクシング超強い早乙女選手とあまり強くないけどボクシング愛と早乙女愛はすごい彼氏との体育会系のおぼつかないラブストーリー6巻。
6巻では1巻からのヒキであった諸々が非常にすっきりとカタがついて、ちょっとした最終巻のノリがあるくらいだった。
子供のころ編、前巻に出てきたライバルとマネージャーと3人の女子のお泊まり会。そしてデートと。

6巻はそのすべてで早乙女選手がちょっとこれまでよりも強めにカワイイ。「う、かわいいな」って改めて思うくらい。
そして6巻のキレイに終わって7巻から新たにいろいろはじまるでえ感もいい。

ただ、大事な要素のひとつであるギャグがひときわ弱い感でもあった。早乙女選手の可愛さ描写とトレードオフしてるような感じで。そこのところは残念だったかも。

いいマンガっす。まさかここまで自分にとっても大きなモノになるとは思いもしませんでした。




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2018年06月10日

賭博堕天録カイジ 24億脱出編(1)(2) 福本 伸行(講談社 ヤンマガKCスペシャル)





おー、まだまだつづくカイジ。しかも、気が付かなかったけどふたり麻雀からまだ1日過ぎてなかったのな。
ふたり麻雀で勝ち、和也のなんかヘルメットかぶってやるやつもすぎ、ワンポーカーがすぎ、24億円をゲットするまでが前エピソードのあらすじで、1巻2巻同時発売の今回はその24億を持って逃げる話。
これまでの回想や感想戦(なぜ最後に和也はあのカードを切ったのか)みたいなことをしつつも着実に話を進めるのはまあもうベテランの域に達してる。
同じ講談社だったけど大昔「ヤンキー烈風隊」というマンガが連載されていた。このマンガは本当にひどかった。毎号70pとか80pとかけっこうなページをもらうけど見開きがすごいんだ。2pなんかやったら見開きってのが繰り返される。しかも、セリフが「げえええ」「マジか」で、クルマ1台描いてあるだけとか。
まあバブリーな時代だったんだな。当時からもうすうす「ひでえなこれ」とは思っていたけど、こういう流れになっていくのかなとも。でもらなかったね。あたりまえか。
それを考えるとほぼ見開きがないし、話の進行のスピードという問題はあるけど、着実に前にむかっているカイジはずいぶんとマシなんだよな。なにしろ休んでいない。
それでいて読んでいる間の「FUN」は保証されている。値段分かどうかは微妙なんだけどね、同じ「作品」でも密度がまるでちがうのがマンガと映画の特徴だから。
個人的にはいつもギリギリのラインでモトはとれてるとは思う。このギリギリ度合いが見事なんだよな。
たとえば、ドラゴン桜やインベスターZのひとのマンガは中身がおもしろいのかもしれないけど、絵がまったく値段に折り合わないと考えている。それは文字だけの作品でやれってことになる。
カイジは絵のおもしろさもある。じゃないとスピンオフやらねえでしょ?

ただまあもうちょっとネジ巻いていこうよ。作者も残りの寿命考えてカイジを収める場所に収めてやろうよ。
とは思った。まあつまり「早く終われ」と。



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イジらないで、長瀞さん(2) ナナシ(講談社 講談社コミックス)


うわエロい。
久しぶりにマンガを読んで「エロい」という感情を持ちました。ここんところ成年コミックもとんと読んでないでな。

長瀞さんというウェーイで小悪魔風の後輩になぜかかまわれる美術部のさえないパイセンって、接触豊富の「からかい上手の高木さん」ね。

2巻は妄想RPG編と、ランチのときに長瀞さんのウェーイグループに紛れ込んでしまったパイセンを巡る静かな攻防戦が白眉。これのほうが実際に水着でスケッチとか、おっぱいムニュとか、いろいろあるやつよりチンポにくるんだよな。なんだろうこれ。表情だけでクるんだよね。とくに彼女に似たキャラのマンガを発見されたときの長瀞さんの顔はちょっとすごかった。絵力で押そうという心意気に感じるものがあるね。

まだこのままのノリで突っ走ってOKとは思ったよ。



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2018年06月08日

鬼滅の刃 11吾峠 呼世晴(集英社 ジャンプコミックス)


アニメ化決定しましたね。
11巻は遊郭の戦い編で終始。ごめんちょっと「しつこいわ!」って思うくらいのバトル漬け。
アニメの方の「ゴールデンカムイ」や「ヒナまつり」「僕のヒーローアカデミア」などが、いま、25分の本編で3本くらいのネタをつっこんで次から次へと畳み込むパターンで、そのスピード感になれたので、派手で出血シーンなどももりだくさんでアクションなんかに興奮こそするけど、ストーリー進展なく延々と「死んだ」「まだ死んでない」を敵味方が応酬しあうのちょっとだるかった。
でもまあ無事に終わったので次サクサクいってみよーってことかな。
ああ、でも、チート技が出てきたな。あれはかなりな諸刃の剣だよな。




