2017年08月11日

めしばな刑事タチバナ 26 坂戸佐兵衛, 旅井とり(徳間書店トクマコミックス)

めしばな刑事タチバナ 26 (トクマコミックス)
Posted with Amakuri at 2017.8.7
坂戸佐兵衛, 旅井とり
徳間書店

メインはファミレスで呑むってネタ。
主人公のタチバナ氏があまりしゃべらないようになってるメイン回ではあった。
あとは、
ぼんち揚げと歌舞伎揚のちがい。
ネオバターロール
エビ満月の芸術
スーパーやコンビニの焼き芋
なんかを取り上げてます。おれは下戸なのもあってかこの回はメイン回よりこちらのほうが良かったですね。
ただ、機会があってサイゼリヤにいったのでタチバナ氏オススメのキャベツとアンチョビのソテーは食べました。そう聞いていたからかもしれませんが酒のアテ度は高かったですね。ただ、ピザに乗せたらアンチョビピザになりそうとは思いましたか。


あと25巻から引き続き村中ちゃんのおっぱいは大きい目で描かれていたので良かったです。マニア受けじゃないぞ(最後にそういうネタがあるの)、村中ちゃんこそが本作品の本命だから。


posted by すけきょう at 18:42| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月10日

ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 3 武田一義, 平塚柾緒(太平洋戦争研究会)(白泉社 ヤングアニマルコミックス)

ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 3 (ヤングアニマルコミックス)
Posted with Amakuri at 2017.7.30
武田一義, 平塚柾緒(太平洋戦争研究会)
白泉社

戦いはいよいよ熾烈さを増していく3巻です。というか3巻はひたすら熾烈だけでした。
第2次世界対戦南洋の島ペリリューの戦いを描いています。
アメリカ兵が明確に殺しにきて日本兵も殺すというのがなんだか不思議です。これまでのこの手の話は一方的にアメリカ兵に殺される一方で日本兵が撃った銃で殺られる米兵はいない感じです。でも、日本兵もやることはやっている。この場合のやるはもちろん殺るです。
そして仲間割れも起こると。
そんなこんな含んで地獄絵図です。
さらに地獄なのが今これを読んでいるのが夏ってことです。季節ドンピシャ。そして読んでいるのが仕事場でエアコンなしなので感情移入できるってもんじゃないよ。

3巻クライマックスの見開きの叫びがまた心にくる。

今の幸せを噛みしめるってもんですよ。


posted by すけきょう at 18:11| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月09日

マーチャンダイス 2巻 大石 まさる(少年画報社 ヤングキングコミックス)


2巻になって本領発揮というところかな。人が住むようになった50年代くらいのアメリカのオールディーズな雰囲気の火星。そこのアパートの住人を舞台とした1話読み切り連作集。
まったくもってゴージャス。

年増のバウンティーハンター、宇宙人からもらった宇宙船を駆使して悪をこらしめるねこねこ仮面の姉弟、300年前の宇宙船トラブルから唯一生還した夫婦、火星の湖で釣りをすることが夢の男。火星のボニ&ークライド。
そしてそれら全てに関わる謎の植物スキュラを操る女。
これらが全員同じアパートにそうと知らずに住んでいるってのがいいじゃないですか。

デフォルメギャグは同時発売の4コマ作品「タイニードライブ」に振ってあるので、こちらはあくまでリアルトーンの絵。毎回磨かれていって多分本シリーズから誰にも似てない大石まさる画になったなと思う。そんじょそこらじゃ描けない真似ることのできない凄まじい絵。

そんな絵でドタバタを描いているのがいいねえ。すごく贅沢な感じ。どこかチカラの抜けた感じなのは、上記の通り火星を舞台としてハードなSF的な設定を何重にも張り巡らしているのに結果としてオールドアメリカンなやや牧歌的な雰囲気があるからなんだろうなあ。ガソリン車を郊外のスタンドで給油したり、男性も女性もドーム的な環境にいるのにタバコをスパスパ吸ったりなあ。あと女性キャラのほとんどがハダカになってるし。
そういう出し惜しみしないし「楽しんで描いてるから楽しんで読んでいってね」の雰囲気が心地よい。もちろん押し付けがましいこともない。

売れないかなー。彼の編集じゃなくてよかったような残念なような。売れてほしいわ、知られてほしいわ。もっともっと。


posted by すけきょう at 18:14| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月08日

タイニードライブ 1巻 大石 まさる(少年画報社 ヤングキングコミックス)


血のつながってないJK姉妹の日常4コマ。
そこはそれ大石まさるじるしのモノでデフォルメ画ではありますが、異様な描き込み。そして独特のクセがある、妙に好き嫌いが別れるだろう仕上がり。大ファンのおれにもそういうところがわかるくらいのクセ。

かつて「リンリン」シリーズって小学生姉妹の同居ライフマンガがあって、あっちのほうがいろいろな意味で今も通用するし、アニメ化が近いような気がするんだけど、大石氏はこうなってしまったかーって感じはある。それもまた良し。正直「日常」4コマというクオリティにおさまってない無茶苦茶を感じる。

たとえば歩いているとなぜか靴の中に小石が入ってる現象で1回分。
だれもみてない人形劇を2人で延々とやる回とか。
1話まるごと空中ダイブしている話(空から落ちている)。

うーん、大石まさるだーって。千鳥のノブ風に「クセがスゴイんじゃ!」と。

あ、風邪のとき大根おろしにはちみつかけるのやってみたい(そういう話も当然あるのよ)。

ということでおれは楽しめました。正直氏のSD系のは読めてないのもあるんですけどこれはスルスルと。だから2巻楽しみ。


posted by すけきょう at 11:22| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月07日

バディドッグ 1 細野 不二彦 (小学館 ビッグコミックス)


唸る出来栄え。

前作になるのかな。「いちまつ捕物帳」がとてもよかったのでなんだか後半バタバタ店じまいして最終巻にコレの予告が早々にあったとき、「えー」とは思っていたのよ。もっと「いちまつ捕物帳」読んでいたかったなと。

オッサンが主人公。オッサンはいっときはやったロボット愛玩動物のアフターフォローをする部署で働く妻子あるサラリーマン。そんな彼がふと1匹のロボを拾う。そしてはじまる同居生活と。

そう、これは藤子不二雄先生18番の「異物」が一般家庭にくるという同居モノですね。ドラえもんが有名ですね。
細野氏も「グーグーガンモ」というアニメ化までした有名作品をモノにされております。

ところが本作、その図式でいてもっといろいろと練り込んであります。設定の鬼とでもいうべきありとあらゆる情報を練り込んでいて、話に深みと「不透明」さを与えます。

そう、おわかりのとおり普通の同居モノではないです。

まず、この犬ロボが謎だらけです。いっしょに住んではいるけど、敵か味方かもわかりません。というか、最初に素性がわかりますがとんでもないものです。

そして、主人にあたる主人公との仲も険悪です。仲の悪い同居モノってのもありますけどなりゆきで同居するとか、オヤジが主人公ってなるとなかなか珍しいものではあるかなと。

主人公の設定がまたいいんだよな。もう終わった流行りであるロボ犬のメンテって閑職に飛ばされている。でも、かつてのモーレツ社員だったころのノリを忘れずに家族を養わないととってハッスルってアウト・オブ・タイムな役。だから、知性のあるロボ犬との相性が悪いんだよね。それがいい凸凹コンビになっている。
これが娘とロボだとスムーズだけど深みがでなくなるんだよなあと。

