2016年12月27日

チチチチ 2 クール教信者( 秋田書店 ヤングチャンピオン烈コミックス)


おっぱいの間で射精させるマンガ。シンプルにただただシンプルにそれだけを追求している。作者の性分でシンプル一辺倒にはいかないですけど、それでもそのシチュエーション出し方など主人公を胸の間にのみ射精しさせる方向へと邁進されておられる。各女性キャラはそれのみにしのぎを削っておられる。具体的には削ってるんじゃなくて乳でしごいているのだ。

本作で特筆すべきはエロいコト。成年コミックではなく青年コミックの枠でやっている。胸に挟んで射精だけなので一般的な意味での18歳未満禁止ということにはならない(なんとなれば彼と彼女らは童貞と処女でもおかしくないんだから)。そしてこの行為描写は3次元でもあるけど、3次元ではこんなにも見事に包むことができるおっぱいはほぼないんだよね。あとそうそういかない(3次元で胸でいったのをみたの1回しかないわ)。だけど、このマンガ内だと主人公がだらしなく射精するのはムリがないしそりゃあしょうがないと思える。そう考えるとファンタジーだよなあ。そして、やっぱり画力という点では不利なのにこんなにエロい。才能と愛(おっぱい愛)だよなあ。

作者の作品は展開発展するのです。とくに別の作品にリンクするというカタチで。おれはこういうの実は昔から好きではありません。サーガ系とでもいいますか。好きだという気持ちは理解できるつもりですけど好きにはなれません。本作はそれが薄め(ゼロではなさそうだけど)なので好きです。というか、(薄めなのは)これと「おじょじょじょ」だけになりましたねえ。そして「おじょじょじょ」は次が最終巻なんですよね。本作は長く続いてほしいものです。


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2016年12月26日

古見さんは、コミュ症です。 2 オダ トモヒト (小学館 少年サンデーコミックス)


1巻2巻同時に買って一気にみました。
眉目秀麗明眸皓歯成績優秀の古見さんは実はコミュ症です。でも、超絶美人さんなので黙っていると向こうが勝手にいろいろ解釈するから大丈夫なのです。

[WEBサンデー|古見さんは、コミュ症です。]

1話を読むことができます。
この先もこういう展開かと思ったら、1話の扉に答えがあったのですね。そう、2巻になると堰を切ったように新しい友達が増えていくのです。答えがあったけど2巻の展開はインパクトがありました。
最近はサンデー系列に、この手のちょっとクセが強い美少女が主人公のマンガがやたらとあります。どれもいっしょとはいいませんがその中にあって思い切ってギャグ方面に舵を切って差別化をはかってくる姿勢は嫌いではありませんね。んまあ、コミュ症の主人公だとまわりが盛り上げないと展開しませんもんね。
笑えました。おれは声を出して笑えることができるマンガはとにかく大事にします。古見さんのかわいさも確保したままで笑える「あたらしいともだち」がイカスのです。

[Soggy Cheerios - あたらしいともた゛ち MV - YouTube]

なお、アニメ化の暁にはこの曲を猛烈にプッシュしておきます。歌詞がぴったりやがな。


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2016年12月25日

まかろにスイッチ 2 川田大智( KADOKAWA ビームコミックス)


メガ澤シリーズのインパクトが強いオムニバスギャグ第2集。すごいいかついマッチョでクールなメガネ女子メガ澤さんがメガネをはずすと可憐な美少女になる話がメガ澤シリーズ(下にアフィ図版ありますが1集がメガネを外したメガ澤さん)。
2集では耳たぶがすごく長い田渕純シリーズやモヒカン風のアタマはよくみるとティッシュになっているてしゅ河原シリーズなどに、単発のギャグなどと。
メガ澤シリーズにならぶ目玉シリーズを作り上げるかが次への課題だなと、1集のときに思ったのですが、その感想はあまり変わりません。すぐそこにみえてそうなんだけどね。








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2016年12月22日

AIの遺電子 04 山田胡瓜 (秋田書店 少年チャンピオン・コミックス)


ちょっと未来のブラックジャックなオムニバス。4巻目。よくネタが尽きないものだ。ヒューマノイドというロボット的な存在がいる世界。人間と同じだけどちょっとちがう(マンガ表現でいえば目の形とか)。
主人公はヒューマノイド専門のドクター。ヒューマノイドだけあって人間にはできない「施術」ができる。例えば、性格の整形とかな。恋心を消去したり、煩悩を消し去るボタンを作ったり、粗野な性格を抹殺させたり。ところがそうなるとおもしろいことが起こるみたいな。

ほかに未来未来したネタもあり、たとえば働かなくても生きていくことができる特区とか、実在の人物をモデルに使うことができるギャルゲーとか。おれはこういうのがスキ。でも、基本に「人間の心とはなにか」ということですね。そっちもスキ。つまりはスキ。


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2016年12月21日

一人交換日記 永田 カビ (小学館ビッグコミックススペシャル)


「さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ 」の作者が小学館からだした第2弾なエッセイコミック。
前回ほどのキャッチーな出来事というと親元を離れてひとり暮らしをはじめたということと、最後に「彼女」ができることかな。あとはひたすら懊悩されまくってる(もしくは煩悶されてる?)。自己分析という名の「かさぶた剥がし」をしては血を出してウギョーと悶てられる。


同時期に同じく前作がイースト・プレスだった卯月妙子さんの「人間仮免中」の続きも出して、なんだって小学館は地雷な物件を2つも抱えてるんだろうと思った。しかも卯月妙子さんのほうが力強いものを感じられたのとは対照的に本作の主人公(永田カビさん)は最後の最後で何回転目の入り口に立つ感。休火山と活火山的。はたして永田さんのこの修行僧のような果てのないループな自問自答に終わりはくるのか?
彼女のやってることは、鏡に向かって「おまえは誰だ」を繰り返したら発狂するって都市伝説を実験実証してるダークネスなデイリーポータルZだけどな。ゆりあんレトリィバァ氏風に「ほどほどにしぃや〜」とは伝えたいところ。


この趣旨のはもう1冊だけつきあう。


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2016年12月20日

このマンガがすごい!WEBの12月(10月刊行作品)の「このマンガがすごい!」ランキングに投稿した原稿

【もっともオススメする作品】
ファイアパンチ 2 (ジャンプコミックス)

【2番目にオススメする作品】
上野さんは不器用 1 (ヤングアニマルコミックス)

【3番目にオススメする作品】
バーナード嬢曰く。 3 (IDコミックス REXコミックス)

***


[このマンガがすごい!WEB]
のアンケート協力者として、毎月、その月のベスト3を選び、寸評を書いております。
・毎月の投票によってランキングが決定するので毎回投稿した文章がすべて掲載されるとは限りません。
・もったいないので、その月の掲載期間が終わってから、すなわち次の月のランキングが掲載されてから、ここに載せることにしました。多少の加筆修正などもさせてもらいます。

・宝島社からは許可を得ております。




以下詳細
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2016年12月19日

人間仮免中つづき 卯月 妙子 (小学館ビッグ コミックス〔スペシャル〕)


四年半ぶりのつづき。波乱万丈で世界にひとつだけの「恋物語」はどうなったのか。
これが最初の3ページでクライマックスなんですよね。「サビ先」の歌みたいな。チューリップの「心の旅」みたいな。
そしてまたしても波乱万丈に話は続いていきます。ずっと病気の44歳と寄る年波に勝てなくなってる70歳の夫婦が互いを助け合って必死で楽しく生きておられる。なんだかとてもうらやましい世界です。これこそが純愛なのかもしれません。
でも、前作にはあったエロ感がなくなって波乱万丈だけど同時に枯れた世界でもあるという。酒のんで「ピー話」してるだけでドラマチックななあ。


特筆すべきはペンタッチの強弱は毎回ちがうけど基本すごく安定してきたってことだね。桜玉吉氏の近著でもそうだけど、「元気になられた」ってことに1番感動する。末永くお幸せに。




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2016年12月18日

アヴァルト(3) 光永 康則 (講談社シリウスKC)


3巻にして混迷の度合いがいちだんと増したな。
ネットRPGが現実化し神として君臨する世界。そこでの冒険活劇。主人公となるカエルをプレイアブルキャラクターにしている人は大気圏外の宇宙船より操作しているのだけど、そこにも神の魔の手が。ということで、安全地帯なし、予測一切不可能。なんでもありすぎてよくわからなくなっているけど、3巻時点では「おもしろい」とはいえる。これ以上ややこしくなるとおれには厳しいかもしれない。



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2016年12月17日

手品先輩(2) アズ(講談社ヤンマガKCスペシャル)


1巻は「このマンガがすごい!WEB」でランキングしたから買った。奇術部のドジっ子先輩が手品をやっては失敗しておっぱいとかパンツとかみえそうになるマンガ。
2巻になりバストアップだけの描写がすごく増えた感じ。
で、会話だけで進行していく。手品ネタも少なくなるし、エロも少なくなっているような。じゃあなんなんだこのマンガ?と問われるとちょっとよくわからないんだよな。「いい加減にしろ」って先輩のおっぱいを揉みしだきたくなるなあと思いつつ、気がつくと読み終わってて、なんか満足感があるという、それこそマジックにかかったような不思議なカタルシスはある。



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2016年12月16日

わたしのカイロス 2 からあげたろう (新潮社 BUNCH COMICS)


1巻は最高だったけど2巻がさらに最高。

ジャンルはスペースオペラだよな。咎人として各星で戦いに勝ち続けるか死ぬかという宿命を背負った少女。武器をひとつ持っていく決まりに選んだ武器は少年。1巻の引きでは未開の惑星でドラゴンが登場。2巻ではそのまま死闘がはじまるわけです。そこで芽生える別の咎人との友情と別離。そしてラスボス登場と、ある点で非常にテンプレに則った展開ではあるのですが、テンプレだけあってハマると効果絶大なんですよね。

そいでカワイイ絵なんだよね。このカワイイ絵なのにエグくて迫力のアクション巨編になっているのがギャップ萌え的な。「カワイイ」って要素が加わっているのにほかで必要なモノが十分まかなえているのがスゴイ。ほら、カワイイと迫力が薄れるとかあるじゃない。本作はそんなことがない。

そして2巻のヒキがまた素晴らしい。ヒキがかっこいいのは連続活劇の基本です。それにきっちり乗っかっております。3巻も楽しみにせざるを得ない。未読のあなたは1巻から買わざるを得ない。






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2016年12月14日

日々我人間 桜 玉吉 (文藝春秋)


久々新刊。NOTコミックビームだとさらに久しぶり。「週刊文春」で毎週描いてた変則版型の1話1Pのエッセイコミック。

前作「漫喫漫玉日記 深夜便」から引き続き漫画喫茶生活編からはじまって後半は伊豆の別荘の虫たちとの共同生活編となる。なんていうかどんどん雲間から陽が射して陽気になっていく天気のように読んでいてとっても気持ちが良かった。自然は人を癒やすってベタなことを思うくらいに前作の偏執的なところがどんどん薄れている。でも、おもしろさは変わらない。むしろキレがましていく。マンガを通してですけど知っている人がどんどん元気になられていく感じはとっても気持ちがいい。

また、伊豆編での思い立ったが吉日とばかりの衝動的な行動がまたいいんだ。明け方自転車で海までいって浜辺で海をみながらコンビニで買ったうどんを食べるとかさ。理想的な生活でございますよ。実際この生活はちょっとキツイかもしれないけど。

単行本がでたのが3年だったのでまた3年待ちます。あと、変則版型だからKindleなんかだと非常に読みにくいみたい。紙の本で正解だったぜ。





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2016年12月13日

げんしけん 二代目の十二(21)<完> 木尾 士目 (講談社アフタヌーンKC)


すばらしい大団円。終わってしまえばミスターげんしけんこと斑目さんのオタクラブストーリーにはじまりおわるということになりましたが、それぞれのキャラにもそれなりの着地点を用意してオールスターキャストでもっての大団円となりました。それがとてもめでたい。

「萌えの方を信じたい」

これは漫画史上に残る名言。オタクの恋愛観を的確に表現してるね。

しかし斑目さんのようなこじらせてるのは全員が全員全力で応援してはじめて成功するんだなあ。そういうところにも感動したよ。人と人との結びつきは大事やねえ。

これで「Spotted Flowers」とは完全にちがうパラレル世界を彼らは歩み出すことになったのだろうなと。じゃあ、Spottedのほうはどうやってあのふたりは夫婦になったのかということも描いてもらえるとありがたいなとも思った。あと矢島さんも本当に幸せになってほしい。あの世界で1番硬派で男らしいのが矢島さんだったよな。


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2016年12月12日

ギャラリーフェイク 33 細野不二彦 (小学館 ビッグコミックス)


読み切りなどで1冊分たまったから出しました的な11年ぶりの続刊。
クオリティの高さに改めて舌をまく。これを毎週描いていたんだからなあ。週刊連載のときとちがいテンプレなネタが皆無で毎話趣向をこらした展開で読み応えがあり、なにより、ちょっとメンバーが年齢を重ねてるところがおもしろいね。
リアルタイムで彼らもまた世界の何処かで活躍中ということで。311の地震やスマホアプリネタなどアップデートなネタも新鮮であるし。
よくある懐かしキャラ復活マンガの同窓会臭は皆無。現役でずっと突っ走っておられるからなあ。さすがの1冊。






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2016年12月11日

動物たち panpanya (白泉社)


最新刊は非常にいい塩梅だと思った。説明が難しいかもしれないけど、逆柱いみり氏やkshmir氏(の「てるみな」)、 粟岳高弘氏や、広義では「孤独のグルメ」もそういった趣はあるけど、街を徘徊する系のマンガのひとつだよなと思うんですが、今回、不思議要素の控え具合がとってもいい塩梅。ハマってる感じ。

主人公の話に妙な連続性があり、引っ越して新しいところに住んでおかしな住人や知り合いができてってどんどん広がっていく。その中で現実と地続きでありながらもありそうでない「不思議」があるみたいな。たとえば「訳なし物件」とかいいよな。意味もなく天井に突起があったりするの。怖くもないし不気味さもないけど変な感じはある。
最後2編「正直者の傘」「グラスホッパーアドベンチャー」はまったくエッセイの領域でありながらもPanpanyaワールドとしかいいようのない感触があってとってもいい。
ということでおれ的には最高傑作キタコレ状態。


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2016年12月10日

オークは望まない 島崎無印 (KADOKAWAジーンピクシブシリーズ)


1冊完結。オークと炎使いの魔法少女との逃避行。ほのぼの系の話かと思ったらずっと展開していったのが意外。
シンプルなキャラクタ配列やストーリーながら土台がしっかりしており最後まで読ませる。もうちょっと各キャラ掘り下げる余地もあったし、さまざまな設定をかませる余地もあったような気もするけど、思い切りよく省いたことによってできたまとまりは悪くはなかったです。

[オークは望まない - 無料マンガサイト pixivコミック]

無料で全話読めそうですね。


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2016年12月08日

背すじをピン!と~鹿高競技ダンス部へようこそ~ 8 横田 卓馬 (集英社ジャンプコミックス)


高校の競技ダンス部の話。競技なのでスポ根ものです。しばらく試合です。そりゃあ盛り上がるわな。
「この話三分くらいで読んじゃった!」「描く方はめっちゃ大変だよ」
っておまけカットにあった。8巻のクライマックスで、たぶん、本作においてもかなり大きなクライマックスになる回のあとの作者と主人公とのやりとり。
105%の法則って思いついた。実力の105%のチカラをふり絞りマンガを描いてると20巻でレベルが倍になる。そういうマンガは読むと疲れるからわかる。そのデンでいうと作は120%だよなあ。読後すごく疲れる。
また、「登場人物みんないいやつ」パターンのものなのでさらに疲れる。なぜかというとそれぞれのモチベーションをぎっちり描いているわけですから。そういったエピソードの挿入に関してもかなり上手になられている。だから心地よい疲労ってやつよ。
「すごい絵だろう!」ってアピールはどこまで進化し続いていくのだろうか。
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2016年12月07日

ファイアパンチ 3 藤本 タツキ( 集英社 ジャンプコミックス)


もともとが極端にチートな主人公。死なないし全身火だるま状態で触ったら相手が燃え尽きるまで火が消えない。直接攻撃したら無敵で直接攻撃されたら自滅。鬼ごっこの鬼だよ。タッチで終わる。だから主人公はピンチに陥らない。苦痛はずっとあるが。だから、どうやって敵がやっつけられるかしかない。3巻ではその残りのバリエーションを尽くした活躍集であり同時進行で話も一区切りつく。2巻の超展開から真逆に位置する主人公がバトるという超王道に見事にカジを切り替えたね。魔法のようじゃ。続いては「頗章(はしょう)」だそうで。頗の意味を調べたら極端に偏ってるそうで。もう本作は偏りまくってるのにさらに偏るのかと思ったり。うんまあこの先も期待だけど、ここまででも十二分に楽しかった。最高最高。


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2016年12月06日

外れたみんなの頭のネジ(1) 洋介犬 (泰文堂 アース・スターコミックス)


最初は「不安の種」みたいな読み切りショートホラーかと思っていた。あるいはホラー版アラビアンナイト(素直に百物語っていったほうがいいか)。頭がおかしい近隣の住人がいるというJKの観察日記的な、やっぱり本当にコワイのは「人間」にある(自分にも他人にも)って感じかと思いきや途中から話が転がりはじめる。「ツイン・ピークス」よろしく、この街がガイキチばかりになったのには理由があると。
この先どうなるのかわからないけど、この気持ち悪い世界が気持ちいいあたりはさすがだ。







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2016年12月05日

17歳のチズ 上 佐藤 智一 (小学館 ビッグコミックス)


佐藤智一さんの新作は上下巻で、内容は佐藤版「ちづかマップ+イリヤッド」。
東京を舞台に各地の古地図と古文書を駆使して謎を解いていく話。主人公は田舎っぺのJK。古本屋の祖父が、実写ドラマ化なんてことがあったときのためにもうオファー出しておけばいいんじゃないかってくらい泉谷しげるさんそのままのキャラ。主人公の方は誰でもいい感じではあるけど。
ベテランの超手堅い仕事ながらも上記のプラス「ヤングジャンプ」で連載していたデビュー作「ただいま!」やドラマ化もした代表作「ゴーストママ捜査線」的なアットホーム描写も健在です。
みればみるほど佐藤氏の絵って以前も以後もないワン・アンド・オンリーだよなあと感心。当時も今も古くもないし新しくもない。スゴイことだよ。






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2016年12月04日

誰が賢者を殺したか? 1巻 三雲 ネリ (集英社 ジャンプコミックス)


近未来。DNAデバイスによりARと現実の境目がなくなった世界。「魔王」が現れる。「勇者一行」がそれを退治する。そのメンバーのひとり賢者が殺される。犯人は同じパーティーの盗賊で日本人の大学生。殺された賢者の娘とFBIが彼に接触する、なんて感じで物語ははじまる、あまり無理なく魔法が使える異世界じゃない「この」世界でのミステリー。少年ジャンプ連載GPでダントツの1位だったそうです。この設定は抜群。盗賊が「目」を盗むと現実の人間も視界がなくなるよ。これって魔法だよな。

ところが内容は今のところ芯を食ってない感じ。作画原作ともにディティールが弱い気がする。物語に入り込むにはちょっと無理があるかなーって。全てにおいて「薄い」んだよね。作画も原作も。エロゲーのような人がそこに暮らせない背景描画、男女の区別がつきにくく感情移入しにくいキャラ。原作も超法規的な展開が多い気が。「こめけえことはいいんだよ」の精神がすぎるというか。2巻以降の巻き返しに期待。この世界観はもっとおもしろくできると思うのだけどな。


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