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君は008(1):松江名俊(小学館 少年サンデーコミックス)


スパイアクション学園マンガ。
なぜかどこの高校も入れなかった主人公が唯一入ることのできた学校がスパイ養成学校。エージェントっていいますが。
そこで繰り広げられるはちゃめちゃスパイアクションと。学校で訓練編っすね。実践編とかあるのかどうかは1巻では定かではありませんが。

パッと思い浮かぶのが「キングスマン」という映画でしょうか。それの前半にあった特訓編を思い出していただければそう遠からず。
個人的には学研であった少年誌「月刊少年チャレンジ」であった永井豪氏連載の「00学園スパイ大作戦」なども思い出す。そうじゃなかったら「僕のヒーローアカデミア」か。同じサンデーなら「陸軍中野予備校」もありましたね。

作者は「史上最強の弟子ケンイチ」の方でベテラン中のベテラン。とはいえ、おれはお初ではあります。ケンイチは事情があって打ち切りになったそうで、それに対抗しての満を持しての1冊ということなんでしょうか。よくわかりませんが。

ありったけでフルスロットルです。スキあらばアクションやお色気やギャグを盛り込んでいきます。とはいえ、作者どう考えても「男」を描くほうがお得意の模様。主人公や主要キャラなんかもそうだけど校長なんかもキャラがビンビンに立っている。
主人公はこれといって取り柄はないけど仲間を想う熱いココロと思いついたら即実行で弱いのに敵陣に無我夢中で乗り込む行動力があるという少年マンガでは鉄板の設定。

一方、女性は美人だしかわいいし巨乳だし入浴シーンは乳首まで描き込んでいるけどあんまり魅力的ではないよなあ。というかそもそもそんな出番がないしな。いまのところ表紙の子と主人公の家族以外はほぼセリフもないしな。しかしなんだって主人公とヒロインとちがうクラスにしたんだろう。そのわりにクラスがカンケイなく存在しているときが多いし(全寮制だから結局ヒロインといっしょにいるとか)。

エンタメ度は非常に高いし、満足だったのでもう1巻2巻はつきあいたい。



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2018年06月06日

ロッキンユー!!! 1 石川 香織(集英社 ジャンプコミックス)


ROCK!
ROCK!
ROCK!
ということで男ばかりの「けいおん!」です。
「ロック」によって耳に入る音がそれだけになった瞬間が非常によく描けてます。ロックに飲み込まれる。
テクニックはない(ギターうめえなあレベル)だけど、いまそこでおれはこれを歌い、観客を刺したいって欲望のみをぶつける感じ。
あらゆるモノをぶつけて「ロックを描きたい」という欲望をぶつける感じがすばらしいわ。かなりの粗挽きなのがメインで奏でられてるであろうオルタナにぴったりっすよ。ナンバガとかな。
話はたいして進行してないし、これから超ドラマチックって感じになるかはちょっと怪しげだけど、でも、ROCK!の初期衝動はたっぷり味わえます。



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2018年06月03日

スローモーションをもう一度 7 加納 梨衣(小学館 ビッグコミックス)


最終巻。富山出身の漫画家フェアってのを富山の書店でやっており作者の作品もあったわけです。そこで買いました。
本編の内容は富山とはほぼ縁もゆかりもない感じです。
主人公とヒロインは昭和の文化やアイドルが好きってことで意気投合してついにはつきあうことになるという展開で、いろいろありつつも仲はよくなって、ヒロインもこのままではいけないって手芸部にはいったり、これまでずっと謎として引っ張ってきた父親の謎や、80年代グッズ満載の謎の家の秘密もわかり、そして予想外に立派なラストがあり、ハッピーエンドということですね。
このくらいの年齢の女子のもったりした肉付き描写がすばらしかった。それでいて健全な感じで推移したのもよかった。それこそ昭和の健全な少女マンガでの学生のおつきあいのレベルで抑えていた。80年代といえば今よりハードな学生の恋愛模様もバンバンありましたけどね。たがみよしひさ氏のマンガとかな。

あまり当時の昭和うんちくにも寄せないし、ストーリーも必要以上にドタバタさせてなくて、80年代の懐かしグッズもさりげなく、でも、リアルに描写という。丁寧に丁寧に描かれてるのはよくわかります。ただ7巻という量が必要だったのかしらとも思ったりもします。そういう作風なんだろうなとは思いますが。



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2018年06月01日

GIGANT 1 奥 浩哉(小学館 ビッグコミックススペシャル)



集英社、講談社ときて小学館か。順調にそういうラインを進んでいるよな。
奥浩哉氏の新作。映画大好きのオタク少年。大好きなAV女優が近くに住んでいることを知る。そしてひょんなことで出会う。
それから、奥浩哉氏特有の痛い目に遭うために登場する薄っぺらい悪役が登場したりなんだりで、気がついたら「いつもの」の感じになった。
GANTZ、いぬやしき、そして本作と、やっぱ宇宙人からむぞそしておかしなことになっていくぞ感な。
ただまあ今回、主人公になるのか、AV女優ちゃんがとってもいいキャラ。すげえリアルなAV女優としての世界と、奥浩哉のマンガの世界との対比がとっても新鮮。キャラとしてもカワイイし。天使ギャルな感じ。
そして1巻の終わりがさらに「いつもの感じ」になったけど、奥先生はそういう映画をマンガにするような作風で一生を捧げようとされているので問題ないわな。そういうのがみたいわけだし。その期待にうまく応えているわけだし。

オビにあったように今回は映像が難しいかもしれないな。1巻時点は裸問題で。けっこうな感じで裸が。
作品内のAV女優さんの名前「パピコ」を検索したら該当している子はいるのね。本人とは似てないし、「記念パピコ」みたいなのもヒットするしマンガもヒットするのでなにがなんだかわからないけどさ。
じゃあ誰がモデルなんだろう?とずっとハーフの嬢をみてました。
と、いま、本当かどうかは知らないけど、Twitterで検索したら渋谷果歩氏だそうで。へーほー。







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2018年05月31日

竜と勇者と配達人 3 グレゴリウス山田(集英社 ヤングジャンプコミックス)


中世RPGファンタジーな世界の役所づとめの吉田さんの活躍を描いた作品3集目。
相変わらず書き下ろしのコラムといい各ページの情報量の濃さといい、いわゆるRPGファンタジーな世界のアレンジマンガで随一の濃さを誇りますね。「レベルアップ」の概念をここまで意味をつけて具現化して、実践したマンガってほかにないもんね(計算係が従者として戦いの場にいって活躍を逐一メモる→それで報告書に従いレベルアップを認定する→けっこう説得力のある理由がある)。
くわえて小ネタも盛りだくさん。

2巻も大きな話がありましたが3巻でも後半に城に襲いかかるモンスターと反撃する面々という「お祭り」を描いてます。これがすごい。吉田さんは通常郵便配達人ですがひょんなことから上記の計算係になって活躍します。

中身が濃いのでとっても読むのに時間がかかります。コスパはいいけど読んでも読んでも進まない感じもありますね。良し悪し。おれは良し。
正直なところグルメマンガと同じでこういうRPGファンタジーな世界でのアレンジや重箱の隅をつっつく的なマンガは積極的に避けてるくらいですが、本作と「ダンジョン飯」は例外中の例外ですね。




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2018年05月29日

上野さんは不器用 4 tugeneko(白泉社 ヤングアニマルコミックス)


アニメ化だって!すげ=!
アニメといえばガイジンさんのリアクションが気になるので海外の反応ネタをマメにみているのですが、本作はどういう反応がみられるのだろうか。

上野さんという科学部の部長で天才科学少女が田中くんという同級生部員を色仕掛けするためだけに発明品を使いながら失敗するというものです。
さて4巻。いい感じのループですね。ワンパターンといえばワンパターンですがいいワンパターンですね。着実にキャラも増えてますが、彼女らはまあゲストで留めておいてあまり活躍させないところとかいいですね。

とまあ、アニメ化になったら上野さん役の人は相当カロリーを燃焼するような感じでしょうなああ。

しかし、意外なところからアニメ化くるよなあ。もっとこうなんていうかアレとかアレとかありそうな気もするんだけど、まあ上野さんはかわいいしおもしろいので問題はないですね。
めでたいめでたい。



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2018年05月27日

ゴールデンゴールド(4) 堀尾 省太(講談社 モーニング KC)


あー、前巻に引き続き「重く」なってきているなあ。
すべて必要な絵やセリフなんだろうけど、もっとすごいシンプルなところで「動き」がほしいなと。
たとえば4巻でいうと刑事を脅かすところみたいなアレよ。
あと餅まきのところもよかったけどさ。

じわじわと事態がおかしなところに転がっているのはよくわかるし、たぶん、1巻から通して読むとそんなかったるくもないのはよくわかる。
だから、「単行本が出るたびに読む」ってスタイルが1番不利な作品ということなんだよね。雑誌連載のタイミングか、完結してからまとめて読むとそういうことはない。それは「刻刻」のときも十分わかっちゃいるんだけどね。
そうだよ、「刻刻」は特異な環境下にあったから緊張感がつづくんだけど、本作はそこそこ人がいる離島が舞台だからわりにぬるいんだよな。ずっと不気味な雰囲気が漂ってはいるんだけど。
でも、そろそろ派手な終い支度を始めてほしいとは思った。



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