こんな状態でかなりロボがえげつないことするんだよね。PC関連ネット関連AI関連のボーダイな知識が流入するのはおわかりだと思うけどそれにもうワンステップワンダーを噛ましててな。
細野氏はもともと高千穂遙氏の「クラッシャージョウ」のコミカライズでデビューで、その後もSF的なものに対する造詣が深いのですが、ここにきて久しぶりの気合の入った本格ハードSFで、これまでのキャリアで培った技術や、掲載誌への配慮などの化学変化により、予想を大きく超えて挑戦的な内容に仕上がってます。その攻めの姿勢には発奮させられましたよ。おれもいろいろとがんばろうと気持ちを新たにしました。

唸る出来栄え。(犬だけに)

あと庵野秀明氏と対談もあり。おまけエッセイマンガもあり。こういうところのフットワークの軽さがスゴイね。


posted by すけきょう at 20:02| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月06日

ふたりモノローグ(1) ツナミノ ユウ (講談社 サイコミ)

ふたりモノローグ(1) (サイコミ)
Posted with Amakuri at 2017.7.31
ツナミノ ユウ
講談社

実写ドラマ化するそうで。それを先に知り、「へー」くらいに思ってましたが表紙絵のインパクトについ買ったらこれが良かったです。ナイスフィッシング。作者は初めて買います。
小学校のとき親友だったけど気まずい感じになって転校した子が10年ぶりにきてなおかつ席も隣。
で、お互いにおどおどしながらモノローグを中心におたがいを探りすれちがったりアンジャッシュのコント的な感じも含みので展開していく。
この手のマンガの最近のテンプレのように男性はいっさい出てこない(今のところ)

表紙のふたりのだいぶちがうキャラメイクをみてもらってもわかるように、本作はわりとマンガな「崩し」絵が多いし、その幅が広い。昨今のとちがってその引き出しがすごく多い。そこが最大の特徴かと思われる。
ギャルの子が好きすぎてテンパって異様な迫力になってネクラの子を怖がらせるって図式が基本だけど、そのときの様々な手法がおもしろい。
お互いの友達を新キャラとして増やす手法も自然で無理がなくてきちんと話に噛み合っていていい。

おれは存じ上げなかった人ですけど、相当なベテランさんのようでなるほど巧みなわけだなと。

おまけマンガの各種パロの達者なことや、地肩の強さから、いろいろなことできそうだけど、鬱展開はやめてほしいなーとは思いました。
posted by すけきょう at 18:49| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月05日

ジャガーン 2 にしだ けんすけ, 金城 宗幸(小学館 ビッグコミックス)

ジャガーン 2 (ビッグコミックス)
Posted with Amakuri at 2017.7.31
にしだ けんすけ, 金城 宗幸
小学館

1巻は「このマンガがすごいWEB」でランキング入りしていたので。
ストレスがたまったら怪人に変化して人間を襲うようになる病気が蔓延する。
主人公は銃を手にもつ正義の怪人になる。怪人を退治することでまともに保つ薬を飲むことでシラフでいられるみたいな。
2巻は主人公と同級生の恋愛話を軸に謎の存在が現れたり物語にさらなる肉付けが行われた。
恋愛話といってもわりあいと穏やかなのは主人公のほうで、同級生のほうは歪みっぱなしのエグ味の強いものでしたね。主人公は1巻に前恋人とエグい「別れ」を体験してるしね。
そう、基本的にグロっぽく悪趣味に展開していく作風なんです。そして悲しいのです。人間の悲哀が描かれてます。だってストレスで怪人になるわけですから。学校の先生はモンスターペアレンツと受験のことばかり考えてる生徒に爆発して生徒を食い殺すワニの怪人になるわけですから。
悲しいしグロいけどなんだかクセになる味ですね。
ただ、物語自体にもうちょいと強いフックがほしいかな。




posted by すけきょう at 10:57| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月04日

エルフさんは痩せられない。 1巻 シネクドキ (ワニブックス ガムコミックスプラス)


書店みるとなんか売れてるなってわかったのよね。平積みでおいてあってへーと思ってたんだ。
だけど今年はグルメネタと亜人ネタはやめようかなーって1回目はスルー。
その次に書店にいったら残り1〜3冊くらいになって売れてるんだーって。さらに次行ったらまたドーンと山積み。そして買いましたよそりゃ。そうしたら2刷め。オー。

マッサージ業の主人公のところにエルフさんが登場する。ダイエットコースのマッサージを志望。いろいろとたずねたら異世界から地球にきたらポテトフライに目覚めてしまいすっかりとりこで食べまくっていたら太ってしまって、魔界に帰ることができなくなったそうで。魔界への扉は体重が同じじゃないと開かないんだって。
ということでがんばってダイエットさせるって1話。
その後、毎話体型で悩んでる亜人が登場するという段取りになっております。

亜人関係ないんだよねー、ぶっちゃけ。それが最大の難点。ただ、暴力的なくらいぽっこりお腹が出てそれを恥ずかしがったりポテトフライに執着するエルフさんがカワイイ。その1点で突破をこころみて見事に成功してなおかつ売れているという。

エロも出し惜しみするんかなと思ったらスーパー銭湯に行くシーンなんてあって主要メンバーが全裸披露してるしこの話からのオーガさんは全裸で初登場するという。

全員モッチモチの身体つきでそれを見事に描写しておるわけです。キモ中のキモですが、予想のかなり上に見事です。着衣から全裸まであまり嘘はない、でも、えげつなくなるギリのラインでムチムチに描いてる亜人たち(たぶん、亜人を描く理由の1位がここかなと)は素敵すぎるわけですよ。すげえそのスジのグラビアやビデオを見倒してるんだろうなあと。
そういう作者の「これが好きや!」って魂の入った熱筆に感動するというわけで。
ムチムチの描き分けもすげえんだよな。腹だけ出てるの、尻だけ出てるの。二の腕、筋肉質なのにデブとか、いろいろなムチムチを見事にまあ。またその身体つきが性格を表してもいるからすげえとしか言いようがない。

でもまあそういった点では2巻以降どうなるかね。延々とキャラを増やしていくのか。


posted by すけきょう at 23:07| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月03日

北陸とらいあんぐる 2 ちさこ(KADOKAWA MFコミックス フラッパーシリーズ)


富山、石川、福井出身のJKが3人ぼっちで東京の女子校で田舎自慢をするって図式でいうと排他的な北陸の人っぽいなーって思わせるほのぼの北陸あるあるショートギャグ。
と、2巻では新潟が絡んできたの。北陸4県になったがな。マンガ内でも突っ込まれてたかな。北陸4県とはいわないもんの。でも、かといって東北キャラってのもちがうしで、いつでもどっちつかずなのが新潟人なのよね。それで先輩キャラってのがまた。たしかに新潟は上級生感あるよな。石川、富山、福井が3県まとまってもいろいろな点でかなわない感ある。
新潟の2年生と福井のとなりの京都の3年生にはさまれてる感。なお、新潟にしか売ってないサラダホープは富山でもハラシンって新潟発チェーンのスーパーなら買うことができます。美味しい。

それで、彼女らほかにコネクション作らなくて大丈夫か問題はやや解決ね。
考えてみるとこういう女の子グループマンガってそういうところをとりあえずフォロー気味に描くのと、まったく切り捨てるのと、完全に組み込んでいて機能させるのと3種類あるよね。多分あとほど難易度が高い気がする。
あとまあ百合要素がグググと入ってきましたね。これもまた最近のはやりなのでしょうか。
やっぱり自県びいきになるんかね。富山県の子が1番カワイイと思うがどうだ?
あと、表紙秘話があとがきマンガにありますが、富山県民の食べている昆布のおにぎりはマジで富山県民はクレイジーなほど好きです。作るのめんどくせえのとちょいと高めの昆布つかってるのでうちとこノリのおにぎりより10円高く設定しているけどわりに圧倒的にみんな10円だして昆布のおにぎりをチョイスします。

しかし、よくも北陸3県のネタがメインで2巻までもたせたもんやの。3巻はどうなるんだろう。


posted by すけきょう at 23:05| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月02日

スローモーションをもう一度 4 加納 梨衣 (小学館 ビッグコミックス)


80年代好きの高校生カップルのラブコメ。4巻になりました。
恋の鞘当て登場ということで年上のショートカットのサバサバ系の姉御がでてきました。名前は小泉です。うーむ。キョンキョンは小さいけど彼女はすらりと長身。ヒロインの小柄ぽっちゃり系とはいい対比になってますね。

んまーいい頃合いだし、80年代好きというフックのほかはそれこそ80年代の王道ラブコメとして真ん中の道を「法定速度」に準じて的確にスピードを出している感じ。

絵で魅せるタイプのラブコメではあるんだよね。小泉さんの「なーんちゃって」はこのマンガ屈指の名シーンだわ。

5巻はヒロインの少しクセのある性格の謎が解けそう。

今回帯に「富山漫画祭りだ」と「ようことよしなに」の紹介がありました。作者は富山出身なんですよね。
富山県すげー。ということで富山県在住のポトチャリコミックも引き続きよろしく。明日もこちらは富山漫画祭りの予定です。


posted by すけきょう at 12:07| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月01日

ようことよしなに 1 町田 翠(小学館 ビッグコミックス)


富山県の田舎に住むJK2人が音楽ユニットを組んで群雄割拠のショービジネスに乗り出そうって話ではないようです。
なにもない田舎、それでもなにかしてやろうとあがく。でも、田舎の虚無感となにもなさとまわりの「それがあたりまえ」に飲み込まれて自分が消えてしまいそうになる。それに必死に逆らってるふたりに感動という。
身も蓋もない書き方をすればJK版「日々ロック」。ただもっとgdgdしてて汗臭さがないです。JKだから。でも泥臭さはあります。なんたって富山の田舎が舞台ですし。

というのと別に思ったこと。いろいろと察してほしいとも書いておきます。

まずざっくりした絵のようですがドン引くほど写実的です。「サクラクエスト」というアニメのように富山を舞台にしてますが架空の地名ではなくて思い切り実在する富山の地名が出てきてそこが舞台です。そしておそろしいことに背景に描かれてるものも中途半端に隠す必要があるのかと思うくらいその実在する地名にあるものです。それが写実的です。小さなコマの見切れてるような背景がどこって特定できるレベルで写実的です。
なおかつそれは「昔」のものなのですね。今はないところもあります。とくに駅。なんで知ってるのか口がさけてもいいませんが、カバー裏の駅舎の左側の木にカミナリが落ちて倒れて駅舎をぶち壊したんですよ。
JKがまだガラケーをポチポチしていた時代です。ただまあそれだと背景がおかしいところがある気もしますがまあそれはそれ。これまたドン引くほど写実的だった「おおかみこどもの雨と雪」もおかしなことになってましたしね。
こうなるともうまともな感想は書くことができません。たとえば、「この世界の片隅に」を広島の呉市在住の人がみたらざわざわとして気持ちになるのと同じですね。それを初体験しております。
なるほど、これまでも富山を舞台にしたりした作品はあちこちでありますがそういうレベルじゃないところを舞台にされるとまたちがった感慨を持つんだなとわかりました。

そしてそれがなにか効果あるかというと、むしろ普遍的な青春讃歌を感じるから不思議なんですよね。同時に、たぶんに作者より頻繁に「そこ」をみているものとしては登場人物がここでギター弾いたり髪を引っ張って喧嘩したりしてると思うとこれまでにない「リアル」を感じると同時に、まったく逆のこと、つまり、どこでもそれはあることなんだなあという普遍的、いいかた変えるとおなじみの青春が繰り広げられているんだなあと。

応援します。2巻も楽しみ。いきなりロケ場所が広がるようだし。あとおれの店出して〜(そこでそんなこと書いたらダメか)。



posted by すけきょう at 23:44| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月31日

食の軍師(6) 泉 昌之(日本文芸社 ニチブンコミックス)


あ、実は5巻買ってません。買ってメディアマーカーってのに登録して判明しました。
でも、基本は本郷と力石の食べ物バトルで、巻ごとに趣向がちがうというもの。1話読み切りだしいつどこを読んでもわかる仕様なので問題はないけど、番号をそろえて1から順番に病なのでちょっと引っかかる(だからやってないゲームある)

6巻では大衆食堂でした。首都圏の大衆食堂をまわっては安い美味いをやってます。
うちとこも大衆食堂なわけでちょっと勉強になりました。
都内でももはや絶滅しそうになっているのね。大衆食堂って。

amazonレビューにもあったけど、基本「安い、美味い」になるわけで絶品とかこれは珍しいってのはあまりなくて、なんていうかな、「孤独のグルメ」でもよくみかけた「こんなんでいいんだよ」とか「安心の普通っぽさ」みたいな感じ。それを愛でる。それはよく分かるんだよな。実際に商売してるものとしては。
そこのところを強調してこられるのはグルメマンガにあってグルメマンガじゃなくて「常食」というか、普段着の味を至高とするのは久住氏の発明ではあります。

そして原作である久住昌之氏は現在ボーダイな数のグルメ系の原作を手がけておられてそうですが、その中にあって、アナーキーなほど肩の力が抜けている本作はちょっと際立ちますね。それこそが長年のコンビの泉晴紀さんとならではの安定感と定番感と阿吽の呼吸。あと長年の泉昌之ファンのしつけが行き届いている感。

ただまあ1巻で感じた「(料理のオーダーで競う)新しいグルメマンガ始まった!」みたいな興奮はなくなったな。2巻と実写ドラマがアレ過ぎたってのもあったけど。

5巻は買おうかなあ。あと続刊もなあ。うーむ。


posted by すけきょう at 14:37| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月29日

ドSだと思っていた担当がドMのドルオタだった話 タチバナ 一迅社


担当M山さんのアイドル追っかけのおもしろ話を中心にしたルポコミック。
マンガ家自身じゃなくて対象物があるってのは、「鉄子の旅」シリーズを思い出しますね。横見さんでしたか。アニメにまでなりましたしね。
担当のM山さんも横見さんに負けず劣らずのキャラの立った方です。

打ち合わせそっちのけでアイドルのTwitterを追いかけたり、ついにはそれを仕事にしたり、すさまじい金の使い方をしたりな。AKBの投票のためにamazonでCDを150枚買ったりすると、amazonから「間違いじゃないでしょうか?」ってメールがくるのな。

そういうすさまじい生き様を1巻通して。

興味深いのは、連載の間に、追いかけているアイドルが変遷していくんだよね。この現象つねづね不思議だけど、なんていうかオタクとしての「本能」なんだね。
フェスに出て、そこで新しく出会ったグループに心変わりして、前まで推していたアイドルちゃんとすれちがってもおたがいノーリアクションってのがなんかすげえエピソードだなと。
なるほど、アニメの新番組が出たら「嫁」を乗り換えるってのはあるのでそれと同じ現象ではあるんだけど、向こうは生身の人間なわけでそこにいるわけでな。こういうの「他界」っていうんだって。まあ、アイドルもゲスくなってもくるわな。そういう現実にファンやメンバーや太いお客さん相手に切磋琢磨してたら。

そんなこんなで1巻、まったくわからない世界が繰り広げられてます。ジャニヲタやバンギャやヅカや大相撲や歌舞伎やらに入れ込んでいる人にはわかるのかね。

あと大きな大きなオチは奥付にありました。担当編集の名前がねえ。そうかM山のMってこれかーって。それとアイドルちゃんもグループもまんま実名ですね。


posted by すけきょう at 17:47| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月28日

女の解体新書 シモダ アサミ (日本文芸社 ニチブンコミックス)


女の子の赤裸々な実態をギャグめかして描くショート。
ぶっちゃけると、伊藤理佐〜けらえいこ〜ライン。最近の人は知らないけど、彼女らを明確な始祖として綿々と続いていっているであろう1ジャンル。
作者はそのジャンルでもベテランのひとりかしらね。アクションで連載されていた「中学性日記」が代表作になるかしら。

3人のヒロインを軸に「女ってこうよ」的なの。下着がダサいからカレシの欲求を断る。美人で身だしなみはスゴイけど、トイレで指先を水で濡らしただけとか。じゃんけんに負けてコンビニでコンドームを買うとか(これが表紙にもなってるわな)。
そういう感じ。
前半はそういう女の子シモネタあるあるで、後半は固まってきたキャラをつかってエロ含みのラブコメという感じ。前半のほうがおもしろかったかしら。

エロは思った以上に深めに踏み込んでいて、「ちょっとエッチなのかな」と思ってたらその予想より40%マシだった。うれしい誤算というべきか、でも、「実用」って感じのそれじゃないしね。

あとがきを読んで思い出した。おれが本作を買ったのは日本文芸社から出版されていたからだったのだ。「漫画ゴラク」に連載されていたのよ。だからどんなもんじゃと。
でも、こういうオヤジ雑誌に女の子の秘密的なのを連載ってのも考えてみると上記2人の先駆者が通っていた道だよな。

よくできてます。


posted by すけきょう at 18:08| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月27日

夜さんぽ 木村いこ (徳間書店リュウコミックス)


絵本なども手がけられているイラストレーターの方のエッセイコミックです。
不安障害を改善されるために夜さんぽをはじめられて、そのときの夜の街の風景を描いておられてます。
エッセイコミックはいかに新鮮な視点があるかってのが第一とは思います。
本作は、とても新鮮です。
大阪が舞台だそうですが、田んぼに張ってある水に映ってる街灯りと高圧鉄塔を東京タワーにみたてて「東京」をみるなんてすばらしく新鮮。またそれを説得力ある風景として実現させている画力よ。
ほかには猫よけのペットボトルの観察とか、「手」の話とかな。
「目」のみならず、五感が全部活躍するのも特徴だね。音も臭いも味も触覚も。
カレシと作者だけがおもな登場人物かと思いきや、最後には沢山の人(花火の夜な)など、そういうバランスのとり方が抜群。同じような話がひとつとしてない。
パステルっぽい質感の絵もすばらしいすぎるし。電子書籍版だけでもいいからオールカラー版も発売してほしいなと思ったり。
作者とカレシのキャラもいいしなあ。
いいエッセイコミックっすよ。「いこまん」ってエッセイコミックも気になってます(これを書いてるあいだに結局買いましたキンドル版)。あと「夜さんぽ」は電子版のみペーパーがついてきているそうでずるいがな。
(という間に「いこまん」も読んだわ。こっちもいいけど完成度は「夜さんぽ」だね。絵の質感がね)


posted by すけきょう at 23:41| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月26日

好奇心は女子高生を殺す 1 高橋 聖一 (小学館 サンデーうぇぶりSSC)


最高です。
JK2人が少し不思議方面のSFな日常をおくる1話読み切りショート。
作者は「高橋聖一のよい子のSF劇場」という短編読み切りを読んだ記憶はあります(だから本作を買ったのだし)。ただ覚えていたのはそれくらいでした。内容は記憶ないです。ジジイになると読み書きできる記憶領域が激的に狭くなるのですよ。

で、本作は最高です。SFなところとふたりのキャラ、このブレンドが絶妙。
宇宙人が訪れます。地球の危機が訪れます。スーパーヒーローになって助けてくれと言われます。サンタに捨てられたトナカイを救います。これら別の話ね。
おきゃんなみかんさんと冷静沈着の天才あかね子さんがその問題を解決します。頭脳で解決します。友情で解決します。力技で解決します。偶然解決します。
ほんのり百合風味もアクセントです。

似た絵を思いつかない独自性。丁寧で確実な描き込み。かわいいキャラ(チーターとみっふがとくにかわいかった)さっぱりしつつも長く続く余韻。

このマンガは心に残ります。

すなわち名作。個人的最高傑作は6話。これが上記ふたつの融合具合で頂点。

読みましょう。


posted by すけきょう at 16:26| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月25日

××でも魔法少女になれますか? 1 椿 歩実 (小学館 裏少年サンデーコミックス)


おばあちゃんが魔法少女になって悪と戦うの。
まどか☆マギカなどの影響でダークネスな方面に行きガチな魔法少女業界ではありますが、本作はのほほんほのぼの路線です。ほんわかと暖かいおばあちゃんパワーで悪者が改心する感じ。
イマドキの魔法少女モノのように絵も設定も話もディティールにこだわっているし、丁寧に描画しています。
エロ方面のアプローチはナシ。

ただまあよくある話ではあります。そこから抜け出ているなにかがあるかというとちょっと厳しい。


posted by すけきょう at 18:47| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月24日

バイオレンスアクション 2 浅井 蓮次 (小学館 ビッグコミックススペシャル)


本書の表現をお借りするならぐうの音も出ないおもしろさで2巻が終わってしまった。

「はじまった」→おもしろいのかたまり→「2巻終わった」

こういった具合。つまり本書には「おもしろい」しかない。
1巻ではまだいろいろあったイントロダクションがまったくない。ずっと本書のタイトル通りバイオレンスなアクションがアタマからシッポまで畳み掛けられる。ノンストップでえぐくてひどくて動悸が止まらないバイオレンスなアクション。
いきなり真骨頂ではありますね。もう3巻楽しみ以外にない。

ああまあ3巻でだりあさんを殺さないでとだけ思います。お願いします。彼女大好きです。


posted by すけきょう at 18:07| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月23日

サイケまたしても 9 福地 翼 (小学館 少年サンデーコミックス)


8巻のクライマックスから一転して9巻では「M編」というのがはじまりました。
様々な能力を持っている若者がやいのやいのするマンガです(乱暴すぎるあらすじ)
主人公サイケくんは池に溺れることで1日をやり直すことができます。

9巻では気の弱いカツアゲされる少年がその能力に目覚めて化物になるのです。それを食い止めるのが主軸。
ところがこの話、重く後味が非常に悪いまま終わる。
だから8巻のカタルシスを、あた逆に全部ひっくり返すような状態。
そうか、そっちのほうにいくのかと思いました。
その方向がどうなるかは8巻ではよくわかりませんけど、8巻は重くて後味が悪い巻でした。



posted by すけきょう at 17:30| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月22日

初恋ゾンビ 8 峰浪 りょう (小学館 少年サンデーコミックス)


物語としてはかなりなターニングポイントの8巻ではありました。

男の初恋の人がアタマの上に漂っているのがみえる主人公。そして自分にも浮かんでいた。幼いころ別れた英語塾でいっしょだった子。その子が転校してくる。そして主人公にその病気を伝染されていると殺す気満々で来た。しかも、幼少のときにシャレで女装されていたけど実は男だった。
って、実は男だったのはその病気で大変な目に遭ったので男装していただけで実は美少女。あと貧乳。そのことはみんなは知らない。
8巻ではその病気を直した人がいるってことで2人で旅行に行くの巻。

そいでいろいろと核心をつくんだけど、わりにシリアスというかマジメに話しを展開させていて、お祭りの着物シーンとか描画もすげえ大変だったろうけど、なんていうか、ラブコメ的なおもしろさが希薄ではあったんだよな。とくにエロのほう。

後半の二学期からは盛り上がっていこうとしているけど、なんていうか、もうすべての謎は総ざらいしてあるのでいろいろとカタを付けていかないとなあ。とくにパイオツカイデーの幼馴染とかな。



posted by すけきょう at 18:22| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする