2017年09月02日

ゴールデンカムイ 11 野田 サトル(集英社 ヤングジャンプコミックス)


アニメ化決定ということでおめでたいことです。1クールならちょうど変態大会が始まる前に終わるからいいのかね。
11巻は実在した北海道版ボニー&クライドが大暴れする回でした。後半に出てきた変態はこれまでのに比べるとちょっと小物かね今のところ。
話が大きくなり始めてきたのでそろそろ終い支度がほしいかなとも思ってきた11巻でした。


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2017年09月01日

おひとり様物語(7) 谷川 史子(講談社 ワイドKC Kiss)


1話完結のシングルの妙齢女性のオムニバスドラマ。7巻ともなると登場人物のダブリも出てきた。
クールで男っ気ない女史って感じの女性が実はトモヤっていうアイドルの10年越しの大ファンで彼の結婚で燃え尽き症候群になっていたところ通勤電車でいつも出会う男にバレンタインにチョコレートを上げることから始まる話は、その続きも含めてとってもいい。表紙の彼女ですね。トモヤは時期的にも福山雅治氏なのかね。というか冷静にみると3話あるんだな。この2人の恋の行方は最後までみたいかもしれないな。

あと、「恋愛未満」の話がまたいい。おひとりさまが長いからって友達がセッティングしてもらった男が最低最悪な男の彼女が最後に笑みを取り戻したわけとか(これは谷川史子マンガ史上最低最悪の男じゃないかね)。
朝方生活に切り替えてって意識の高いことをいってるけど、だんだんギスギスしてくる話とか。

なかでも画期的だったのが、野外フェスの話。野外フェス初参戦の女性。ずっと心配してたのがトイレ。野外トイレに並んでいるとこれからいかにも用を足しますって宣伝しているようで恥ずかしいんだって。これは新鮮な解釈。へー。汚いからイヤとかそういうことかと思っていたわ。

ということで相変わらず好調でした。絵は同僚の年賀状にコメントが無かったことが気になって仕方がないって話で、カレーにチーズのせな、カルシウムが足りてないだろ?って男友達にいわれてときの顔が絶品でした。これぞジャストでベスト。



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2017年08月31日

先輩! 今から告ります!(1) 慎本 真 (講談社 KCデラックス なかよし)


上のガキからおもしろいよとおすすめしてもらったもの。
オビに「恋愛ゾンビのキュンと涙のラブコメディ」と。恋愛ゾンビとな。
「いい女は絶対にフラレない」という母親の教えを遵守してる主人公。で、まわりに告れっていわれたイケメン先輩に告るも玉砕する。でもあきらめないからノーカンって。
そうやって毎回告白してはNOといわれつつもゾンビのように体当りするという図式。ラブレターを書いたら読まずに捨てられるので、校庭にラインマーカーでデカデカと描いたり。
主人公のキャラが新鮮。ほどよくアホウで適度にラブコメヒロインになるバランス。イケメンはもうすっきりといじわる系のイケメンだけど。

テンポがよくて小道具やギャグが気がきいててなるほど少女漫画のラブコメ最前線はこういうことになっているのかと参考になりました。これは王道ってことでいいんだよな。


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2017年08月30日

バババババディ!! 1 TALI(新潮社 BUNCH COMICS)


合法殺人が許されている世界。それによって賞金稼ぎとして生計を立てることが可能になってる。
ゲス教師がアホ高校のレベルに辟易してこっそり転職目当てにライセンスをとろうとしていたら、担任のクラスの弱そうだからっていつもいじめてた生徒がライセンス保持者でエース級の殺人者だったとわかる。
それで「バイオレンスアクション」、同名タイトルでもいいし、バイオレンスなアクションって感じかと思いきや、1巻ではそこまでたどり着かないし、そもそもそんな感じじゃなかったみたい。
ひたすら小心者でゲスだけどすんでのところで良心が働く先生と、普段は寝ぼけ少年が殺人業のときは冷酷に任務を遂行するってののコンビのかけあい(プチBL風味)がおもしろいギャグマンガなスタンス。
このかけあいと教師の逆ギレの突き抜け具合が予想とちがったところでのおもしろさを醸し出している。
絵も苦手分野をいろいろなところ相当頑張ってるのがわかるわ。車とか破壊シーンとかあんまり好きじゃないしこれまで描いてないんじゃないか。というか女性を描くのもあまり得意じゃなさそうな。でも、そういう重箱の隅が気にならない全体的なおもしろさはあるね。


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2017年08月29日

貞操逆転世界 1 万太郎, 天原(キルタイムコミュニケーション ヴァルキリーコミックス)

貞操逆転世界 1 (ヴァルキリーコミックス)
Posted with Amakuri at 2017.8.18
万太郎, 天原
キルタイムコミュニケーション

あまり期待してなかったけど素晴らしいなこれは。
天原氏の作品で成年コミックにもなった「貞操逆転世界」。男女の貞操観念が逆転している世界。女がいつもやりたがってがっついていて男はイヤーンって感じ。そこにココと同じメンタルの男がきたので、やりまくるという話。
これが女だったらどうなるかってのが本編。
たとえばビルにある巨大な看板が水着美女じゃなくてモッコリイケメンがビールを飲んでいるとか。
男は何回もできないから1回を大事にするために貞操が強くなったとか。
わかると思うけど、あんまりエロくはならないわけよ。だって処女が価値のない世界にきたわけでね。こっちでいう童貞がひとり増えてもね。
成年コミック版とちがい「ノルマ」シーンが要らない分、小ネタが満載で、これが笑えもするし、「ここ」の世界のいびつさも感じられるという構造。

テレビではおっぱい丸出しの女芸人が活躍してるけど、上記のもっこりイケメンのビールのCMだと乳首に星のシールが貼ってある。この差ってつまりエロいかどうかってことなんだよね。そう考えると非常におもしろい。
そいでおっぱいに価値はないけど、腹筋には価値があるの。だから、マッチョアピールするのにアスリート女子はトップレスになったりするって世界。

非常におもしろいのは、エロエロ友達(JKね)にエロ本を貸してもらう主人公。これがエロくてマスターベーションをしたくなるってシーンが非常に興味深い。
元の世界で男向けのエロマンガを読んだときはまったくそんな感じは持たんかった。ああエロ本だなって。でも、女性向けに本気にエロくさせようと思ってこっちの男性向けに描かれたようなノウハウを投入すると女性もマスターベーションをしたくなるようなエロマンガになるという。レディースコミックのもうちょっとリミッター解除したものかもしれないな。これはちょっと読んでみたいと思ったり。

でもって、はじめてのときに男を萎えさせないように処女膜を破るのは当然のこと(チンポの皮をセルフでむくみたいなもんかね)だし、それ用のモノ「パートナー」がドンキのようなところにコーナーとして置いてある。ナスとかキューリとかチューペットとかぷっちょとかで。
これが滑稽にみえるってのは逆を返して「ここ」をそんな目で女性がみているってことだしな。

あとまた元の世界のテンションでいる主人公は同級生のエロエロに耐えられないので、外でひとりで遊んだりすることが増えて、それで却ってモテるって現象もおもしろいな。

じぇんだーの人とかこれを読んだらどう思うかちょっと知りたいけど、もめたり炎上したらめんどくさいのでバレませんように。


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2017年08月28日

ダンジョン飯 5巻 九井 諒子(KADOKAWA ハルタコミックス)


おもしろい。おもしろいけど「ダンジョン飯」じゃなくなったな。いっさいのフォーマットが変わったね。興味深い。
1巻はグルメマンガの極北というテイで発売されて、本書に端を発し、異世界の人が食事する的なマンガが春先の田んぼのカエルくらいゲコゲコとかしましい昨今になっていて、そろそろその流れも終わりそうになってきて、本書のフォーマットが変わるわけだよ。
毎回、モンスターを調理するってこともなくなる。すでに3巻くらいからキャラクターにフォーカスを絞り、徐々に「食」ってことをぼやかしていく。そりゃあそうだよな。「食べる」ことは副次的なことで、目的は主人公の妹救出だったんだから。
4巻にしてそこのところは一気にクライマックスとなり、そして5巻という。
これがクライマックスから畳み掛けるように怒涛の展開で、なおかつ怒涛の複雑さが解禁されてしまって、九井氏の「本気」がドバーっと出てきてそれがなんだか怖かった。でも、おもしろい。

・そう、もともとその気やパーツはあちこちに振りまかれていたんだよ。それが5巻にしてかなりハードなダンジョン冒険譚になる。1巻1話でこの境地に立っているとは作者も編集も考えてなかったろうな。

・そういった意味じゃ唸る出来栄え。お好み焼きの材料しかないのに鍋料理が出てきたみたいな。

・ただ複雑になったなあ。

・あとダンジョンが大きな生き物で飯は冒険者だったとかそういうオチだったりする?




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2017年08月27日

ソウナンですか?(1) さがら 梨々(講談社 ヤンマガKCスペシャル)


JK4人が遭難して無人島にたどり着く。1人がサバイバルのプロだったので無人島での生活が始まるのでした。
原作が「山賊ダイアリー」の方なのでかなりあちこちがリアルなサバイバルで、たとえば、服にくるんでトビウオをすりつぶしてその体液を飲むことで乾きを凌ぐとかそういうの。それをみて3人が「うぇー」って。そいでそのあとその服をまた着て「着るんかい!」ってツッコミ。あと、海のシーンで下着姿などのサービスショット。そういう構造。
JKがセミのクビをもいでチュッチュと中身をすすってるのは本書でしかみることができないだろうなあ。

で、ポイントは残りの3人が今のところモブっぽいところかしら。描き分けはできてるのでどっちかというとキャラで立たせることができてない原作の責任かなと。

全体的にはギャグテイストなので楽しく1巻は読むことができました。


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2017年08月26日

となりのバカと続く嘘 あむぱか (竹書房バンブーコミックス)


毎日1回異性の唾液を摂取しないと死ぬ病気になったと嘘をついて毎日幼馴染にチューしてもらってるJKの話。
すごい設定だなあと。この一発設定でなおかつ1巻分もたせたのでかなりがんばられたのではないかと。
終始ドタバタで進んでいて、後半もドタバタのテンポを変えずに最後まで楽しく読むことができてよかったわ。

しかし、このJKのフェチっぽさがマジっぽいので作者は「こういうヒトなのか」と思ったりな。よくある男性向けの成年コミックで好きな人の服の臭いをかいでいるうちに欲情するってシーンがやたらと多いんだよな。こういうのマジなのかねーっと思ったり。本書は女性向けの全年齢向けだけどさ。
最初のほうにある、彼氏も嘘だってわかってるからよだれで口の中をぐじゅぐじゅにしてそれを流し込んだら美味しそうに飲み干してドン引きするってエピソードがなんかスゴイ。



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2017年08月25日

羊竜飼いのケモノ事情 1 うかんむり(徳間書店 リュウコミックス)


今月の問題作ってか。
羊みたいにもふもふの竜と少年の旅の話。
かなり性的な竜でなめらかな毛皮は金持ちのあいだでは「羊竜の生布団」なんていわれて珍重されてるそうで、なおかつ、具体的に性行為も可能。四足で少年より背が高いので大きめの馬みたいな感じっすかね。脚は短いけど。
そいでそれを狙うスカンクの姉御と豚の家来っていわゆるタイムボカンシリーズの三悪っぽいのがあちこちに見え隠れするという。そして捕まえようとしてエロい目に遭わせたり遭わせられたりと、性的性的で進行していくわけです。
羊竜じゃなかったら普通のエロコメではあるんだよね。これが少年だけ人間であとみんな人間じゃないモノで展開していく。で、だいたいケモノのもふもふ&羞恥顔でいやーんな感じになっているので無垢な少年に読ませるとすごく毒です。性癖が歪みます。そんなパワーは感じられます。ということなので熟練のケモナー以外は注意されたし。


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2017年08月24日

和泉さんはわりと魔女1 雪白いち (マッグガーデン マッグガーデンコミックス Beat'sシリーズ)


同級生(和泉さん)が魔女に育てられたけどその魔女が死んだので「宝物返し」の仕事をするのを手伝わされるという難儀な目に遭う男子高校生の話。1話完結。
魔女の宅急便に代表される架空の国ではなくて日本。でも、魔女のシステムみたいのは魔女の宅急便的かな。
和泉さんが天然系、えーと、誰に例えるといいのかね、「涼宮ハルヒの憂鬱」でいうと長門さんで、「新世紀エヴァンゲリオン」でいうと綾波レイさんみたいな物静かでちょっとピントがずれてる感じで、それに惚れてるツッコミの役目の同級生少年。このやりとりがいいですね。いいラブコメにも漫才にもなっているんですよ。

ちょっと後味の悪い「お仕事」のあとに気晴らしについカラオケに誘ってしまった少年。こんな浮世離れしてた魔女子さんがカラオケ行くわけねえか、っと思ったら予想外についてきてカラオケデートになるエピソードがなんだか新鮮でよかったですわ。

某日清のカップヌードルのCMの魔女の宅急便が現代に現るみたいなやつよりこっちのほうがええ感じです。



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2017年08月23日

早乙女選手、ひたかくす 3 水口 尚樹(小学館 ビッグコミックス)


ボクシング部のスーパールーキーとして君臨する早乙女選手がペーペーのダメボクシング部員に恋して告白するところが1巻1話ではじまってそいで以後コーチお墨付きだけど他言無用でラブラブとボクシング部ライフを両立する話。
3巻は、早乙女選手の特殊なフェチ心を刺激する身体描写(とくに腹筋)が少ないような気がして残念です。そのことで意外とおれには重要だったんだなと再発見するくらい。
あと「サトシング」のような予想もしなかったギャグもなかったです。サトシングはインパクトあったなあ。
恋の鞘当てだった「お姉さん」もお姉さんとして早々にフェイドアウトしていったし、本格的ラブゲーム的なラブコメにはならないような体育会系カップルだしなあ。いざそうなると早乙女選手は黙ってハラハラと泣くだけだろうし。
なんか「コレがいい!」ってポイントが薄い巻でした。
4巻はスポーツマンガ的に燃えそうだけどな。インターハイがはじまるし。
あ、ヤンジャンでラブコメからはじまったのに結局本格ボクシングマンガになったのなかったっけ?それをちょっと思い出した。沖田くん的なタイトルの。


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2017年08月22日

ロッタレイン 1 松本 剛(小学館ビッグコミックススペシャル)


松本剛氏の新刊だ。しかも3ヶ月連続刊行だってすばらしいことだ。
離婚した父親の家にやっかいになることになった主人公。血のつながっていない中学生の娘に心を惹かれつつかなりの年齢差に自己嫌悪。そうこうしているあいだに複雑なことになる。
相変わらずのテンポとムード。この静かにスーッと進行するのはやっぱりハマる。
でも、やっぱり、この話には暗雲しか立ち込めていないのも逆の意味でハマる。おれはバッド・エンドは今あまりみたくないんだよね。

それで心配なのがオビコメントの新海誠先生っすよ。もう世界のシンカイなんだからさ。こういう方面の次回作は止めたほうがええで。新海誠氏が松本剛氏を好きってのはうれしいし超納得なんだけどさ。


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2017年08月21日

マロニエ王国の七人の騎士 1 岩本 ナオ(小学館 フラワーコミックスアルファ)


「金の国 水の国」がよかったので長編また試そうとしたけど、あー、そうだった。おれは「町でうわさの天狗の子」とか中途リタイヤしたのだった。

ファンタジー世界の話。7人兄弟の騎士が主人公。もう確実に7人の見分けがつかないしそれぞれに魅力を感じられなかった。
おれは早い段階に人がわーっと出てきてどうのこうのってが絶望的にダメ。本当、ゆうきまさみ氏とかの一部の例外を除いてまったくダメ。
そういうタイプのマンガ家さんはいっぱいいらっしゃるので確実におれの向き不向きの問題であることはまちがいないのだけど、途中ですぐに「こいつなんだっけ?」ってことは起こる。正直「ダンジョン飯」でも起こってる。「ゴールデンカムイ」でも起こってる。おれは登場してセリフをいうキャラが(おれの中で)芯を食ってないと覚えられないんだね。それは現実でもそうなんだよ。
最初に登場した国のお姫様と貴族の子息ってことになってる女性とごっちゃになってもう「なんかわからない」って状態に。すごい血みどろの戦いがあるわけでなし、現実の史実に即した「つかみ」があるわけでなし、すごい大きな話が動いてるわけでもないしな。

それでも「ちゃんと読むと2巻で気持ちいいかも」って予感はちょっとするので2巻までに読み込んでみようとは思います。前記の「ダンジョン飯」も「ゴールデンカムイ」もそういったことで読み続けているわけですし、気持ちいいですからね。


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2017年08月20日

すうの空気攻略 3 福井 セイ (小学館 少年サンデーコミックス)


2巻に引き続き3巻もキャラが増えました。しかも2人。
田舎からきたすうちゃんが空気を読んでコンクリートジャングルの都会を生き抜く話です。
母から貰った攻略ノートをもとに困った状況になったら打開していくというていで失敗するって感じ。
キャラが増えたために攻略ネタのバランスが弱くなったのでおれ好みの調整になりましたね。
新しい2人もカワイイし、これは俄然おもしろくなってきました。適度にキャラが増えるのはやっぱり鉄板ながらいいもんです。
ただ、どうしたいんだコレ?って問題は近いうちに浮上してきそうですね。



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2017年08月19日

からかい上手の高木さん 6 山本 崇一朗 (小学館 ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)


あ、どうしたことだ。少年サンデー関連のラブコメの最前線をひた走っていて、オビにアニメ化決定とあるのに6巻はわりとつまらないぞ。
つまらないという表現は適当ではないか。おもしろさが薄れてきているぞ。

単純でざっくりした話を描かせていただくと、マンガにかぎらず連続のお話は、1回目が新鮮さのピークでそれは回を進ませる毎にどんどん薄れていきます。そして新鮮フィーが無くなる前に次の手を打って、新鮮さを取り戻すというのがセオリーです。新キャラ、新展開などなどね。

ところが、本作は、高木さんが隣の席の西片くんをからかうマンガです。それ以上でも以下でもないんだよね。永遠に中1だしな。

6巻ではテコ入れといえばコレ以上ない、プールでダブルデートという昭和だったら犯罪になる行為にまで手をそめているし、さすがのクオリティなんですけど、うーむ。新鮮フィーがねー。かといってどう展開させたりテコ入れさせるかというとやっぱり難しいところがあるよねえ。だからこのままでいいし、たぶん、続く限りノータイムで買うとは思うんだけど、7巻では「なんか」あってほしいね。作者も編集も脳みその回路が焼け付くまで考えろ。スピンオフとか考えてるヒマあったら本編をおもしろくすること考えろ。
と、ここだけの話、スピンオフもおもしろいんだけどね。西片くんと結婚した高木さんの話だぜ。
とりあえず最終回近辺かわからないけどプロポーズはやってほしいよなあ。どうやって結婚したのか知りたいわ。


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2017年08月18日

大きい犬 スケラッコ(リイド社 torch comics)

大きい犬 (torch comics)
Posted with Amakuri at 2017.8.11
スケラッコ
リイド社

「盆の国」の作者による短編集。7編収録。

・住宅地に住んでいる家1軒分ほどの大きな犬との交流を描く表題作。
・じいちゃんが実は「えびすさま」だとカミングアウトして七福神のみんなに会いたいといいだす「七福神ふたたび」
・誰よりもクリスマスが待ち遠しい幸子さんの密かな楽しみ「クリスマス幸子」
・地球がどんどん弱りはじめて、そんなときに地球そっくりの星がみつかったのでみんな移住していったあとの地球の話「梅桃桜」
・田舎で出会って都会で同棲している彼氏の唯一の友達の話「彼の友達」
・給食のおばさんにあこがれてついになってしまったホーライくん(男)の元に対決を挑んできた怪しい男「給食のおばさんホーライくん」
・巻頭の「大きい犬」に憧れるチワワの話「小さい犬」

どれもこれも異様にキラキラしている。圧倒的なメジャー感と、劇場版アニメのようなずっと先を見通せるような透明度の高い世界の広がり(スタジオ・ジブリ感ね)。かわいくて明るくてイヤミのないキャラ。かわいい絵なのに派手な展開、そしてその描写の確実なこと。有無を言わせないハッピーエンド。

個人的には唯一くらいSF(少し不思議)が少なめの「クリスマス幸子」が大好きです。あのハッピーであふれているクリスマスの風景はすばらしい。そしてなによりいいのが「恋愛」(愛はあるね)の要素がないこと(ネタバレか)。クリスマスにそんなモノ要らないんですよ。実写化したい。つか、全部実写化してオムニバス映画にしたい。そのプロデューサーをやりたい。

最高最高。スケラッコ作品は少なくとも今後10年は作者買いする。ハードなBLでも買う。



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2017年08月17日

タイムスリップオタガール(2) 佐々木 陽子(ほるぷ出版 ポラリスCOMICS)


1巻は正直「まあまあ」って感じでした。
30歳の半引きこもりフリーターオタク女がタイムスリップってか中1の自分に戻るリプレイものです。

1巻では死んだばあちゃんが生きていた「うれしい」。若くて身体が動く「うれしい」。自分の黒歴史発見「うわー」。みたいな感じでしたが、それと同様にあちこちにまいていた種がいっせいに芽吹いた2巻だったのです。

1巻のラストで主人公はこの先の中学生ライフを思い出すのです。テストの赤点の束が親にみつかって暗黒期になった「マンガ禁止令」が起こる。だから先手を打って、というか、もうぶっちゃけようと、「私は実は30歳です」とカミングアウトします。その1巻のクライマックスがどうなったのかというと、「なにバカなこといってんの」と軽く流されるのです。

でも、マンガ禁止令は回避されるのです。なぜかというと、30歳の中身で中学生。引きこもりの反社会的日々を送りつつも、フリーターやって家で穀を潰している手前、家事も手伝うし、「親の都合」なんてのもよくわかるので、風呂を掃除したり、庭の草むしり、ごはんを作る手伝い、風呂に入れなどの急かされることに素直に反応するわけですよ。それが功を奏した。こういうミクロなところを丁寧に描いた点に唸ったのです。

中学生男子なんか子供にしかみえないし、恋人いない歴年齢だとしても30にもなるとそこそこの応対ができるようになっているというので「男あしらい」ってことでも発揮されるけど、それはまあかつてのリプレイモノでもあるわな。憧れの女教師と思っていたけど、40のおっさんからみるとただの狭量な小娘だったとか谷口ジロー先生のマンガでもあったわ。
でも、中学生の時の無闇に親のいうことに逆らったり、「風呂に入る」という行為が死ぬほどめんどくさかったり、今人生で1番大事な時間(アニメをみてる)なのに邪魔するから殺すって感じになるのとか、丁寧に描写して、1巻からの伏線も活かしているのが素晴らしい。

おれは時間モノ、リプレイやタイムスリップモノが大好きなのでわりと手にとって読む方なんですが、こういう流れはみたことないなあと。

あとよかったのは、これまでのリプレイのファンが自分だけだったのが徐々にまわり、たとえば友達と遊ぶことの異様なくらいのありがたい時間を実感したりするシーンもなあ。
「また明日」といってくれる友達がいるってな。
佐野元春さんの歌にもあったね。「また明日」。いい言葉をチョイスしたなあと。

まあでもぶっちゃけると上記の「素晴らしい」ところがあまり描かれないわけもわかるのよね。それはあまり「おもしろい」につながらないからね。どうせ、中学生に戻るんだからもっとドーンっていろいろやれよってことにはなるからね。

そのラインでも動きがあります。そういうときに中学生ってのが効いてくるんだよね。いろいろと「やる」可能性がみえるけど中学生でできることには限りがあるわけよ。その不都合がキモになっている。

それが味わいだけど、それだと話も進まないしなあ。痛し痒し。かといって2巻のヒキみたいな大きなハラハラにはあまり期待しないんだよなあ。どうしたもんじゃろな。

ただまあ2巻はすごく良かった。


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2017年08月16日

ファイアパンチ 6 藤本 タツキ(集英社 ジャンプコミックス)


本当に先が読めないマンガですわ。
なんとファイヤパンチが燃えてない巻。ネタバレになるのか。そもそも読んでいない人にはなんのことかわからないね。こういう毎巻展開がちがうマンガは1巻から延々とあらすじを書いていかないとダメなのでそれもまた辛いし。
呪いと奇跡と愛と憎って紙一重だよなあって。
作者は本当に先の展開がわかって描いてるんだろうかなあって。
そして21世紀のいま、こういうマンガがジャンプで連載されているってすばらしいよなあ。これこそがジャンプがジャンプたる所以だと思うんだよ。ずっとチャレンジャーなんだよな。ずっとジャンプし続けている挑戦し続けているって雑誌の姿勢こそがジャンプなんだよ。それは少年誌で漫画雑誌でダントツの1位をキープして四半世紀以上経つ今でも。ジャンプ読んで育つ日本男児(女児も)はそこにうっすらと影響を受けて生きていると思うんだ。
ところでちらっとみたフランスのオタクフェスティバルの動画にもでかい看板がかかってたなあ。フランス人にはどういうふうに映るんだろう。





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2017年08月15日

ぼくたちは勉強ができない 2 筒井 大志 (集英社 ジャンプコミックス)


2巻いいですね。好調です。
理系の天才が文系の大学を目指し、文系の天才が理系を目指す。あと水泳の天才も。それらの家庭教師役をするというハーレムラブコメ。
1巻から徐々に頭角を現していましたがもはや理系の天才ことメガネショートちびっこ巨乳のリズりん無双になりつつあるような気がします。だいたい3者を均等にメイン回に添えてまわしているんだけど、心に残るのはリズりんネタが多いようなってそれはおまえが単にリズりんがすきだからじゃないかという。まあそれも強くは否定できませんが、クライマックスの林間学校編で美味しいところを一手に引き受けていたし2巻はリズりん無双ってことで大丈夫じゃないでしょうか。なんか頭の悪いこと書いているような気がする。

筒井氏のマンガが上手いなと思うのは描き下ろしの無人島に4人でいったときのおまけネタに発揮されているなと思うんですよね。3pしかないのに非常に読み応えがある。中身が詰まっている。コンパクトに各キャラを活かしつつネタとして昇華しているという。それをまた上手くまとめている。2ちゃんねるのまとめサイトを運営しても能力を発揮していたんじゃないでしょうか(それはなんの意味もないホメ言葉だね)。

2巻にしてキーパーソンになりそうな新キャラが2人投入されましたが、これの導入も自然だったし、すっと馴染んだしな。

あとデフォルメ絵の黒いまん丸を目に下半分をストライプにするヤーツは筒井氏の発明なのかしら。わからないけど効果的ですね。


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2017年08月14日

ワニ男爵(1) 岡田 卓也 (講談社 モーニング KC)

ワニ男爵(1) (モーニング KC)
Posted with Amakuri at 2017.8.7
岡田 卓也
講談社

ワニの小説家が書生さんというか子分のような相棒のウサギといっしょにいろいろなところで美味しいものを食べるという話。
動物が人間の世界で料理自体は普通に人間が食べるようなところで人間のように食べる。
どこに軸をおいて読めばいいのか悩む。
グルメマンガかと思えば、さして食い物に関するウンチクはなし、ギャグマンガにしてはゆったりしたテンポだし、ワニが我を忘れて野生に戻って大暴れするってのがキモだけど、そこで食堂を荒らしたりするのもなーんかなーって感じがするしなあ。
それでもなーんかおもしろいって。なーんかなマンガ。こっちもどう捉えていいのか難しい。芯を食ってないというかなあ。それとももっとシンプルに食えないマンガってことにしようかなあ。グルメマンガってことで。


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