2017年08月31日

先輩! 今から告ります!(1) 慎本 真 (講談社 KCデラックス なかよし)


上のガキからおもしろいよとおすすめしてもらったもの。
オビに「恋愛ゾンビのキュンと涙のラブコメディ」と。恋愛ゾンビとな。
「いい女は絶対にフラレない」という母親の教えを遵守してる主人公。で、まわりに告れっていわれたイケメン先輩に告るも玉砕する。でもあきらめないからノーカンって。
そうやって毎回告白してはNOといわれつつもゾンビのように体当りするという図式。ラブレターを書いたら読まずに捨てられるので、校庭にラインマーカーでデカデカと描いたり。
主人公のキャラが新鮮。ほどよくアホウで適度にラブコメヒロインになるバランス。イケメンはもうすっきりといじわる系のイケメンだけど。

テンポがよくて小道具やギャグが気がきいててなるほど少女漫画のラブコメ最前線はこういうことになっているのかと参考になりました。これは王道ってことでいいんだよな。


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2017年08月30日

バババババディ!! 1 TALI(新潮社 BUNCH COMICS)


合法殺人が許されている世界。それによって賞金稼ぎとして生計を立てることが可能になってる。
ゲス教師がアホ高校のレベルに辟易してこっそり転職目当てにライセンスをとろうとしていたら、担任のクラスの弱そうだからっていつもいじめてた生徒がライセンス保持者でエース級の殺人者だったとわかる。
それで「バイオレンスアクション」、同名タイトルでもいいし、バイオレンスなアクションって感じかと思いきや、1巻ではそこまでたどり着かないし、そもそもそんな感じじゃなかったみたい。
ひたすら小心者でゲスだけどすんでのところで良心が働く先生と、普段は寝ぼけ少年が殺人業のときは冷酷に任務を遂行するってののコンビのかけあい(プチBL風味)がおもしろいギャグマンガなスタンス。
このかけあいと教師の逆ギレの突き抜け具合が予想とちがったところでのおもしろさを醸し出している。
絵も苦手分野をいろいろなところ相当頑張ってるのがわかるわ。車とか破壊シーンとかあんまり好きじゃないしこれまで描いてないんじゃないか。というか女性を描くのもあまり得意じゃなさそうな。でも、そういう重箱の隅が気にならない全体的なおもしろさはあるね。


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2017年08月29日

貞操逆転世界 1 万太郎, 天原(キルタイムコミュニケーション ヴァルキリーコミックス)

貞操逆転世界 1 (ヴァルキリーコミックス)
Posted with Amakuri at 2017.8.18
万太郎, 天原
キルタイムコミュニケーション

あまり期待してなかったけど素晴らしいなこれは。
天原氏の作品で成年コミックにもなった「貞操逆転世界」。男女の貞操観念が逆転している世界。女がいつもやりたがってがっついていて男はイヤーンって感じ。そこにココと同じメンタルの男がきたので、やりまくるという話。
これが女だったらどうなるかってのが本編。
たとえばビルにある巨大な看板が水着美女じゃなくてモッコリイケメンがビールを飲んでいるとか。
男は何回もできないから1回を大事にするために貞操が強くなったとか。
わかると思うけど、あんまりエロくはならないわけよ。だって処女が価値のない世界にきたわけでね。こっちでいう童貞がひとり増えてもね。
成年コミック版とちがい「ノルマ」シーンが要らない分、小ネタが満載で、これが笑えもするし、「ここ」の世界のいびつさも感じられるという構造。

テレビではおっぱい丸出しの女芸人が活躍してるけど、上記のもっこりイケメンのビールのCMだと乳首に星のシールが貼ってある。この差ってつまりエロいかどうかってことなんだよね。そう考えると非常におもしろい。
そいでおっぱいに価値はないけど、腹筋には価値があるの。だから、マッチョアピールするのにアスリート女子はトップレスになったりするって世界。

非常におもしろいのは、エロエロ友達(JKね)にエロ本を貸してもらう主人公。これがエロくてマスターベーションをしたくなるってシーンが非常に興味深い。
元の世界で男向けのエロマンガを読んだときはまったくそんな感じは持たんかった。ああエロ本だなって。でも、女性向けに本気にエロくさせようと思ってこっちの男性向けに描かれたようなノウハウを投入すると女性もマスターベーションをしたくなるようなエロマンガになるという。レディースコミックのもうちょっとリミッター解除したものかもしれないな。これはちょっと読んでみたいと思ったり。

でもって、はじめてのときに男を萎えさせないように処女膜を破るのは当然のこと(チンポの皮をセルフでむくみたいなもんかね)だし、それ用のモノ「パートナー」がドンキのようなところにコーナーとして置いてある。ナスとかキューリとかチューペットとかぷっちょとかで。
これが滑稽にみえるってのは逆を返して「ここ」をそんな目で女性がみているってことだしな。

あとまた元の世界のテンションでいる主人公は同級生のエロエロに耐えられないので、外でひとりで遊んだりすることが増えて、それで却ってモテるって現象もおもしろいな。

じぇんだーの人とかこれを読んだらどう思うかちょっと知りたいけど、もめたり炎上したらめんどくさいのでバレませんように。


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2017年08月28日

ダンジョン飯 5巻 九井 諒子(KADOKAWA ハルタコミックス)


おもしろい。おもしろいけど「ダンジョン飯」じゃなくなったな。いっさいのフォーマットが変わったね。興味深い。
1巻はグルメマンガの極北というテイで発売されて、本書に端を発し、異世界の人が食事する的なマンガが春先の田んぼのカエルくらいゲコゲコとかしましい昨今になっていて、そろそろその流れも終わりそうになってきて、本書のフォーマットが変わるわけだよ。
毎回、モンスターを調理するってこともなくなる。すでに3巻くらいからキャラクターにフォーカスを絞り、徐々に「食」ってことをぼやかしていく。そりゃあそうだよな。「食べる」ことは副次的なことで、目的は主人公の妹救出だったんだから。
4巻にしてそこのところは一気にクライマックスとなり、そして5巻という。
これがクライマックスから畳み掛けるように怒涛の展開で、なおかつ怒涛の複雑さが解禁されてしまって、九井氏の「本気」がドバーっと出てきてそれがなんだか怖かった。でも、おもしろい。

・そう、もともとその気やパーツはあちこちに振りまかれていたんだよ。それが5巻にしてかなりハードなダンジョン冒険譚になる。1巻1話でこの境地に立っているとは作者も編集も考えてなかったろうな。

・そういった意味じゃ唸る出来栄え。お好み焼きの材料しかないのに鍋料理が出てきたみたいな。

・ただ複雑になったなあ。

・あとダンジョンが大きな生き物で飯は冒険者だったとかそういうオチだったりする?




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2017年08月27日

ソウナンですか?(1) さがら 梨々(講談社 ヤンマガKCスペシャル)


JK4人が遭難して無人島にたどり着く。1人がサバイバルのプロだったので無人島での生活が始まるのでした。
原作が「山賊ダイアリー」の方なのでかなりあちこちがリアルなサバイバルで、たとえば、服にくるんでトビウオをすりつぶしてその体液を飲むことで乾きを凌ぐとかそういうの。それをみて3人が「うぇー」って。そいでそのあとその服をまた着て「着るんかい!」ってツッコミ。あと、海のシーンで下着姿などのサービスショット。そういう構造。
JKがセミのクビをもいでチュッチュと中身をすすってるのは本書でしかみることができないだろうなあ。

で、ポイントは残りの3人が今のところモブっぽいところかしら。描き分けはできてるのでどっちかというとキャラで立たせることができてない原作の責任かなと。

全体的にはギャグテイストなので楽しく1巻は読むことができました。


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2017年08月26日

となりのバカと続く嘘 あむぱか (竹書房バンブーコミックス)


毎日1回異性の唾液を摂取しないと死ぬ病気になったと嘘をついて毎日幼馴染にチューしてもらってるJKの話。
すごい設定だなあと。この一発設定でなおかつ1巻分もたせたのでかなりがんばられたのではないかと。
終始ドタバタで進んでいて、後半もドタバタのテンポを変えずに最後まで楽しく読むことができてよかったわ。

しかし、このJKのフェチっぽさがマジっぽいので作者は「こういうヒトなのか」と思ったりな。よくある男性向けの成年コミックで好きな人の服の臭いをかいでいるうちに欲情するってシーンがやたらと多いんだよな。こういうのマジなのかねーっと思ったり。本書は女性向けの全年齢向けだけどさ。
最初のほうにある、彼氏も嘘だってわかってるからよだれで口の中をぐじゅぐじゅにしてそれを流し込んだら美味しそうに飲み干してドン引きするってエピソードがなんかスゴイ。



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2017年08月25日

羊竜飼いのケモノ事情 1 うかんむり(徳間書店 リュウコミックス)


今月の問題作ってか。
羊みたいにもふもふの竜と少年の旅の話。
かなり性的な竜でなめらかな毛皮は金持ちのあいだでは「羊竜の生布団」なんていわれて珍重されてるそうで、なおかつ、具体的に性行為も可能。四足で少年より背が高いので大きめの馬みたいな感じっすかね。脚は短いけど。
そいでそれを狙うスカンクの姉御と豚の家来っていわゆるタイムボカンシリーズの三悪っぽいのがあちこちに見え隠れするという。そして捕まえようとしてエロい目に遭わせたり遭わせられたりと、性的性的で進行していくわけです。
羊竜じゃなかったら普通のエロコメではあるんだよね。これが少年だけ人間であとみんな人間じゃないモノで展開していく。で、だいたいケモノのもふもふ&羞恥顔でいやーんな感じになっているので無垢な少年に読ませるとすごく毒です。性癖が歪みます。そんなパワーは感じられます。ということなので熟練のケモナー以外は注意されたし。


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2017年08月24日

和泉さんはわりと魔女1 雪白いち (マッグガーデン マッグガーデンコミックス Beat'sシリーズ)


同級生(和泉さん)が魔女に育てられたけどその魔女が死んだので「宝物返し」の仕事をするのを手伝わされるという難儀な目に遭う男子高校生の話。1話完結。
魔女の宅急便に代表される架空の国ではなくて日本。でも、魔女のシステムみたいのは魔女の宅急便的かな。
和泉さんが天然系、えーと、誰に例えるといいのかね、「涼宮ハルヒの憂鬱」でいうと長門さんで、「新世紀エヴァンゲリオン」でいうと綾波レイさんみたいな物静かでちょっとピントがずれてる感じで、それに惚れてるツッコミの役目の同級生少年。このやりとりがいいですね。いいラブコメにも漫才にもなっているんですよ。

ちょっと後味の悪い「お仕事」のあとに気晴らしについカラオケに誘ってしまった少年。こんな浮世離れしてた魔女子さんがカラオケ行くわけねえか、っと思ったら予想外についてきてカラオケデートになるエピソードがなんだか新鮮でよかったですわ。

某日清のカップヌードルのCMの魔女の宅急便が現代に現るみたいなやつよりこっちのほうがええ感じです。



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2017年08月23日

早乙女選手、ひたかくす 3 水口 尚樹(小学館 ビッグコミックス)


ボクシング部のスーパールーキーとして君臨する早乙女選手がペーペーのダメボクシング部員に恋して告白するところが1巻1話ではじまってそいで以後コーチお墨付きだけど他言無用でラブラブとボクシング部ライフを両立する話。
3巻は、早乙女選手の特殊なフェチ心を刺激する身体描写(とくに腹筋)が少ないような気がして残念です。そのことで意外とおれには重要だったんだなと再発見するくらい。
あと「サトシング」のような予想もしなかったギャグもなかったです。サトシングはインパクトあったなあ。
恋の鞘当てだった「お姉さん」もお姉さんとして早々にフェイドアウトしていったし、本格的ラブゲーム的なラブコメにはならないような体育会系カップルだしなあ。いざそうなると早乙女選手は黙ってハラハラと泣くだけだろうし。
なんか「コレがいい!」ってポイントが薄い巻でした。
4巻はスポーツマンガ的に燃えそうだけどな。インターハイがはじまるし。
あ、ヤンジャンでラブコメからはじまったのに結局本格ボクシングマンガになったのなかったっけ?それをちょっと思い出した。沖田くん的なタイトルの。


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2017年08月22日

ロッタレイン 1 松本 剛(小学館ビッグコミックススペシャル)


松本剛氏の新刊だ。しかも3ヶ月連続刊行だってすばらしいことだ。
離婚した父親の家にやっかいになることになった主人公。血のつながっていない中学生の娘に心を惹かれつつかなりの年齢差に自己嫌悪。そうこうしているあいだに複雑なことになる。
相変わらずのテンポとムード。この静かにスーッと進行するのはやっぱりハマる。
でも、やっぱり、この話には暗雲しか立ち込めていないのも逆の意味でハマる。おれはバッド・エンドは今あまりみたくないんだよね。

それで心配なのがオビコメントの新海誠先生っすよ。もう世界のシンカイなんだからさ。こういう方面の次回作は止めたほうがええで。新海誠氏が松本剛氏を好きってのはうれしいし超納得なんだけどさ。


posted by すけきょう at 15:23| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする