2017年12月27日

まどからマドカちゃん(2) 福田 泰宏(講談社 モーニング KC)


好評の2巻。モーニング連載になったそうで。
主人公の通勤路。アパートの窓が開いたら住人のマドカちゃんがなにかやってるのを見守るというギャグマンガ。
1巻からこっちだいぶ振り切ったみたいで「窓の向こうは不思議空間」ってことで池があって釣りをしててもアシカがいてもまるごと駄菓子屋が作られていても伝家の宝刀「まあマンガだし」が発動。その心意気やヨシ!って思って読むことにします。
ただまあ1番マンガだなあと思ったのがマドカちゃんがナイスバディすぎることかな。また水着が多い。気合い入り過ぎだね。それでもむだにエロくならないあたりはうまい。たぶん、雑誌内ではいい「箸休め」になるんだろうなあとか。
しかし、マドカちゃんの行動意図が謎。1巻巻末にあったプロトタイプはまだマドカちゃんはちょっと気があるということになっていたので「あー」ってのもあったけど、2巻は毎回おもしろ設定で小ネタをはさみ「なんだったんだ」みたいになっている。
3巻でも「同じ」だったらもういいかな。箸休めばかり読んでもおもしろくないし。


posted by すけきょう at 16:35| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月26日

スペースノンフィクション 1 沼原望(マッグガーデン BLADE COMICS)

スペースノンフィクション 1 (BLADE COMICS)
Posted with Amakuri at 2017.12.22
沼原望
マッグガーデン

なんでも小器用にこなすなんちゃって不良。ある日、ビクビクしているクラスメイトをみんなといじめようとしたら彼が映画マニアだったことを知って自身も隠れ映画マニアだったので急激に近づくんだけど、クラスメイトには驚愕の秘密があった。
で、いろいろと謎の事実をはさみつつふたりで映画を撮ろうという。
これが非常に映画マンガ。自主映画のノウハウから、自主映画の発表会の様子、各種有名映画エピソードまで、映画愛映画雑学がちりばめられており、しかも、かなりな熱血マンガになっている。熱い熱い。MPO法人映画甲子園が協賛しているってことでそこいらのディティールやしっかり度合いがちがう。

描写はいろいろと雑かったり拙いって、もうしわけない、はっきり書かせてもらうけどさ。でも、それを覆ってあまりある熱がね。映画っていいねやっぱり。

↓本作3話でまんま登場する高校生の自主映画。いちおうみた。おもしろかったよ。

J034 運命人 - じもテレ -「ふるさと発」の動画コンテンツ
http://jimotv.jp/products/movie_detail.php?product_id=1901


posted by すけきょう at 19:07| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月25日

BEASTARS(6)板垣 巴留(秋田書店 少年チャンピオン・コミックス)


「このマンガがすごい!」で2017年度オトコ編で2位。すごいね。
ただ、おれには6巻は違和感のかたまりだったな。超展開過ぎねえか? 少年マンガっぽいといえばそうなのかもしれないけど、あんまりにも5巻であったことが「それはそれとして」すぎるというか。まあ、いろいろと大きな変化はあったけど学園ラブコメのラインになっていいのか?とは強く思うわ。
でもいいんだろうな。「おもしろけりゃいいんだよ!」がわりと充満してる。まあ、ただ、これが鼻につくくらい新鮮フィーがなくなったときにどうなるかってことだよなあ。

この力技ののちの6巻の展開はよかった。話はいよいよタイトルにもからむいわゆる「芯」を食ってくるのか? となると5巻の展開はなんだったんだろう?とかいろいろなハテナマークが浮かびはする。まあ、今後のお手並み拝見ってことになるのかしら。


posted by すけきょう at 18:21| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月24日

怪奇まんが道 奇想天外篇 あだち つよし(集英社 ホームコミックス)


怪奇マンガ家に話を聞くというマンガの第2弾。今回、御茶漬海苔氏はともかく、諸星大二郎氏、外薗昌也氏、近藤ようこ氏と、おれにとってはちっとも怪奇マンガ家じゃないなあってメンバーなんだけど、これがまた全員珠玉でなあ。つまりはそれぞれにとってのまんが道なわけでさ。

・父子の葛藤から、猟奇事件における規制、それとの戦いの御茶漬海苔氏。
・好きなものだけを打ち切り覚悟で週刊ジャンプに描き続けるという確信犯の諸星大二郎氏。
・長い長いキャリアで怪奇漫画を描きはじめた「いま」が1番充実しているという外薗昌也氏。
・高橋留美子氏とクラスメイトという度肝を抜かれる展開から(長いこと両方それなりにファンやらせてもらってるつもりだったけど薄いファンだから知らなかった)「描きたいものを描く」という近藤ようこ氏。

とくに諸星大二郎氏がかっこよくてたまらない。そもそも担当からして「なんかわからないけどおもしろい」ってことで連載させていたという。そらそうだよな。今読んでもこれが「週刊少年ジャンプ」に連載されていたとは思えないもん。あとまあ筒井康隆氏がまたかっこいい。「マンガだからこそ描けたSFの傑作」ってことで「生物都市」を推した経緯とかなあ。

そもそも4人ともそう少なくない数の単行本をもっていてなおかつ「長い」ファンなので、いろいろと「へーそうだったのか」ってのが多い。御茶漬海苔氏は自伝マンガがあったのでいろいろとわかっていたけどさ。

いやおもしろい。もう「怪奇」いらないからもっといろいろなマンガ家さんの「これ」が読みたい。
近藤ようこさんの入浴シーンがよかった。

475FE72B-BE7F-4BA1-9F50-452425CB0F53.jpg

(ナイスバディ)


posted by すけきょう at 17:05| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月23日

古見さんは、コミュ症です。 7 オダ トモヒト(小学館 少年サンデーコミックス)


コミュ症の彼女とユカイな仲間たち7巻。丁寧に行事を追いかけていって季節は冬。クリスマスや誕生日(古見さん12月25日生まれ)や雪遊び、初詣などを追いかけている。
学校ない編なのでゲストもかなり流動的。ああでも今回は新メンバーはいなかったかな。ギャグのキレもいいし、各キャラの活かし方も素晴らしい。ちゃんとラブなコメも挿入してくるしな。問題なく楽しい7巻。とくに初詣のメンバーを集めるってギャグが超秀逸。かなりニッチなギャグなのにきっちりおもしろいし。片居くんのスマホの表面がバキバキなのがなぜかすげえハマった。

スケートの只野くんのかっこよさと、風邪でお見舞いの古見さんのかっこよさ、とそこのラブなところも秀逸。風邪の回はオチも最高。

いいマンガだよいいマンガだよ。2017年意図的にラブコメ祭りしてたけど「かぐや様は告れない」と本作がおれの中でツートップとこのさい言い切ってしまおう。

「からかい上手の高木さん」みたいにスピンオフとかみたいわー。古見さん只野くんとまちがいなく結婚してるべ?夫婦生活みたいべ(6巻の妄想でちょっとあったけどさ)。子供ができたらみたいべ。 あと各キャラそれぞれ楽しいことしてそうだべ? 読みたい読みたい(ただのミーハーやな)。


posted by すけきょう at 21:21| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月22日

保安官エヴァンスの嘘 2: ~DEAD OR LOVE~ 栗山 ミヅキ(小学館 少年サンデーコミックス)


1巻が「このマンガがすごい!」に載っていたのとたぶん「古見さんはコミュ症」の何巻かの巻末にオススメとして載っていたのでどらどらと遅れて1巻を買っておもしろかったのです。そいでリアルタイムで追いついて2巻です。

2巻は1巻にあったもろもろのテンプレを整理してスッキリしました。いわば1巻のノリはそのままに洗練された2巻ともいえます。

西部劇の世界が舞台です。保安官のエヴァンスは凄腕だけど、すべては「オンナにもてたい」と欲望で行動しているのに、結果、仕事は成功して狙っていたオンナは空振るというパターンが続きます。

2巻表紙で横にいるオークレイさんという賞金稼ぎはお互いに意識してる間柄ですが、おたがいに恋愛不器用なので進展がないという塩梅ですね。これがメインになりそうでならないのがまたいいです。基本はあくまでもてたいエヴァンス。モテチャンスやエロチャンスが訪れるけどうまくいかないって。
でも、2巻冒頭から最後まで長期でひっぱったオークレイさんのバースデーパーティーのネタは最高。とくにプレゼント選びの回が素晴らしい。おれはこういうモノで落とすネタがツボなのよね。

あと、エヴァンスの自分が臆病と思ってることがことごとく上手くいってるのでそこにもうちょっと自信を持ってほしいなと思ったりもしますわ。オークレイとほぼほぼ両思いだしなあ。


posted by すけきょう at 19:17| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月21日

ポンコツンデレな幼馴染(3) 海月 れおな(講談社 KCデラックス 月刊少年マガジン)


おーすごかったぞ3巻。何回も声を出して笑ったわ。
タイトルどおりですね。幼馴染。黙ってればナイスバディ美少女だけど中身がポンコツすぎる。この「ポンコツ」がどんどんパワーアップしてきてもはや毎回想定外です。

怒った彼女が机の上でモーレツなイキオイで消しゴムをこすってそれを投げつける。摩擦熱でほっぺたが熱いって攻撃をする。
幽霊がこわいので隣の主人公の家に上がり込む。トイレに行きたくなる。でも彼氏と離れるのはコワイ。だから、首の秘孔をついて気絶させてトイレに引きずっていって用を足す。
ほうきでちりとりにゴミを集めながら後ずさりしていって壁に当たったから逆立ちしていってひっくり返ってちりとりのゴミを主人公に撒き散らす。

こんなマンガみたことある?

完全に加速がついているな。それでいて2017年にはわりと流行っていた変わりラブコメから抜けでて完全にギャグの路線になったね。21世紀の「がきデカ」のこまわりくんといっていいくらいインパクトあるわ。



posted by すけきょう at 18:37| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月20日

すうの空気攻略 5 福井 セイ(小学館 サンデーうぇぶりSSC)


残念最終巻。
田舎からきたすうちゃんが母が書いた空気を読むためのマニュアルを駆使して生き馬の目を抜く大都会を生き抜く話やで。
4巻にしてメンバーが5人そろってグググとおもしろくなったら終わりで残念でしたが、この5人の団体戦もあらゆることを過不足無く描き切った気はしますね(もちろん掘ろうとしたらいくらでも掘れそうだし)。
とくに5巻はラストへの流れがベタながら美しかった。アニメ化すると1クールでキレイに名作として収まりそうなんだけどなー。

作者の次回作に期待しておりますです。


posted by すけきょう at 22:27| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月19日

からかい上手の高木さん(7) 山本 崇一朗(小学館 ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)


スピンオフが2つ連載している本家は7巻。アニメ化も決まっております。でも、本編の中では相変わらず永遠につづく中学生2人の甘酸っぱいのが繰り広げられております。
スピンオフの「からかい上手の(元)高木さん」を読むと余計にわかるけど、西片くんが高木さんにからかわれる。そのことで西片くんがテレながらも悔しがるという図式の「変わらなさ」は驚嘆すべきことではあります。
Amazonレビューに「西片くんが幼稚すぎ」ってあります。そりゃあそうだよ。ついさっきまで小学生だった中1だよ。大人のわけがあるか。でも、そういう意見が出るのもわかるくらい「その状態」で延々と続いているんですよね。それはなかなかできることじゃないですよ。
たとえば「サザエさん」。カツオが大人びてたり生意気なことをいうのはそういうキャラというよりも長年やっていて作者の代弁をしているうちにそうなっていったというのもあるような気がします。つまり、サザエさんの登場キャラは歳を取りませんが書いている作者やアニメの脚本は加齢からは逃げられないわけで。いつしか、少年のときの気持ちを忘れてしまう。だからいわゆる「サザエさん時空」が起こってもそれがずっと「歳を取らない」ってのは難しい。それなら最初から大人びたことを言わせたほうがいいんじゃないかってね。わからないですが。

ただ、本編は確実に西片くんが見事なほど少年の思考回路のままです。
宝くじに当たったらって妄想する回なんかすごかったよ。「100万当たったら欲しいゲームとほしいマンガを全部買う」って2回いったんだもん。しかもそれをいったら高木さんに勝てると思って。
この少年らしさ。そして高木さんが「好きな人と旅行に行くかな」と答えたとき(これも冷静に考えると中1女子っぽさはあるんだけどね)にそれが誰か知りたくなって、それが知りたい自分に赤面するという。

それが最大のキモなのです。本編は前も書きましたが西片くんのデレを愛でるマンガですから。

IMG_4456.JPG
(このドヤ顔よ)

そしていつごろからはじまったんだっけ? 単行本巻末の高木さんデレ編がまた映えるんだよね。今回の無防備な高木さんの笑顔は最高でしたよ。

かーっ!アニメはどうなんだろうねー!




posted by すけきょう at 18:39| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月18日

からかい上手の(元)高木さん 1 稲葉 光史(小学館 ゲッサン少年サンデーコミックス)


「からかい上手の高木さん」のスピンオフ。
中学生時代の高木さんと西片くんが大人になって結婚して子供ができて、その子供と元高木さんの西片さんが繰り広げられる家庭ドラマ。相変わらず元高木さんはからかう方。
と、WEBで最初にみかけたときはうまいところついてきたなと感心したし、これが成立するくらい「からかい上手の高木さん」はコンテンツとして完成しているのかと。

愛しい我が子をからかえるヨロコビに浸ってる高木さんが相変わらずカワイイですね。子供ってのもあるのかな。でも、全体的な空気がより「よつばと!」感あるね。ただ、それも含めて「高木さん」ワールドを掴んでるとは思うわ。

ポイントは中ごろからかな。おとなになった西片くんも登場してきたんだよね。これはなんていうかいろいろとネタバレになるなーって。作者も編集もいろいろと葛藤があったと思うけど、1巻ってことは2巻以降もいちおうあるんだし、1巻は堪えてほしかったかなーって思ったりするわ。出たら出たでおもしろいんだけどね。父娘そろってからかわれてるし。

あともうひとつ。最後に山本崇一朗氏による「からかい上手の(元)高木さん」が描き下ろされている。これがちょっと横綱相撲だったなー。感嘆したわ。とくに画力で。

あとさらに。まだひとつスピンオフがあるのな。すげえなおい。


posted by すけきょう at 21:25| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月17日

局地的王道食(2)<完> (ワイドKC モーニング)&謎のあの店 3 (Nemuki+コミックス) 松本英子 講談社 朝日新聞出版



謎のあの店 3 (Nemuki+コミックス)
Posted with Amakuri at 2017.12.11
松本英子
朝日新聞出版

帯にW完結フェアってあるけど、作者にはフェアじゃねえだろとちょっと思った。
ともあれ2冊同時発売はとってもうれしい。

「謎のあの店」は作者が気になっている店にいってみようというもの。
「局地的王道食」は自分の心の局地にある「これが好き」って食べ物を追い求める。

ちょっと差別的になるけど、女性によるエッセイ、エッセイコミックは、おもに「ヒト」を描く傾向にある。どこにいこうとなにをしようとなにを食べようと、同行者がどうした、店員や現地にいたヒトがこうしたってのに重きを置いて描く。顕著なのは「鉄子の旅」。いろいろあるけど最初のしか読んだことがないので、菊地直子版ね。ここはどこにいこうと鉄道マニアの横見さんのことをつぶさに描いていた。だからダメということでもないし、だからつまらないということでもない。そういう傾向にあるなということで。

それで松本氏はそういうのではないんだよね。かといって男性的に淡々と状況を説明してるというものでもない。
それはこの2シリーズによく出ていてさらにいうと「謎の店」がとくに強いけど、その店の「空気」を描こうとされている。もっとざっくりいうと「雰囲気」。コトでもモノでもヒトでもないキ。そういうところがあると思う。

謎の店3巻「42軒目あの民家カフェ」。最近流行っている民家カフェ。家を改造した喫茶店。ここでココアとコーヒーゼリーを食べてるだけの回なんだけど、あちこちにある細かいモノの描写、そしてそこにいる作者自身がそこの「キ」を感じ入って深く染み込ませている感覚。
ややもすればオカルトの領域だけど、それを描くことができる、というか説得力を持たせる描写がすごい。
謎の店3巻「44軒あの惣菜屋」。いつ行ってもシャッターが降りている店。友達のメールでやっていることを確認。たずねてみると朝の4時から午後3時までの営業。じゃあってんで始発でいってみる。その空気がまた見事。夜中のオアシス感半端なし。灯台でもいいか。
局地的王道食2巻では埼玉と東京の一部でしか作ってない「のらぼう菜」を探し求めて3回に渡って探検の旅をしている。こういうところで採れているのかという気持ちを噛みしめるようにあたりを愛でて買って家で食べる感じ。

局地的王道食2巻ではかたいスが入ったかたいプリン、クルトン、菓子パンへの偏愛も。それは作者自身のヨコの旅じゃなくて時間の旅。幼少の記憶の空気を書こうとしている。とくに秀逸だなと思ったのは肝油。肝油が美味しいから嫌で嫌でしょうがなかった保育所に通ってたというそのとき「そう思った」という「空気」を紙上に再現しようとしている。そこのところがおれが松本英子氏のマンガで1番好きなところ。

それを2冊も堪能できたので幸せです。ありがとうございます。続編期待しております。


posted by すけきょう at 19:42| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月16日

サトコとナダ 2 ユペチカ(講談社 星海社COMICS)

サトコとナダ 2 (星海社COMICS)
Posted with Amakuri at 2017.12.11
ユペチカ
講談社

日本人とサウジアラビア人のルームシェアをアメリカで4コマ。2巻。1巻は話題になりましたね。
2巻はどうなるかと思ったらきちんとネタもあるし展開もあるという。
エロ描写がとにかくNGなのでアニメなんかは設定やキャラが改変されていたり、止め絵で会話だけ展開したりとかあるので、アメリカで幼いときの謎を解いているとかおもしろかった。
アニメ映画の「モンスターズ・インク」の前日譚である「モンスターズ・ユニバーシティ」にあった大学のシステムであるフラタニティとソロリティの解説もよかった。
アラブ文化、アメリカ文化、そしてそこからみたおかしな日本文化と、一粒で3視点があってよいね。最後には作者のサウジアラビア滞在記もあるし。非常に見聞が広がる。
たとえば、アラブ文化は男尊女卑で暮らしにくそう、じゃあ、それよりましな日本は暮らしやすいのか、そしてさらにましなアメリカはどうか?とかそういうことを考えたりもしました。ルームシェアをしたから会得した習慣みたいなのをそれぞれ取り上げたのとかも良かったわ。

ひとつ、「オチがない」って4コマ目に書いている回がありましたけど、だいたいみんなそんなフックの効いた起承転結にはなってないんじゃ?ってどうでもいい引っかかりを思いました。


posted by すけきょう at 21:30| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月15日

ヨウコさんはカッコいい(1) 榎本 さく(講談社 講談社コミックス月刊マガジン)


新しいキャラメイクに成功できたなと思う。

容姿端麗で頭もよくて体育もできてなおかつ「イケメン」の性格を持っている女性に告白されてつきあう、ラブコメでおなじみの「普通の男子」という図式。

このヨウコさんが新しい。
男前のさっぱりした優しい王子様の性格だけど見た目はごくごくノーマルの美少女で、なおかつ恋心などがわからない朴念仁ではなくて、手を握られると赤くなったりする、でも、デレはしない。手を握られたり告白まがいのことをいわれると赤い顔になる。そして「少しテレた」みたいにいう。あくまで普通の感性のクールな「イケメン」キャラではある。

これをしてAmazonのレビューでちょっとヘンってレビューが見受けられる。

全然かけ離れてるけど映画版の「悪の教典」があります。三池崇史監督、伊藤英明主演。ここで登場する生徒を虐殺していく教師というキャラメイクにも批判が見受けられた。これを思い出す。
こういう成り立ちでこういう理由で人を殺していくと説明がある。殺す理由残虐な理由。目的を遂行するために1番合理的なのが殺人というからその手段を躊躇なくとることができるというキャラで、快楽殺人者ではない。でも、そこのところがすごくひっかかるみたいな人が多い。
なんていうか、自分のアタマにあるステレオタイプのキャラに合わないことに猛烈に不安や違和感を持つ人がいるみたいね。

本作もそれと同じで、イケメンの中身でも主人公にラブを感じたときはデレデレになってほしいみたいな意見がある。でも、彼女はそういうんじゃないんだ。初デートで主人公が「私服をホメなきゃ」って言おうと思った瞬間に、「今日は大人っぽい服でかっこいいな」っていってくるようなタイプ。で「ヨウコさんもお似合いで」って敗北感のままいうと「ありがとな」と応える。男前だ。

お約束なポイントがちがう。でもかわいいし魅力的ってのは実にいいじゃない。新鮮だったよ。

2巻以降の展開は気になるところではあるが、1巻での「つかみ」はいい。


posted by すけきょう at 19:25| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月14日

六道の悪女たち 7 中村勇志(秋田書店少年チャンピオン・コミックス)


・5巻からの長期バトルは7巻でも決着はつかなかった。
・ただ、バトル漫画がおもしろくないヤンキーマンガはいっそ無意味なのでかなりよい。
・6巻ではできるだけ戦わない方針でいたけど、7巻ではそういうこともいってられないので一転して戦うという。きちんと考えた末の展開ではあるのでそう大きな違和感はない。それでいて7巻では主人公とヒロインとはいえる乱奈さんはほぼ活躍せずに脇役かっこいいの巻。表紙でもある飯沼氏がメインとして、主人公六道の仲間たちの「かっこいいとこみてみたい」で、みんな最高にかっこいい場面があったね。
・7巻カバー折り返しの挨拶に「いよいよ自分でも何漫画かわからなくなりました」というのもわかるわな。

「このマンガがすごい」の2017年のベスト3にいれたけどまちがってなかったな。


posted by すけきょう at 18:03| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月13日

シネマこんぷれっくす! 1 ビリー(KADOKAWAドラゴンコミックスエイジ ひ 4-1-1)


よくある、女の子が出てくる映画あるあるマンガかと思ったけどだいぶ個性的でよかった。いい引きだったぞおれ。
カワイイけど、それぞれ黒澤映画(映画全般か)バカ、カンフー映画バカ、Z級映画バカの3人。得体の知れない男先輩キャラ。そいで主人公というオーソドックスではある並び。
そいでマニアックなネタをからめつつ、時事やざっくり映画あるあるをからめつついいバランスでボケてツッコんでちょっとサービス展開もあるという。

ツッコミがいいんですよね。

字幕派が吹き替え派をdisるときに「主演キャストに売り出し中のアイドルを起用」で血を吐くとかな。なにがいいってそのあとなにげなくそのタイトルを上げるんだよね「TIME」な。

マリコ様の吹き替えが酷い……? 「キャスティングした奴は切腹すべき」 マンガ家の酷評が話題 | RBB TODAY
https://www.rbbtoday.com/article/2013/04/04/105817.html
(このマンガ家がビッグネームなんだな)

あと「古い名作と洋画が大好きで! 最近のほうが貶しがち!」ってハイアンドローを延々と解説したり、これでアンケートの結果が芳しくなかったのか、突然ラブコメみたいな展開でラブ・ストーリー映画をみたりと、いい意味でいろいろやっているのもいい。

とくに1話に衝撃を受けたんだよな。しつこい勧誘を受けてる主人公に

「あんたらはなんか学校の爪弾き者感がするんだよ!」「顔の良い女の先輩が三人も居てそれ目当ての奴すら一人も来てないってのがその証拠だ!!」

IMG_4434.JPG

これはいろいろなこういうマンガの芯を食ってて感心したわ。実際美女ばかり集まってる団体が美女だけで存在できてるのは不自然だもんなあ。プリキュアの集団なんかもそうだし。

2巻も楽しみです。


posted by すけきょう at 22:09| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月12日

終わった漫画家(1) 福満 しげゆき(講談社 ヤンマガKCスペシャル)


福満先生が出てこないやつ。すなわち創作ですね。
才能が枯渇したマンガ家。デビュー作がそこそこ売れたのでその余波でマンガ家としての生活ができているが先行きが暗い。そういう自分を打破するために女性アシスタントをやとってあわよくばエロいことをしたいと思ってたところぴったりのが現れて、あまつさえも野望に燃えるJKまで入ってなんかしょーもない規模のラブコメが展開するという。

それぞれの思惑が微妙にからみバトったり仲良くなったり画策したりの心理ゲームが繰り広げられてます。ほぼ3人で。ほぼ漫画家の部屋で。

絵柄がちょっとかわってシリアス風になってる。これはどうなんだろう。おれはあんまりです。後半につれ、いつもにもまして男が空気になりつつあるのだけどどうなるんだろう?と。

こんなもんやってしまえばおしまいだろうと思うんだけど、作者が「それだとラブコメにならない」って時論をあとがきで展開されておられるので(意味はわかる)、そっちはない。で、どういうところに着地するんだろう?という興味はあります。


posted by すけきょう at 18:58| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月11日

ぼくたちは勉強ができない 4 筒井 大志(集英社 ジャンプコミックス)



理系の天才、文系の天才、スポーツ特待生の美女が、それぞれ真逆の大学を志望。理系は文系、文系は理系、スポーツ特待生は英語と。そしてそこのところはすごいバカ。だから、すべてに秀才の主人公に奨学金を餌に家庭教師を依頼。そいでラブコメがはじまると。

3巻につづいて4巻でも新キャラが登場した。収集つくのだろうかという心配が。3巻登場2人の新キャラのひとりは4巻ではほとんど出番がなかったしな。ただ、3巻4巻の新キャラでわかったけどもとの3人はいい意味でおとなしくて分別がついててあまり波風を立てないキャラメイクだったので必要ではあったのかなとも思ったりする。
でもまあ4巻では活躍されてたメガネで巨乳でちびっこで理系の天才でうどん屋の娘さんが活躍されていたね。彼女は突飛でわかりやすいキャラがついてるので動かしやすいのかもしれない。あと、先生な。先生をフィーチャーしていくのが謎。かわいいしナイスキャラだし、なんならおれも1番好みかもしれないけどさ、彼女はフォーカスをあてなくてもいいキャラのような気がするけどソロ回あり、新キャラ旧キャラとの辛味ありで。

で、4巻の新キャラよ。先輩キャラだけど、前記のちびっこ巨乳よりさらにちびっこでロリで浪人という。彼女のちびっこなのに中身は大人ってのがいろいろと物語を進行させていきつつあるような。文学のコの忍ぶ愛みたいのをどんどん露呈していってるしな。

そこらへんのあまり高くないADSL環境のダウンロードみたいにバーがじわじわと推移していく感じがたまらないです。ただ、収拾がつくのか?もしかして作者は「新キャラ出しまくり病」の人なのか?と思ったり。


posted by すけきょう at 19:19| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月10日

初情事まであと1時間 2 ノッツ(KADOKAWA MFコミックス フラッパーシリーズ)


はじめていたす(童貞処女とは限らないけど)男女の1時間前からのドキュメンタリー風オムニバスマンガ。
エロコメではない!って強くはいえなくなってきたな。後半のページはけっこうサービスカット的になってきているからな。
やっぱり10代後半から20代あたりの初情事が1番ハマりがいいね。いや、エロい意味じゃなくて。
通常のシチュでそういうのが多くなった印象。
とはいえ、エルフの女性と人間の男性との初情事とか、原始人ってのもある。

好きなのは、「あ、今日やるな」って予感が走ってから、自分の陰毛が濃いことに気がついてオロオロしだす話と、マインクラフトが縁でくっついたカップルの話かな。

いやあいいです。


posted by すけきょう at 18:00| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月09日

苺ましまろ(8) ばらスィー(KADOKAWA<電撃コミックス)


4年半ぶりの新刊だそうです。その前のを持っていたかどうか心配ですが、つづく話でもないし、サザエさん時空だし問題ないか。
静岡を舞台にかわいらしい女の子らが登場するマンガです。この巻は100%の純度くらいでギャグマンガに振ってきてます。1巻あとがきで「女児が描ければなんでもいい」って書いていたのすらふりきったイキオイでギャグマンガです。
思い切りの良さではかなりなレベルのギャグマンガですよね。いま、どれだけあるのかわかりませんが、フルスイングですね。風圧が届きそうなくらいの。各キャラは相変わらずカワイイ。絵は少しだけラフになったような気がするけど味わいが増してるし依然精緻だしなあ。
宝探しの話なんかはすごい凝ってるし、宇宙人のネタは笑えた。初詣ネタもおもいきりがいい。大喜利はあからさますぎてアレだったけど。

定期的に読みたいので仕事してくださいお願いします。


posted by すけきょう at 17:56| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月08日

コーヒーカンタータ 2 からあげたろう(KADOKAWA 電撃コミックスNEXT)


コーヒーの専門学校に通う少女たちのキャッキャウフフな奮闘記。
Amazonのレビューでコーヒーの意味がねえじゃんってなツッコミがあった。まあ、「けいおん」も将棋倶楽部でも成立する話だったからなあ。強く反論できないほどコーヒーの意味感は薄いとは思った。
とくに2巻は「カワイイかよ」を超重視している印象。でも、ま、キャラの積み重ねはいいね。主要メンバーもそろったし3巻からが勝負どころでしょうか。

posted by すけきょう at 18:07| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする