2017年11月01日

妻に恋する66の方法(3) 福満 しげゆき(講談社イブニングKC)

妻に恋する66の方法(3) (イブニングKC)
Posted with Amakuri at 2017.10.27
福満 しげゆき
講談社

いつもの妻エッセイコミック。でも、3巻は2人のお子様がとっても可愛かったな。表紙にもなるわけだ。
ディズニーランドと、テレビでこの本が取り上げられたときの上の子のリアクションがとても良かった。
あと絵としてはだいぶ脂がぬけてきているけど、これまでは描かなかった、入浴シーンや背中のヌードなんかもあるなあ。これは話に必要なところではあるんだけどちょっと度肝を抜かれた。妻のセクシー路線はうっすら避けててそれがまたかえってよかったんだけど今あらためてドーンとくる
あと九州出身の妻の人が「アベックラーメン」の話をしていて、こんな長いことつきあっているのにまだ知らない単語を話すことがあるってのに感じ入る話も好きね。うちとこそれは「しるこサンド」かな


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2017年10月31日

BOX~箱の中に何かいる~(3)<完> 諸星 大二郎(講談社モーニング KC)


完結。本作は週刊少年ジャンプで描かれていたころのように「少年向け」ってオモムキではありますね。昔の言葉になりますけどジュヴナイル。
諸星流の閉じ込められた空間からの脱出劇。もはや流行りじゃないところがまたなんか「らしい」。
毎回毎回たのしいパズルを盛り込んで、謎が謎を呼びつつも王道展開でアクションありドタバタありラブコメありでクライマックスらしいクライマックスとキレイな着地点。実写でも2時間くらいでうまくまとめられるような「手頃」感。
まあ、円熟の境地に達した味わいを堪能させていただきました。


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2017年10月30日

上野さんは不器用 3 tugeneko(白泉社ヤングアニマルコミックス)


3巻。
天才少女上野さんが作った超発明品を同じ科学部の後輩くんを自分のトリコにするためだけに使おうとして失敗してえらい目に遭うという、ラブコメなんだかエロコメなんだか。
主人公ドラえもんとのび太を兼任してるよね。

空気中にイスを作り出すという発明で彼の頭の上に座りおもむろにそのまま落ちて彼に自分のヒップアタックを御見舞してやろう作戦は地べたに尻を強打しまくった挙句に最後に「怪我しますよ」とお姫様抱っこされるという話からはじまってるのに最後は手を「恋人繋ぎ」するのにテレるってあたりの上野さんはやっぱり最高すぎますね。

ということでラブコメの伝統の男が鈍いってのも昨今じゃ珍しくなってきたような気もしますが本作、蓄積により、すべてが上野さんの策略と気がついたとき田中(田中って名前なの)はどうなるのか。いっきに上野さんにお熱になるのか、「キモ」ってなるのか。どっちでもいいけど、マンガ内ではそこまで描かないだろうなきっと。

キャラがまた3人増えてきた。キャラはでもあくまでゲストであり賑やかしだわな。細かく活かしてはいますけど。巻ごとにキャラが増えているので4巻は4人いるんだな。


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2017年10月29日

少女マンガはお嫌いですか?(1) 森田 羊(講談社 BE LOVE KC)


少女マンガ誌の編集。現役JKの天才漫画家の担当になる。しかし、天才で看板なので無理難題を押し付ける。で、「大人の恋愛漫画を描きたいから」って理由でえーと、綾野剛氏に似てなくもない薬剤師とエッチしてこいといわれる。それではじまるロマンス。

社会現象にまでなった「逃げるは恥だが役に立つ」(Google日本語入力で「にげるは」で変更候補が出る)なんかもそんな感じだったし、昨日取り上げた「一度セックスするまで死ねない」もそう。あと、男向けもそうだけど、最初の設定ありきで、なおかつ、少女マン家系はもっとあからさまに実写ドラマで応用できそうな設定ではあるよなあと思った。
本作が実写ドラマ化してる感じは手に取るようにわかるもの。それこそさっき綾野剛氏って書いたけど、星野源氏と新垣結衣氏の「逃げ恥」カップルでも成立しそうな感じやで(ちょっとちがうか)。

まあそれでいい感じでどんどん進行していくわけだ。面白おかしい感じとちょっとエッチな感じのさじ加減は本当ドラマ向けやなあ。
JKの小悪魔向けさと旬の主演女優が誰でも演れそうなちょうどいい感じの主人公、あと、ちょいとシニカルな天パーイケメンと、まあいい感じのドタバタで展開していきます。

後半の主人公とイケメンが擬似恋愛として共闘する感じと、JKのいじわるっぷりと、1巻ラスト3pの予想の付かない展開は良かったです。2巻たのしみ。


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2017年10月28日

一度セックスするまで死ねない! 1 深海 魚(小学館フラワーコミックスアルファ)


死にかけて28歳彼氏いない歴年齢の自分の心残りは「セックスしたい」に気がついて、手当たり次第になった挙句にイケメン上司に「おれをその気にしたらしてあげる」と持ちかけられてはじまるロマンスね。
非モテのリケジョだからってネットなんかのハウトゥものを真に受けて「視覚刺激」とばかりに脚を出してみたり、胸につめものいれてみたり、「ヒント」ってキスしてもらったら答えはキスねとばかりグロスで唇をぬらぬらにしてみたり哺乳瓶を渡して口唇期の幼児プレイがしたいのねとか明後日の方向に暴走するのをアハハとみる構造。

逆もまた真なりだけど、主人公の暴走を受け止めつつ愛を育むイケメンがやっぱりイケメン過ぎるようなきがするんだよね。まあ、そういうものか。

次も楽しみです。ってか、もうほぼほぼセックスしかけてるんだけどな。


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2017年10月27日

ロマンス暴風域 鳥飼 茜 扶桑社

ロマンス暴風域
Posted with Amakuri at 2017.10.27
鳥飼 茜
扶桑社

ドエグいマンガだなあ。なんとなくそうじゃないかなと思っていたのだけど。予想以上に行き止まり感ある。
高校の美術講師の男。風俗であった女性に一目惚れ。美術をやや目指していた彼女もころっといかれる。でも、彼女は人妻。なのに風俗も彼との逢瀬も辞めない。そしてどっちもハマっていくという。
なにがどう転んでもバッドエンドに向かってアクセルベタ踏みの話。

ただ、しびれるくらいいいシーンがあった。なぜか主人公の実家にふたりいくんだよね。で、恋人として紹介する。そのあとロクな思い出のなかった高校に忍び込んで始める。「これまでの嫌なこと全部仕返ししよう」って。なんかそこでちょっと、こういうのしたかったなあ。って。
そこでダンナから電話がかかってきたりね。離婚はしない。風俗は辞めない。そしてこの関係は続けるだって。そいであの苦いオチか。

Amazonのレビューにあったな。女性に感情移入されない女性を描いているって。でも、あちこちにゴロゴロいそうなリアリティはある。それは男もそうだな。つまりどうしようもない誰からも祝福されないタイプのふたりを描いているんだなと。
するってえとタイトルが秀逸ね。2ch用語でいうところの「ラリる」。そうなってるふたりを描いているわなあ。まわりを引っ張り回すって意味での暴風域。ふたりのあいだにも暴風域。まあ、迷惑な話だよなあと、上記の高校に忍び込むくだり以外は淡々と冷静にみておりました。

なんか苦いわ。で、つづきはどうなるのこれ。いちおう話のカタはついているんだけどな。


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2017年10月26日

隠れオタクの恋愛戦略(1) 大場 玲耶(講談社 KCデラックス 月刊少年マガジン)


隠れオタク同士の男女。男性はなんとかさりげなくオタクだって彼女にアピールしたい。女性はオタクがバレると絶対にひかれると思うから必死で隠す。そういうカップルのアンジャッシュ的なすれちがいラブコメ。
本作、最大の特徴はオタク方面がすべて実在するもの。「まどか☆マギカ」だの「FF零式」だの。「ハイスコアガール」みたいな迂闊なことはなくてちゃんと各方面に許可を取ってる模様。
ただまあ実在しててもなんちゃってでもこういうネタって難しいなということが確認できるにとどまる。
本格的に知っている人にはたのしいんだろうけど、おれはFFとかニコ生とかそういう文化はさっぱりわからないので、それが「おもしろい」のかどうか理解できない。これは架空のオタク作品をそれっぽい作品のあるあるとして公約数でざっくり描いて展開するのにくらべてのアドバンテージがあまりない。ここはせっかくなんだし死ぬ気でがんばってほしいところだけど、これがくわしくなったりその守備範囲を広げたり掘るほど「そんなアホみたいに守備範囲が広くて博覧強記のオタクってイマドキいねえだろ」って気もしてくるから難しいわな。実在の作品を使ってるのにリアリティがなくなるって無意味だしな。

話自身はオタクあるあるのいいところをついていると思うんだよな。コミックのショップ特典ペーパーをさりげなく落として自分がオタクであり、彼女と共有できるんじゃないかってさりげなくみせようとしたら同じクラスのニワカオタクやろうにみつかって捨てる羽目になるとか。

絵は的確だと思うけど、女性が描く少年誌のラブコメ特有の妙な清潔感があるなと。なんだろうねこの感じ。致命的な弱点ではないんだけど、どっちもすごく「きれい」に描かれている。
いろいろなところに可能性を感じるので2巻まで期待してみます。


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2017年10月25日

レイリ 第4巻 室井大資 岩明均(秋田書店 少年チャンピオン・コミックスエクストラ)


やっぱりおもしろい。
戦国時代。実名の歴史上の人物がバンバン出ている中レイリというめっぽう剣の腕が立つ少女が活躍する。
なんと4巻サラリとネタバレするけど徳川家康と話してますよ。
岩明均氏のマンガの最大のポイントっていうとわりと意見が別れるところがあると思うんだけど、「岩明マンガ全部」ってつけると実はグググとフォーカスが絞られてくる。
それは、表情だけ置いてあるコマがあること。

4巻。武田家に捨てられた高天神の立てこもり。レイリの命の恩人が指揮を取っている。レイリはすべての命に背いてそこに向かう。もともと死ぬことに恐れがないし、いままでやっていた「それ」も恩人のためにやっていたことだから。
だから向かう。そこに、唯一くらいレイリより剣が立ち、なおかつ恩人から離れてたときレイリの面倒をみていた男が立ちはだかる。
「主命に背けば死罪」
「じゃあ切れば」
と、レイリは男の横を通り過ぎていく。男はそのまま行かせる。
以降17コマ一切の台詞がない。そしてレイリの表情、男の表情ですべてを語る。
こういうシーンに感動を持ってくる。表情だけのコマで感動を喚起する。まあ、凡百のマンガ家がおいそれとできる技じゃないわな。

ところが作画の室井大資氏は100%をこえて応えてる。このガチンコがあとからわーっと効いてくる。

台詞もモノローグもない状態、表情だけでなにを考えてるどうしたいってのが見て取れないとわからないんだよ。それをあらゆるキャラでガッチリやっている。くわえて、悪人を描かせると室井氏はたぶん岩明氏を越えている。悪い顔の「引き出し」が多いんだよね。
本作、徳川家康、織田信長、どちらも悪役なんだよね。食えない家康、ラスボスとしての風格十分の織田信長。どちらもとってもいい「キャラ」だ。

恩人とのやりとりは最高だったな。号泣。


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2017年10月24日

かぐや様は告らせたい 7 ~天才たちの恋愛頭脳戦~ 赤坂 アカ(集英社 ヤングジャンプコミックス)


1回軽くさーっと読んだら、新キャラでてくるわ、かぐや様、わりと行動がワンパターンになったわで、ムー?って思ったけど読み直すとやっぱりいいね。クオリティ高いままでしたよ。
ただ、7巻の主役は新キャラですね。解散した生徒会をもう1回選挙するということでそれがメインでしたがその対抗馬に1年生女子。それが新キャラですよ。7巻表紙でもありますね。
この子と主人公の討論が7巻のメインでな。しかし、シリアスパートがすばらしくうまい。5巻6巻ではなかったギャグ混じりでありながらもきちんと読ませるし泣かせる。

そして「古見さんはコミュ症」でも書いたけど、ラブコメにおける主人公はスゴイやつ説。本作の白銀御行は超人レベル。7巻では上記の新キャラ相手にすごいところを見せつけてました。その分、ヒーロー・ヒロインのラブラブはあまりなかったような気がしましたけど。

あと、編集がまたいい仕事した。今回生徒会が舞台がなかったのでヒロインはお手伝いさん兼同級生兼親友の早坂さんとからむことがおおかったのですが彼女相手に怒る時のフォントがまたいい。一部藤原さんとかも使ってますし、前も使っていたんでしょうけど、後半の「だれが妻よもう!!」では最高に活きていた。

アニメ化の報告しろよそろそろ。絶対に動いてるだろ。



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2017年10月23日

古見さんは、コミュ症です。 6 オダ トモヒト(小学館 少年サンデーコミックス)


オー!6巻にしてかなりベテランの風格が出はじめてきたな。安定安心の1冊になっている。

古見さんという超人なのにコミュ症。だけど超人故にまわりはヘンにお察しするからコミュ症のままのコと愉快な仲間たちの話。

古見さんがヒロインとして堂々と立ちつつまわりの女性キャラ(まあ男性キャラも)もきちんと活かすという。とくに帯にもあった、各キャラが恋人だったらと非モテ3人衆が繰り広げる各キャラの妄想話は素晴らしかった。そうかおのおののキャラはけっこういいポテンシャルを秘めているのか。

と、ここで、同時期に読んだ「かぐや様は告らせたい」の7巻でも思ったので同じことをそっちでも書くけどさ、ラブコメの主人公が主人公たる所以だよね。
6巻で主人公がひと皮むけそうになっている。
「ゆらぎ荘の幽奈さん」がエロくてダメだって問題になったときにKindle限定無料の1巻を読んだところ、主人公がすばらしくナイスガイで、なるほど、エロコメやラブコメは主人公が「彼がモテるのはしょうがない」と男性読者に思わせなければならないというハードルを乗り越えているのですよ。

本作の主人公只野くんはその点全てに対して「平均点」という男なんですよね。勉強も体育も容姿も身体測定の数値も平均点。ところが、主人公の古見さんの考えていることや、ほかのコミュ症の考えていることがぱっと分かる。「お察し」力が尋常じゃない。
だから、6巻で初登場のヤンキーっぽい風体だけど古見さんばりのコミュ症の男をいともかんたんに手玉に取るわけです。本人はそういうつもりはないんでしょうが。

古見さんほか女子キャラもすげえよかったのですが、とりわけ主人公の活躍が目立つし、ああこいつはこのままなんやかやありつつも古見さんと結婚してしまうし、それはまあしょうがないよなあって思わせるものが見えてきたな。
よし、結婚はおれは許す。

あとそろそろまた古見さんに喋らせようよ。1巻1話以来あまり饒舌に話ししてないじゃん。



posted by すけきょう at 19:34| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする